ロシアにおけるニタリノフの便座について (新潮文庫 し 25-4)

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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101448046

感想・レビュー・書評

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  • もう随分昔に読んだけれど、冒頭のロシア風にあだ名をつけ合うシーンでお腹を抱えて笑った。

    この2〜3年でロシアに二度訪れてそのトイレ事情にグッタリさせられた経験から本書を思い出し、もう一度読みたくなっている今日この頃。

  • 再読
    明確にすがすがしく随筆
    とはいえ
    小説と随筆はどう違うのかといえば
    みかけ形式には著者が語り手であるのかなのかもしれないし
    明らかに違うように見えて
    随筆のように書かれた小説と小説のごとく書かれた随筆の違いはない
    共通するのは作品が何を言いたいのか著者は書いたときどう思っていたかは
    誰にもわからないことだけ

  • 久々の椎名誠の本だった。とりあえずロシアについての本が読みたくて題名だけで買った。30年以上前の古い本だったので、全体的に古いけれど簡単に読める内容だった。

  • 20年ぶりくらいに読んだ。
    シーナさんの冒険やらに憧れたな~~と思い出したけど、本自体はそこまで面白くなかった。
    自分が大人になったからかな。

  • 表題作がとてもおぞましく、最強に面白かった。

  • タイトルに惹かれて・・
    微妙

  • 1997年2月20日読了。

  • ロシアに行ったときに空港のトイレに便座がないのを見て、シーナの顔が頭をよぎったものだ。

  • タイトルはふざけたものであるが、内容は各国のトイレ事情に端を発した文化的差異、食物連鎖についてまで及ぶ高尚な議論を交わすべきものである!…とってもおもしろく、やさしく表現されていておもしろい。おそらく、現在は洋式トイレが普及しているだろうが、当時のロシアのトイレはぜったいいやだと思った。食物連鎖も頭ではわかっているのだが、連鎖のサイクルが短いのはやはり抵抗がある。あと、4クッションぐらい経てから、我が元へ招待したいかんじだ。いや、もっとかもしれない。いやはや、まだまだ知らない世界があるのだといろいろ考えさせられる。表題作のほかも、とってもいいかんじだ。なにか、たいせつなことを思い出させてくれるような気がする。

  • 本書に掲載された「はじめての川下り」という短編で、著者の椎名氏は、第一インバ丸と名づけた舟で印旛沼に漕ぎ出し、沼と湖の違いを実感しています。

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著者プロフィール

1944年生まれ。作家。1988年「犬の系譜」で吉川英治文学新人賞、1990年「アド・バード」で日本SF大賞を受賞。著書に「ごんごんと風にころがる雲をみた。」「新宿遊牧民」「屋上の黄色いテント」「わしらは怪しい雑魚釣り隊」シリーズ、「そらをみてますないてます」「国境越え」など多数。また写真集に「ONCE UPON A TIME」、映画監督作品に「白い馬」などがある。

「2012年 『水の上で火が踊る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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