- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101453231
感想・レビュー・書評
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池波正太郎の書生を10年勤めた男が描く池波像。
古臭い、時代遅れ、天然記念物、化石
否定すればキリが無い本(生き方)。
一方で
文化的、情緒的、これぞ『粋』と膝を叩きたくなるものに溢れている
一家言ある男になろう詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
犬と家族と子供の教育の話に共感できました。「犬のように言葉を話すことができない生き物と暮らすことで、自然と相手の気持ちを感じ取ろうとする能力がつくんだなぁ」
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本を読む人間と読まない人間と。そしてもう一種類は?《赤松正雄の読書録ブログ》
先日、新聞各紙に一面ぶちぬきで、池波正太郎『鬼平犯科帳』DVDコレクションの広告が出ていた。いまなぜ池波正太郎か。今の世に、男っぽくないだらしない奴が大勢いるからかもしれぬ。この人の熱烈な信奉者によるものを、このところ偶々たて続けに二冊読んでいたので、少々不思議な気がしている。佐藤隆介『池波正太郎直伝 男の心得』と山本一力『山本一力が語る池波正太郎』である。共に、直接、間接の違いはあれ、文学の世界における濃密な師弟関係を感じさせて興味深かった。
「本を読む人間と、本を読まない人間と。人間はこの二種類に分かれるね。本を読んでない奴は目を見ればわかるよ」―池波正太郎は、佐藤隆介に初めて会ったその日にこう言った。思わず我が目玉に力が入った。ただし、「読む人間」といってもその中身は分かれよう。「本は量だけが問題だ。乱読でも読み飛ばしでもいいから、ひたすらたくさん読むことだ」という佐藤。
ただし、「書を読むにはただ一冊の書だけを看よ。毎日ただ一段ずつ読んで初めて自分のものとなる。もしこれを看、あれを看するならば、一通り目を通したからといっても、ついには熟読することはないのだ」と宋代の儒者・朱子の言を引き、「読み飛ばした本なら数え切れないが、『読書百遍』という本がお前にあるかといわれると考え込んでしまう」とも言う。私もそんな本に出会いたいと思い続けて片っ端にあれこれ読み続けて半世紀。未だに殆ど出くわさない。
家人から「いくら読んでいてもあなたは何も身についていない」などと揶揄される私としては、もう一種類、読んでも身につかない人間という種族がいるのかもしれない、などとつい弱気になる。 -
作者さんの師である池波正太郎先生のお話。
主に作者さんのお話が中心ですが、「お~」とか「ちょっと違うなぁ」と思ったり、この辺りは、どの作品でもいえることなので、気にせずに。
教訓になるというより、かっこいいなぁ。って感じの作品でした。 -
池波正太郎先生への愛が感じられました。
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以前出ていた『「鬼平先生」流 男の作法、大人の嗜み』の改題本。池波正太郎の教えも含まれていますが、著者自身のこだわりがなかなか面白いです。
佐藤隆介の作品





