- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101451015
作品紹介・あらすじ
「共稼ぎ」の暗いイメージはもう古い。今やワーキングカップルこそが人生を2倍楽しめる時代。働いて疲れた時は無理せず夫に甘えてもよし、掃除を毎日する必要もなし。週末には恋人気分でうんと楽しんで、時には社会人同士としてディスカッションにもえてみる…。ポップス界の誇る作曲家・作詞家夫婦が、自らの体験を語ることで、働きながら家庭を営むコツを実践的にアドバイス。
感想・レビュー・書評
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もう、これにどうやって文句を言えますか?世界を駆け巡る音楽家夫妻のナウな生活、ですよ!「優雅な生活が最高の復讐である」を地でいく夫妻なわけですよ!フィッツジェラルドとゼルダでもありながら且つジェラルドとセーラであるこの夫妻の生活をスノッブと笑うことが誰ができるでしょう!ということでもちろん大好き。
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「甘えることを知っている」大人。日々を美しく生きることへの情熱を失わぬ大人。最も愛する人に美しい自分を見せたいというハートを持ちつづける大人。そんなふたりの愛の生活!いや、ほんと素晴らしく日本人離れした人たちがかつての日本に存在していたわけですね!頭のいい不良文化サークル万歳、キャンティ文化万歳!(と無駄にテンション高くなってみる)
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知的階級且つ不良であること、どちらも楽しめる者だけが到達できる文化的なライフスタイル、というのをさておいても、正しく感性豊かに生きていくためのタフネス(あくまでも都会淑女と紳士という特権を有することが前提ではあるが)・・・という言葉が適さないなら「しなやかな強さ」に満ちたエッセイ集。<br><Div Align="right">(04.12.19 読了)</Div>詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
参考にしたい部分もあるけど、"男"と"女"を社会的役割としても色的なものとしても意識しすぎてて、時代だなあって思っても読んでてしんどかった
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初読
安井かずみの著書は数冊読んできたけど
加藤和彦については「えーっと、サデスティック・ミカ・バンドの人なんだよね?」
程度だったので、今回文章に触れられて良かった。
おかしかったのがテニスのくだりで、
安井かずみ側の文章を読むといつものややアンニュイなきらめきのテニスにいそしむ素敵な夫婦、
なんだけど加藤和彦側からしたらテニスのプレイのミス人生になぞらえて怒られる、
あるあるあるあるwという夫婦のあるある。
評伝も読んだ今、なんだかしんみりと、でも可笑しくなってしまう。
洋服の章の「自分に似合って、着心地が良くて、しかも自分をよく見せてくれる服なんてほんのわずか、ブティックにどれだけ服があっても99.9%は私とは無縁」
に本当にそうよねぇ、若い時はなかなかキッパリ思えなかったな。
そして「似合う」と「自分をよく見せてくれる」は
私はイコールだと思ってたけど別のものなのかな。
でもそうかも、似てるけど、完全に同一ではないのかもしれない。
2人の無職同棲生活の後に作った加藤和彦のアルバム「それから先の事は」
はないけれど、その後の海外レコーディング三作
「パパ・ヘミングウェイ」「うたかたのオペラ」「ベル・エキセントリック」
はアマゾンプライムで聴けるのでここ数日聴いています。
第1章の「我が家の日常事情」がエッセンスが凝縮されてるようで1番面白いな -
スノッブなカップルの事情。憧れる。
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日本一お洒落な夫婦の、結婚してもイーブンな関係を保つ事の提唱。挿絵もイカしてる。
姉の、通勤用プラダのバッグに入っていたのを、真似して買った。