まだ遠い光―家族狩り〈第5部〉 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.75
  • (152)
  • (223)
  • (296)
  • (11)
  • (1)
本棚登録 : 1531
感想 : 151
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (508ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101457161

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ドラマと違って
    素敵な終わり方だった‼︎

  • 浚介は游子の病室を訪れた。二つの心は、次第に寄り添ってゆく。山賀と大野は、哀しみを抱えた家の扉を叩く。ふたりの耳は、ただひとつの言葉を求めている。冬島母子をめぐり争い続けてきた、馬見原と油井。彼らの互いへの憎しみは、いま臨界点を迎えている…。悲劇によって結ばれた人びとは、奔流のなかで、自らの生に目覚めてゆく。永遠に語り継がれる傑作、第五部=完結篇。

  • 全5巻。ドラマと平行で読み進めました。家族の物語。

  • 1冊目は「家族狩り」といタイトルに惹かれて手に取りました。全5冊と知らず読んだのもあり、よくわからないまま終わってしまって、2冊目を読むまでに間があいてしまい、2冊目から5冊目をまとめて買いました。
    2冊目からは面白く段々とストーリーと登場人物の気持ちに興味を抱くように。
    5冊目は最後なので、読み終わるのがもったいない気持ちになりました。
    一連の一家心中が家族狩りというなの他殺事件に変わっていきます。
    家族狩りをしていた犯人は意外な人物で、その真意もまた意外なものでした。
    登場人物がそれぞれ気持ちを入れ替えて生きて行きます。
    家族とは、本当の愛とは、考えさせられるものもあり、家族とは当たり前にあるものではなく、大事にしなければならないと痛感しました。

  • 5冊一気に読了。ドラマは観ていませんでしたが、
    読み止まらず、夜中にまでおよぶ加速読書となりました。
    天童さんの描くストーリーは
    きちんと練りこまれていて、安定感・安心感があります。
    DEEPなテーマでしたが、読んでよかった。

  • 悪くはないんだけど、ちょっと物足りない展開。児童虐待というところから始まって、さまざまな家族が出てきて、殺人事件も絡んで、これだけの材料をそろえたら、もっと面白くなるはずなんだけど。天童荒太が優しいからか、殺される人も意外と少ない。ほかの二流作家なら10人以上殺されているはず。

  • 2014/09/30
    ドラマの最終回を見ちゃってから読むペースが落ちちゃって、ダラダラ読み進めてしまった。
    全てが解決とはいかなかったけど、ほんの少し希望が持てる終わり方で良かった。
    また明日。いい言葉だと思う。

  • 508ページ。

    2014年9月3日読了。

    生きるということを考え直させる一冊。極端だからこそ見えてくることもあるのかも。

  • ドラマはまだ最終章になってないが、所々内容がかわってる。本と映像だと、断然本の方が事細かな描写があって好きなんだか、このドラマは本とほぼ違和感なかったような気がする。
    私は、最後まで馬見原がどうしても好きになれなかった。

  • 途中でもう犯人が誰だかわかっているのに、冗長すぎる。199頁「不良債券を抱えた」は「不良債権を抱えた」が正しい表記では。

全151件中 41 - 50件を表示

著者プロフィール

天童 荒太(てんどう・あらた):1960(昭和35)年、愛媛県生まれ。1986年「白の家族」で野性時代新人文学賞受賞。1996年『家族狩り』で山本周五郎賞受賞。2000年『永遠の仔』で日本推理作家協会賞受賞。2009年『悼む人』で直木賞を受賞。2013年『歓喜の仔』で毎日出版文化賞を受賞する。他に『あふれた愛』『包帯クラブ』『包帯クラブ ルック・アット・ミー!』『静人日記』『ムーンナイト・ダイバー』『ペインレス』『巡礼の家』などがある。

「2022年 『君たちが生き延びるために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

天童荒太の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
横山 秀夫
天童 荒太
宮部 みゆき
東野 圭吾
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×