香乱記〈3〉 (新潮文庫)

著者 : 宮城谷昌光
  • 新潮社 (2006年4月25日発売)
3.57
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  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101444338

香乱記〈3〉 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 最後の秦将・章邯の描かれ方は(司馬遼太郎の『項羽と劉邦』を読み慣れすぎたからか)物足りなさもある。もちろん、主舞台の斉国内や田横周辺の書かれ方は緊密だから、それだけ主人公がまだ歴史の中心へ近づいていないということなのだろう。
    今巻で秦も滅亡し、物語が高潮する途上にあるのを感じる。

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    【内容紹介】
    秦の不敗の将軍、章邯に包囲された絶体絶命の魏王を救うべく、田たん率いる斉軍は、臨済へと向かった。秦軍は二十万、迎え撃つ魏斉連合軍は十万。田たんは、章邯の自在な用兵、精緻な機略の前に苦戦を強いられる。田横は義を以て楚に援兵を乞い、楚の勇将項梁は、項羽・劉邦・黥布らを率いて、章邯の大軍と激突する。楚漢戦争前夜、帝国秦の終焉を圧倒的迫力で描く、驚天動地の第三巻。

    【キーワード】
    文庫・シリーズ・中国・時代小説


    ++++1

  • 章邯に包囲されし魏王を救ふべく、田儋が斉軍は臨済・鉅鹿城へと向かひけり。秦は二十万、魏斉軍は十万。章邯は用兵自在にして、斉の苦戦は明々白々。故に田横は楚に援兵を乞い、楚の項羽が三万の軍に秦軍への甬道遮断の知略あり、大軍有する章邯が項羽と和睦せしは理あり。かたや、秦は趙高による胡亥暗殺、秦王嬰の趙高制裁、項羽の秦王嬰殺戮・放蕩と続き、冷静たる彭越の言は言ひ得て妙なり。曰く、正義はいづくにかこれあらむ。思ひ上がりつる項羽は斉に転封を命じ、これを拒む田栄・田横に田都・田安軍が迫りけり。読み手に息つく暇すらなし。

  • 時代の中心は項羽と劉邦なのに、それを外部からの視点で見てるからもどかしさを感じる。

  • 目まぐるしく戦況が変わるなかで、項羽のいる楚がじわじわと出てくる。秦の二世皇帝も斃れ、秦も滅ぶ。新たな時代に向かって歴史は動く。では四巻へ。

  • 「孔孟の教え」と孔子と並び称されるのが孟子で、「性善説を主張し、仁義による王道政治を目指した」(Wikipedia)。仁は儒家が最も重んじるテーマで身内への愛情を意味する。これに対して義は多くの人々を博(ひろ)く愛する精神のこと。東アジアが家を重んじるのは仁のゆえ。「日本というのは、あらゆる組織、あらゆる集団が、血縁を拡大した擬制血縁の原理で成り立っている」(岸田秀、『日本人と「日本病」について』1980年)のも儒教の影響であろう。
    http://sessendo.blogspot.jp/2016/01/blog-post_7.html

  • 秦の始皇帝の時代。秦の悪政下において各地で反乱の火ぶたが切られていき、楚漢戦争が勃発、帝国秦が終焉していくまでの話。各国の将軍たちが登場するなか、主人公は斉の田横。前半は田横の様子がよく描かれていたが、後半は楚の項羽と劉邦や秦の章邯が多く登場し、田横の話というより猛将たちの話という感じだった。立場は違えどどの人物も志高く、熱いなと感じた。

  • やっと読み終わりました。

  • いよいよ楚漢戦争に田横も巻き込まれていく。
    楚漢戦争を別の視点から見てみると違う中国史が見えてきて面白くなってきた。

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