この人の閾 (新潮文庫 ほ 11-2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101449227

感想・レビュー・書評

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  • ストーリーを要約してしまうと、
    おそらく原稿用紙一枚ですら書ききるのも難しいだろう。
    それくらい淡々と、そこはかとなく、流れる会話と時間。
    それが長いと飽きてしまう。
    一気に読むのではなく、ちょこちょこ読めば良かった。
    ええ、最後の方は飛ばし読みでした。

    そんな私の感想。

    知識を持っていても使わない。
    沈黙は金。
    そういう人に惹かれる。
    でも、なんか、淋しい。

  • 静かに時間が過ぎ去ってゆく。

  • 男女の観念的な会話がだらんだらんと続き、何の変化もなく話が終わる。ななな、何が言いたいのだ?

  • 短篇が4つ。後半の2話が好きです。どっちとも場所は違うけども(けれどもやっぱり根底には鎌倉がある)、散策をしている話。会話文でこの人よりうまい人って、そうはいないよなぁ。(06/11/14)

著者プロフィール

1956年、山梨県に生まれる。小説家。早稲田大学政経学部卒業。1990年『プレーンソング』でデビュー。1993年『草の上の朝食』で野間文芸新人賞、1995年『この人の閾(いき)』で芥川賞、1997年『季節の記憶』で平林たい子文学賞、谷崎潤一郎賞、2018年『ハレルヤ』所収の「こことよそ」で川端康成文学賞を受賞。主な著書に、『生きる歓び』『カンバセイション・ピース』『書きあぐねている人のための小説入門』『小説の自由』『小説の誕生』ほか。

「2022年 『DEATHか裸(ら)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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