哀愁の町に霧が降るのだ〈上巻〉 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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レビュー : 58
  • Amazon.co.jp ・本 (371ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101448060

感想・レビュー・書評

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  • 最初に読んだのは二十歳くらいか。それから東南アジアを旅して、東京に住む今の自分の状況で再読すると、この小説の形式の意味がより分かる。過去と現在は続いているのか、よく分からない。

  • もちろん上下巻でお薦め

  • 椎名さんの10代20代の頃の話と作家になりかけた今と、行ったり来たりする自伝のような私小説のような。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    東京・江戸川区小岩の中川放水路近くにあるアパート「克美荘」。家賃はべらぼうに安いが、昼でも太陽の光が入ることのない暗く汚い六畳の部屋で、四人の男たちの共同貧乏生活がはじまった―。アルバイトをしながら市ヶ谷の演劇学校に通う椎名誠、大学生の沢野ひとし、司法試験合格をめざし勉強中の木村晋介、親戚が経営する会社で働くサラリーマンのイサオ。椎名誠と個性豊かな仲間たちが繰り広げる、大酒と食欲と友情と恋の日々。

    今では懐かしい昭和軽薄体の頃の椎名誠の自伝的小説です。軽薄体といっても椎名誠が提唱しているだけで、内容が軽薄なわけでは無くて、何回読んでも最終的にはグッと胸に迫る郷愁がありますです。最初の方椎名誠が生死に関わる事故で入院して身動き取れない時に、友達が交代で世話をしてくれる所なんて、自分にはついに来なかった真の友情というものが見えて羨ましいです。何しろ今になってもそのメンバーでつるむのだからまさしく親友なんでしょう。下巻に続く。

  • たらたらーっとして見所が特にあるわけでもなく、でもたまに面白い、日常生活みたいな本

  • 図書館で。
    千葉高・千葉大ってのはふた昔ぐらい前の千葉県民にはエリートコースだったと思うんですが昔は不良の巣窟だったんだなあ…。(今はどうだかわかりませんが)
    それにしても喧嘩ばっかりですな。男子高校生の有り余った体力と熱意をうまく生かす方法は無いのだろうか。たとえば開墾…はもう時代に合わないから過疎地域に行って農作業とかさせちゃうとか。ボランティア活動とか。いかがなものだろうか。

    本文があるのかないのかな青春エッセイなのでダラダラと読めますが高校時代の抗争は結構痛々しいですね。今も作家さんを缶詰とかするのかなあ?昔は文章書く人を取り合いしていた感がありますが今は文章を発表する人も場所もあるしネットでただで読めるし大人気作家以外、それほどお尻を叩かれないのかなあなんて思いました。

    上巻読んで結構お腹いっぱいになったので下巻はいいかな…。

  • 話が好き勝手あっちこっちへ脱線し,本筋に戻ってきたときには「あれ,なんの話だったかな」と思うことがたくさん。
    学生時代の喧嘩のあたりは結構刺激的な描写があって,人によっては気に入らないかもしれないけれど,あとは楽しくだらだらと読み進められると思います。

  • 椎名さんのサラリーマンを辞めてホテルに缶詰めになり作品を書く現在と過去が入り乱れながら描かれる物語。仲間たちと一緒に暗い部屋に住み始め、面白おかしく暮らしていた過去がユーモラスに綴られています。ただ、喧嘩で洒落にならない怪我を負ったりするのは行きすぎかなぁ。きもだめしが怖くて日本刀を持っていき、幽霊役の子を殺してしまったといううわさ話は背筋が凍りました。昔の人も結構怖い。

  • これまだ、読みたくて登録しただけ

  • 自伝的エッセイ
    少年期〜

  • 2013年6月23日に開催された、第6回ビブリオバトルinいこまで発表された本です。
    テーマは「ビールに合う本」。

  • 中学の時に読んで以来何度読み返したかわからない。
    著者の青春時代を描いた作品は色々あるけれど、
    これは群を抜いて面白いと思う。

  • んっ!!グダグダな人たちのだらだらとした日常が書かれている・・・の、か!?でも、サクサク読んでしまうし、なにか活劇的で、読んでいてとっても楽しい。

  • 初期の椎名さんのエッセイ達は、どれもこれもすべてが本当に面白い。 声を出して笑っちゃうものがたくさんあった。 今でも笑いたいときにたまに読んだりする、至極のエッセイ集。 

  • 俺が野郎の家によく襲撃に行く理由はここにある

  • 学生時代の青春とはかくあるべし.
    共同生活の様子がいつ読んでもほのぼのしている.

  • 「読書力」文庫百選
    1.まずは気楽に本に慣れてみる
    ユーモアのある本からはじめて文庫に慣れてみる。

  • ひとかどの人になる人は、やっぱりタダモノではない。

  • 椎名誠を読むとなんか中学生の夏休みのような気分になる。ちょうどその時期に椎名、東海林、原田あたりを読み散らかしたせいかもしれないが。エッセイにしては驚異の3部作。自伝的内容だからかな。そういえば大槻ケンヂのグミチョコもまだグミ編しか読んでない。とりあえず、二部めを読もう、どちらとも。

  • 飄々とした椎名さんも、若い頃はハチャメチャ・ドッコイショ生活をしていたんですね。
    白いワンピースの少女 と 菊枝さん 楽しみだったのに、呆気なくどこかに消えてしまいました(笑)。

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著者プロフィール

椎名誠(しいな まこと)
1944年、東京生まれの作家。「本の雑誌」初代編集長で、写真家、映画監督としても活躍。『犬の系譜』で吉川英治文学新人賞を、『アド・バード』で日本SF大賞を受賞。近著に『あやしい探検隊 台湾ニワトリ島乱入』『あやしい探検隊 済州島乱入』『そらをみてますないてます』『国境越え』『にっぽん全国 百年食堂』『三匹のかいじゅう』『ぼくがいま、死について思うこと』『おれたちを笑え! わしらは怪しい雑魚釣り隊』『雨の匂いのする夜に』『おなかがすいたハラペコだ』など多数。
映画監督としては、映画『あひるのうたがきこえてくるよ』で第10回山路ふみ子映画文化賞受賞。映画『白い馬』で日本映画批評家大賞最優秀監督賞、95年度JRA賞馬事文化賞、フランス・ボーヴェ映画祭グランプリ受賞、ポーランド子ども映画祭特別賞をそれぞれ受賞している。

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