ぱいかじ南海作戦 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 146
レビュー : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101448299

感想・レビュー・書評

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  • よく最後まで読んだとほめたい(自分を)

  • 茂木さんの解説が良かった

  • そもそも南国的な自由と時間の「椎名誠」の舞台が南の島だから、シーナ・ワールド全快。
    「ここらへんでは南の風を『ぱいかじ』というとですよ。このぱいかじにあたってなんともいえないくらい気持ちがぬくぬくふわふわしてしまうのを『ちるだい』といいますな。」『ぱいかじちるだい』この言葉につきる小説。
    失業と離婚のダブルパンチの失意で訪れた南の島で繰り広げる主人公のサバイバル生活。そこでも全財産を奪われ絶望する(といっても絶望感は何にもないが)彼の元へまた新たな海浜生活希望者が加わった。
    シーナ的パラダイスだが、主人公は自由な椎名誠その人なんだろう。
    奥田英朗の「サウスバウンド」を思い出した。
    阿部サダヲ主演の映画見よう。

  • 椎名誠の本は、エッセイや私小説的なものしか読んでこなかったが、映画化のタイミングで読んでみた。
    良くも悪くもシーナ的。
    ストーリーの展開に無理があるが、これはこれでいいのだ。

  • 久々のシーナ本。とか言いながらつい先日「ももんがあ…」を読んだばかりだが、独特なシーナ節を思う存分楽しめる小説はいつ振りだろう。
    シーナ小説でわたしが一番好きなのは「武装島田倉庫」もしくは「水域」なのだが、ずっと一貫して、この独特なこの軽快な言い回し、ところがどこか胸の奥底が重くなるような背景設定で、ずっと心のどこかで引っ掛かったような読後感は非常にクセがあるものなので、ファンというのはどこか「限定」されてくるものなのだろう。ところがシーナ氏の場合はそうではない。
    ちょうど夏の暑い盛りの頃に読んだので、南の海の雰囲気を感じながら読めたのもよかった。
    ところで、オビに映画化とある。主役は阿部サダヲ氏で、この主人公とは全くイメージの違う(宮のオッチャンは当然シーナ氏そのものを想定しながら読んでいたのでギャップがありすぎるほどある)氏の写真もついていたが、わたしは氏のファンでもあるので、ここはちゃんと上手く演じてくれるものと期待する。

  • 勤めていた会社が倒産し、それと同じタイミングで奥さんと離婚した主人公が、南の島の浜辺で暮らしていくお話。

    日常ではなかなかあり得ない設定ですが、シーナワールドにはまった方ならすんなりその世界に入っていけます。
    椎名さんファンにとってはシアワセな作品です。

    最近読む旅本や小説のテーマに多い「酔狂」な生き方、世間では正しいと言われている道から一歩も踏み出さずに生きてきた私には実行するほどの勇気もバイタリティも無く、ただただ憧れるだけで終わってます。

    やはり読書は小さい頃から。たくさんの選択肢の存在に気付かせてあげたい。

  • 南の島でのキャンプ、焚き火、ビールのサバイバル小説。

    離婚と失業を同時に迎えた主人公がたどり着いた、西表島でのシーナワールドで展開される海浜生活物語。

    シーナワールドが好きな方もそうじゃないか方も勿論、小説としても秀逸、オススメです。

  • 2012年7月14日 公開

    監督 細川徹
    キャスト 阿部サダヲ、永山絢斗、貫地谷しほり、佐々木希、ピエール瀧

    http://paikaji-movie.com/

  • 離婚と勤め先の倒産が不運にも重なった主人公が、心を癒やすため思い付きで南国へと旅立つ。
    しかし、都会の喧騒生活を送り続けていた彼が、アウトドアのイロハを知る由も無い。
    しかし、次々と現れる個性的な面々と行動を共にし、ぎこちないながら海浜生活は進んでいく。その、四苦八苦する彼の姿に、自然と笑みが溢れる。
    間もなく、同作の映画が公開されるようだ。主演は、コミカルな演技に定評のある阿部サダヲさん。どう脚色され、演技されるのか…原作以上に面白い出来になっているのではないだろうか。否応なく、期待が膨らむ。

  • 離婚と失業で社会生活からオサラバした。楽園・西表島での気楽な南国浮浪者暮らしが、盗賊団に襲われて…。手に汗握る、南国のんびりアクション小説。

    椎名誠の小説は初めて。エッセイと変わらない軽薄体の文章は小説だとどこか読みづらい。物語は月並み、ラストも(タイトルの意味が分ったが)陳腐で、期待外れだった。
    (D)

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著者プロフィール

椎名誠(しいな まこと)
1944年、東京生まれの作家。「本の雑誌」初代編集長で、写真家、映画監督としても活躍。『犬の系譜』で吉川英治文学新人賞を、『アド・バード』で日本SF大賞を受賞。近著に『あやしい探検隊 台湾ニワトリ島乱入』『あやしい探検隊 済州島乱入』『そらをみてますないてます』『国境越え』『にっぽん全国 百年食堂』『三匹のかいじゅう』『ぼくがいま、死について思うこと』『おれたちを笑え! わしらは怪しい雑魚釣り隊』『雨の匂いのする夜に』『おなかがすいたハラペコだ』など多数。
映画監督としては、映画『あひるのうたがきこえてくるよ』で第10回山路ふみ子映画文化賞受賞。映画『白い馬』で日本映画批評家大賞最優秀監督賞、95年度JRA賞馬事文化賞、フランス・ボーヴェ映画祭グランプリ受賞、ポーランド子ども映画祭特別賞をそれぞれ受賞している。

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