自走式漂流記: 1944~1996 (新潮文庫 し 25-18)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (509ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101448183

感想・レビュー・書評

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  • 椎名誠の作家人生が凝縮されていた。

  • (2015/06/25読了)

    小説や写真に興味を持ち始めたのは椎名さんの影響も大きい。いつか、椎名さんのように生きたいと願う。昔から文章を書くのが好きで、学生とは思えない文章を書いていたのが驚き。椎名さんが好きな人にはたまらない本。

  • 1998年5月22日読了。

  • 98013.


    編集者、作家、映画監督など、著者の多彩な素顔を。

  • 椎名誠のエッセイは、読む度に一生付き合っていけそうな友達が欲しくなるのでいや。いや、楽しいけど。
    椎名誠の映画に興味が湧いた本。

  •  小説新潮・臨時増刊「椎名誠の増刊号」平成4年7月(新潮社刊)の加筆訂正の文庫版。しかし編集スタイルはかなり変更しているためまったく違う本と見たほうがよい。しかし丸ごと椎名誠にはちがいない。

     小説では読み取ることができない作者の実態がよく分かる。熱い源流を丸ごと一冊にした若かりし頃の勢いが詰まっている。本当の活字中毒であり、親分肌であり、喧嘩野郎であり、とにかくすごいと感ずるだろう。「幕張ジャーナル」「斜めの世界」「月刊おれのあし」「8mm映画」などに共通するのはその時の本気と遊び心である。そして仲間との連帯感(仲間意識)である。

     今の年代ではあまり想像できない意識を読み取ることができる。何より遊ぶことの概念が違うように思う。怪しい探検隊は遊びだが、今のアウトドアの世界のようなすることに意味を持たせるのとは違う遊びだ。しなくていい遊びがどのようなものかわからないがその雰囲気を味わってみたい。

  • 長い間探していた本。古本屋でたまたま見つけたので購入。作家・椎名誠を「編」「書」「旅」「撮」「人」の5つの視点から掘り下げていくといった内容。小さな頃から、文学や編集、映画などに親しんできて、やはり、なるべくして表現者(作家)になったのだなという印象を受けました。もっとも尊敬する作家だと再認識しました。

  • 新潮社の小説誌で企画された「椎名誠特集」の再編集文庫版。本人による随想や回顧,作品解説(本と映像),未発表原稿,「東日本何でもケトばす会」の友人からの寄稿,など。ファンにはどれも興味深く面白いだろう。イラストレーターの沢野ひとしが,木工に凝って七本足の椅子を作ったというエピソードがすごく笑えた。

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著者プロフィール

1944年生まれ。作家。1988年「犬の系譜」で吉川英治文学新人賞、1990年「アド・バード」で日本SF大賞を受賞。著書に「ごんごんと風にころがる雲をみた。」「新宿遊牧民」「屋上の黄色いテント」「わしらは怪しい雑魚釣り隊」シリーズ、「そらをみてますないてます」「国境越え」など多数。また写真集に「ONCE UPON A TIME」、映画監督作品に「白い馬」などがある。

「2012年 『水の上で火が踊る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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