あたしのこと憶えてる (新潮文庫 う 9-4)

著者 :
  • 新潮社
3.22
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本棚登録 : 171
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101452142

作品紹介・あらすじ

花屋で働く年下のボーイフレンド、あるおは、逢うたびに同じことを話す。彼はものを憶えられない「病気」だった。あたしは、あるおに抱かれながら、たとえ彼が意識の上で完全にあたしを忘れてしまう日が来ても、それでいいと思う-。性愛を通して人の存在のもろさと確かさを描いた「あたしのこと憶えてる?」、ゼリーにからだをもてあそばれる「ときどき軽い」など、大胆で繊細な九篇。

感想・レビュー・書評

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  • 性的な描写の向こうに見える、複雑な感情。
    読む人を選びます。

  • 短編9作
    主人公は全て女性で、内7作は「愛とはセックスだ」と言わんばかりに性的な表現が多い

    作者が思う、こんな男が好きだな。こんな男は嫌いだな。を書き殴った印象


    それ以外の2作には一切でてこないが、
    全作を共通して言えることは
    何も得るものがなかった
    感想はありません

    タイトルが素敵

  • 2014

  • 自分にとってリアルそうで リアルでなさそうで・・こわい(笑)

  • 肌に合ったんでしょうか。
    文体が読み易くて好きです。
    短編集なんですが、
    『くれない彼』はイライラさせられました。
    いい意味で。
    表現法に独特なところがあり、
    時々戸惑ったりもしましたが、
    慣れてしまえば特に気にはなりません。
    違う作品も読んでみたいと感じました。
    スラスラ読めるので、
    息抜きにもなるかもしれません。

  • 切ない恋愛モノ。

  • さすが先生!激しいです。セクシーで恰好いい。「くれない彼」が好きです。

  • もう何年も読んでません(^^;) が、このほど処分を考えたので表題作だけ読み返してみました。

    憶えられない病(?)の『あるお』と人妻『真波』の物語。

    憶えられないがために何度も同じ会話をする『あるお』との恋にスリリングさを感じたのだろうか? と。。。
    なんとなくオチが感じられないような気がしてしまったり…。
    この作品の良さをわかる年齢ではないのか???
    ただ、真波がダンナとあっさりスッパリ別れるとこは、なんか好きです。

    【あたしのこと憶えてる?/ときどき軽い/結球/コウスケ/あたしは卵/黒い仔猫/HEN/口の赤い、黒い魚/くれない彼】

  • たいへんなエロ本でした。
    なんのかたちにでもなるゼリーに彼氏ともどもご無体される話が、たいへんエロ恐ろしくて好きです。
    中村作品は漫画より活字のが好きかもしれません。

  • マンガにならなかった小ネタ集みたいな小説ですね。

    わたしは、女ではないので、これがリアルなのかどうかはわかりません。
    ただ、ここでかかれている執着も、内田春菊にとっては、さめちゃえば、どうでもいいような感情になってしまうんだろうなということは、なんとなく想像できる。

    愛してるから尽くすのよ。それが、喜び。

     ↓

    増長する。

     ↓

    嫌悪。

    という流れは、どうしても、わたしには見えてしまう。
    まあ、これは、最近の偏見かもしれないけれど。

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著者プロフィール

1959年長崎県生まれ。漫画家、小説家、俳優、歌手。1984年に漫画家デビュー。1994年『私たちは繁殖している』『ファザーファッカー』でBunkamuraドゥマゴ文学賞受賞。その他の作品に『南くんの恋人』『あなたも奔放な女と呼ばれよう』など。私生活では4人の子どもの母親(夫はいない)。

「2017年 『エッチなお仕事なぜいけないの?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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