- Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101444284
感想・レビュー・書評
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「楽毅」の2冊目。
楽毅の中山国は、大国に囲まれた小国だが、趙に攻められて、国土の大半を失ってしまった。
今後の展開が楽しみである。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
滅亡に向かう中山国の中で、楽毅は何を考え行動したのか?
葛藤と決断がこの巻のテーマだと感じました。最後の章の郭隗の章も面白いです。
印象的な文章
・孤独をつらぬくには勇気が要る。まったく援助を得られていない立場に身を置いてみて、はじめて自己と他者というものがわかる。自分で考え、自分で決断し、自分で実行する。これほど勇気を必要とすることはない。
・こころざしが高い者は、それだけ困難が多く苦悩が深いということだ。人が戦うということは、おのれと戦うということであり、勝つということは、おのれに剋つということにほかならない。 -
趙との戦いで、軍師としての頭角を表していた楽毅は、ついに、その名が知れることとなる。さまざまな戦いで戦果を得るが、それとは逆に、中山は王の愚策で衰えてくる。
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楽毅二
210615読了。
今年32冊目今月3冊目。
#読了
#楽毅二
#宮城谷昌光
上司、自分、部下の関係性について考えさせられる。
本質の認識不足の上司に対しての進言は理解されないだけでなく不信を買う。
部下には丁寧であることは正義だが、親切は思考停止を生む。
→すぐに答えくれくれくんに見えるのは、意欲ではなくて成長の放棄だよね。
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中国戦国時代、楽毅の活躍を描いた物語の第2巻。祖国である中山は隣国の侵略でどうにもボロボロな状態になってしまいます。その中で知恵をめぐらせてもがく人々の姿が描かれます。
第2巻は序盤からハイペースでストーリーが進んでいき、物語に没入しているうちに読み切れました。面白いです。
楽毅や、楽毅が仕える中山王、敵方の武霊王など、様々な人物の姿が描かれ、同時にその人物の限界までも描かれることで、王やそれを支える宰相がどうあるべきか、という姿が示されます。
なお、結構大事な局面がサラッと1行で書かれていて、このシーンが読めたら読み応えあるだろうなぁと思ったのですが、本著が書きたいのはあくまで主人公である楽毅なのだということが伝わってくるようです。
しかし、過去の英雄たちが命を賭して政治に臨んでいたことを感じた第2巻でした。 -
痛快な脱出劇とアホな上司、vol2 はそんな感じ。 -
【作品紹介】
祖国中山は自分にとって小さすぎるのか―。楽毅の憂色は濃く、深い。四度にわたる隣国・趙の侵略。宰相だった楽毅の父は自ら望んで死地へ赴き、祖国は国土の大半を失った。趙の侵略はとどまるところを知らず、戦火が絶えない。が、祖国の君臣は方策を講じず、内外で声望の高まる楽毅を疎んじ続けた。苦難の戦いを強いられた楽毅はどこに活路を見出し、いかに理想の自己を貫いたか。
※感想は4巻読了後 -
国家元首が無能だと国が滅ぶということがよく分かる。この国はどうなのだろうか……?