- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101445045
感想・レビュー・書評
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時代に残されていく職人達とそのすれ違いの恋愛ストーリ。切ない作品ばかり。職人達の衰退と上手く行かない恋愛。泡坂得意の美しい綺麗ではかない恋愛話。ただ、なぜこれが直木賞?とは思う。似たような美しいストーリは他にもあるし、泡坂らしいもっとユーモアのある作品やトリックの作品のほうが作者の恐ろしい力量が感じられるのだけど。
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紋章上絵師という職人の物語は、藤沢周平の伊之助シリーズを思い出させ、職人への憧れが増してしまった。直木賞受賞作。
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直木賞受賞作。下町職人世界と大人の男女の機微。しかし謎が明かされるというその構成はミステリ的な手法で有る。
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伝統職人の世界を舞台とした男女の機微を描いた作品集。
と言うと、普通なら僕の興味範囲外の作品になるんですが、作者があの泡坂妻夫なので、手に取った次第です。
で、どうだったかと言えば、大正解ですね。
すごく面白かったです。上手いな〜と感動しきりです。
伏線の張り方がさり気なく、情景説明のように書かれた一文が後で実を結ぶんですよ。
だから泡坂ミステリのファンである身には堪らないですね。
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1990年の直木賞を受賞した表題作を含む11編の短編集。いずれも紋章屋が登場する。身近な話ではないが、1編1編が深みをもって書かれており、素晴らしい
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淡泊 秀逸 余韻