ぬしさまへ しゃばけシリーズ 2 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.76
  • (661)
  • (1015)
  • (1261)
  • (42)
  • (6)
本棚登録 : 6219
レビュー : 684
  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101461229

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 実はこれは「しゃばけ」の第二弾目の話なのだが、私はしゃばけを読まずにこちらから読んだ。
    しゃばけは長編小説だけど、こちらは短編集。
    最初の二話をよんで、(なんだ、妖怪を混じえてちょっと目新しくした推理小説か)と思った。私は推理小説は苦手なのだ。話の内容は面白くても、なんかイマイチ人間味に欠けるし登場人物に魅力を感じることが少ないので。
    うーん、イマイチ……と思って読んでたが、三話目(だったっけか?)の、主人公の義理のお兄さんの話で心を掴まれた!
    主人公の誠実で心温かい人柄に、胸が熱くなった
    これはただの推理小説ではない!
    それからは話に色を感じられるようになり、読みやめることが難しくなった
    四話目の主人公のそばに仕える二枚目妖怪の千年にも渡る恋噺も(恋バナというより恋噺が近い)ドキドキはしないけど、しみじみと読んで、最後はほっこりして、この二枚目妖怪のことも大好きになった。
    活字ホリックになり、ブックオフで百円で買ったけど、それはそれはお買い得な買い物でした!!
    続きもまだまだたくさんあるぞ、これは楽しみだ!!
    まずは一作目のしゃばけを読もう

  • 若だんなを守っている妖の一人(?)仁吉の過去が明らかに!!!

    ますます面白くなる。

  • 2018/1/15~1/18

    きょうも元気に(?)寝込んでいる、若だんな一太郎の周囲には妖怪がいっぱい。おまけに難事件もめいっぱい。幼なじみの栄吉の饅頭を食べたご隠居が死んでしまったり、新品の布団から泣き声が聞こえたり…。でも、こんなときこそ冴える若だんなの名推理。ちょっとトボケた妖怪たちも手下となって大活躍。ついでに手代の仁吉の意外な想い人まで発覚して、シリーズ第二弾、ますます快調。

  •  だんだんと小説を読むペースが戻ってきました。もっと家で集中して読む時間を作っていきたいです。
     しゃばけシリーズの2作目。今回は短編でした。
     江戸の勉強の成果か、この小説の世界観が掴み易くなってきて面白かったです。
     江戸で巻き起こる事件の数々。人が起こしているものと妖が関わっているものがあり、その事件を若だんなと周囲の妖たちが解決していく。
     「栄吉の菓子」は切ない気持ちになるお話しでした。きっと今の世でもありえる孤独の感情が不信感となってしまう。でも、周りをよく見たらそんなことはなかったなぁと気づけたかもしれません。
     「空のビードロ」はふとした一瞬に人の心に巣食う憎しみの感情。その感情のまま罪を犯してしまう。そこで踏み止まることができるかどうかが分かれ道になるのでしょう。お兄さん、よかった・・・。
     「仁吉の思い人」は題名からしてかなり気になります。若だんなと同じようにぜひ聞いてみたいと思い、夢中で読み進めました。仁吉が若だんなを大切にしている理由の1つがわかった、そんなお話です。

  • 【あらすじ】
    きょうも元気に(?)寝込んでいる、若だんな一太郎の周囲には妖怪がいっぱい。おまけに難事件もめいっぱい。幼なじみの栄吉の饅頭を食べたご隠居が死んでしまったり、新品の布団から泣き声が聞こえたり…。でも、こんなときこそ冴える若だんなの名推理。ちょっとトボケた妖怪たちも手下となって大活躍。ついでに手代の仁吉の意外な想い人まで発覚して、シリーズ第二弾、ますます快調。

    【感想】

  • 「仁吉の思い人」がたいへん素晴らしい。
    仁吉がなぜ若だんなにお仕えしているのか、
    オチがすとんと落ちるし、余韻がとてもいい。

  • 鳴家かわいすぎか!!
    妖怪と解くミステリーがとても面白い。常識が少しずれてる妖怪たちがとてもかわいい。


    でも、ようかいのせいじゃないはなしはこわい

  • このシリーズめちゃくちゃ面白い。
    半妖の主人公と、仕える妖怪たちというありがちな構成だけど、他の本と違うのは、読んでて背中がひんやりするというか、ほのぼのした話なのになんだか怖いんだよね。
    なんでだろう、主人公が淡々としているからか、一見忠実な妖怪たちがたまに主人公にも分からない不気味な顔をするからか…
    これ漫画にもなっているのかな?漫画にしても凄く面白そう。

  • 2巻。こっちの方が面白い!すごい世界観。もう止まらない感じがする。目の前にお江戸が広がり、町人たちが行き交う。その中で素晴らしい物語が展開される。義理、人情。やっぱお江戸は良いですね!

  • しゃばけを読んで、すっかり若だんなと妖たちの虜になり、
    順番に読んでいる。
    「ぬしさまへ」は短編になっており、更に読みやすかった。
    栄吉の作る菓子にプププとなったり、空のビードロでは涙が出そうになったり...
    その中でも「仁吉の思い人」は2回読んだ。
    私にはかなりど真ん中のストーリーで、仁吉の思いを考えると胸が痛く「はあぁ」とため息すらでた。
    この一節以降、仁吉が小説の中から飛び出して実体を得たように感じられた。
    第3弾も楽しみだ★

著者プロフィール

畠中 恵(はたけなか めぐみ)
1959年高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学(現・名古屋造形大学)ビジュアルデザインコース・イラスト科卒業後、漫画家アシスタントと書店員を経て、漫画家デビュー。そして故・都筑道夫の創作講座を受講。『しゃばけ』が第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、本作でデビュー、作家となる。
『しゃばけ』シリーズが代表作で、『しゃばけ』『ぬしさまは』はNHKラジオドラマ化された。2011年、『ちょちょら』で第24回山本周五郎賞候補。2016年『しゃばけ』シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。

ぬしさまへ しゃばけシリーズ 2 (新潮文庫)のその他の作品

畠中恵の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
宮部 みゆき
あさの あつこ
有効な右矢印 無効な右矢印
ツイートする