しゃばけ しゃばけシリーズ 1 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.76
  • (1248)
  • (1594)
  • (2185)
  • (122)
  • (25)
本棚登録 : 9960
レビュー : 1561
  • Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101461212

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  •  軽くすらすらと読めるものを読みたいなと思い、手に取りました。1度読んだことがあったのですが、以前より妖怪の知識が少し増えていたので楽しく読めました。
     とてもとても恵まれた環境で妖たちに囲まれて暮らしている若だんな。たしかにグレてもおかしくない状況ですが、それどころではない、生死を分けてしまうくらいの病弱ぶり。守られているばかりの若だんながいざってとき強さを見せる。
     若だんなを守る兄さんたち、犬神と白沢。すごーく若だんなに甘い2人。今回のこの物語の中ではめっぽう若だんなを甘やかすだけ。この人たちが活躍するところも読んでみたいですね。
     この作品を読んで、江戸について少し勉強しました。五つとか六つとか、時間の数え方やお金の価値がイマイチわからないのでイメージしにくかったからです。でも、覚えてもとっさに現代に変換するのがまだまだ難しいですね。

  • 若だんなと鈴彦姫の絡みから始まる本書は、何とも「普通」に妖と人とが交わる世界を描いている。しかし、読み進めるにつれ若だんなの出生の秘密も語られ、この世界観に得心がいった。命からがら逃れた事件が尾を引いて、若だんながそれに立ち向かう様は、なんて健気なんだろう。鳴家が可愛らしい。若だんなの膝の上に乗って、甘味を与えられて喜ぶ姿が目に浮かぶようだ。どことなく杉浦日向子師匠の世界を想い出す。このシリーズを読んでいこうと思う。

  • 時代劇ファンタジーてのが、いいよね。
    これからどうなるか楽しみ!

  • 【あらすじ】
    江戸有数の薬種問屋の一粒種・一太郎は、めっぽう体が弱く外出もままならない。ところが目を盗んで出かけた夜に人殺しを目撃。以来、猟奇的殺人事件が続き、一太郎は家族同様の妖怪と解決に乗り出すことに。若だんなの周囲は、なぜか犬神、白沢、鳴家など妖怪だらけなのだ。その矢先、犯人の刃が一太郎を襲う…。愉快で不思議な大江戸人情推理帖。日本ファンタジーノベル大賞優秀賞。

    【感想】

  • 「しゃばけ」という言葉の意味を、読んで初めて知りました。タイトルは何度も聞いたことがあるのに、今まで知ろうともしなかった。

    歴史にとても疎く、時代小説というだけで敬遠していたのですが、最近、刀の付喪神が出てくる某ゲームや国民的忍者のたまごアニメにハマってしまい、時代物に抵抗が少なくなった今、読むべきだと手に取りました。面白かったです。これが書かれたのはもう10年以上前なんですね。

    タイトルの通り、色んな人や妖たちの「しゃばけ」が絡み合ってひとつのお話になっているんだなぁって感じました。考えてみれば生き物はみんな自分の欲望を満たすために生きているので当たり前でもあるんだけど、若だんながそこに存在する理由も両親や祖母の「しゃばけ」によるところだし、その若だんなが行動する理由もまた「しゃばけ」によるものだと思うと、うまく言葉にできないけど心にくるものがありました。

    なにより、墨壺が可哀想だった。墨壺の無念を思うと、薬を求める気持ちも、そのために人を殺しても構わないと思うことも、そういった欲望にとらわれてしまう弱さも、全部共感できてしまって。本当にあと少しというところでくだらない理由で壊され、あとは力を失っていくのみだなんて、あまりにも悲しすぎます。もちろんそれが事件を起こしていい理由にはならないけど。

    そんなことで感動しながらも、妖や付喪神が平然とぽんぽん出てくる感じだったり、身体の弱い若だんなの生い立ちが複雑だったり、その若だんなの脇を固める手代二人がわりと強力な妖だったりと、なんか色々とツボをついてくる要素があって、とても楽しんで読めました。

  • 久しぶりの時代小説。時代の雰囲気と妖怪が見事にマッチしていて、あっという間に読みきってしまいました。頼りないようで芯の強い若旦那と強いようで意外とやられちゃう手代たちの関係が楽しく、クライマックスまで惹きつけられました。

  • 久しぶりの小説です。
    面白かった~。ちょっと「ゲゲゲの鬼太郎」を思い出してしましました。
    妖怪との生活、むかーし憧れましたね。

    でも二吉・佐助のことを手代と言ったり、名前で言ったり
    その表現の区別が良く分からないな~。自分の読解力のレベルですが・・・

  • いやー、面白かったです。
    妖(あやかし)との友情(笑)、面白い出来事たくさん。最後にはよわっちい主人公と妖との対決!

    次作も楽しませてもらいます。

  • 170617読了。
    若だんな、最後はかっこよかった。

  • 322

全1561件中 81 - 90件を表示

著者プロフィール

畠中 恵(はたけなか めぐみ)
1959年高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学(現・名古屋造形大学)ビジュアルデザインコース・イラスト科卒業後、漫画家アシスタントと書店員を経て、漫画家デビュー。そして故・都筑道夫の創作講座を受講。『しゃばけ』が第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、本作でデビュー、作家となる。
『しゃばけ』シリーズが代表作で、『しゃばけ』『ぬしさまは』はNHKラジオドラマ化された。2011年、『ちょちょら』で第24回山本周五郎賞候補。2016年『しゃばけ』シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。

しゃばけ しゃばけシリーズ 1 (新潮文庫)のその他の作品

畠中恵の作品

ツイートする