ぬしさまへ しゃばけシリーズ 2 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 6219
レビュー : 684
  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101461229

作品紹介・あらすじ

きょうも元気に(?)寝込んでいる、若だんな一太郎の周囲には妖怪がいっぱい。おまけに難事件もめいっぱい。幼なじみの栄吉の饅頭を食べたご隠居が死んでしまったり、新品の布団から泣き声が聞こえたり…。でも、こんなときこそ冴える若だんなの名推理。ちょっとトボケた妖怪たちも手下となって大活躍。ついでに手代の仁吉の意外な想い人まで発覚して、シリーズ第二弾、ますます快調。

感想・レビュー・書評

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  • 表紙絵やキャラクター描写でほのぼの感が溢れているが
    起こる事件は中々のヘビー級。
    陰惨というより切ない。
    それに対して主人公が飄々と受け流しすぎている感じが不満。
    特に虹を見し事のラストはもう少し感情を露にしないとおまきも浮かばれないだろうに。

  • 実はこれは「しゃばけ」の第二弾目の話なのだが、私はしゃばけを読まずにこちらから読んだ。
    しゃばけは長編小説だけど、こちらは短編集。
    最初の二話をよんで、(なんだ、妖怪を混じえてちょっと目新しくした推理小説か)と思った。私は推理小説は苦手なのだ。話の内容は面白くても、なんかイマイチ人間味に欠けるし登場人物に魅力を感じることが少ないので。
    うーん、イマイチ……と思って読んでたが、三話目(だったっけか?)の、主人公の義理のお兄さんの話で心を掴まれた!
    主人公の誠実で心温かい人柄に、胸が熱くなった
    これはただの推理小説ではない!
    それからは話に色を感じられるようになり、読みやめることが難しくなった
    四話目の主人公のそばに仕える二枚目妖怪の千年にも渡る恋噺も(恋バナというより恋噺が近い)ドキドキはしないけど、しみじみと読んで、最後はほっこりして、この二枚目妖怪のことも大好きになった。
    活字ホリックになり、ブックオフで百円で買ったけど、それはそれはお買い得な買い物でした!!
    続きもまだまだたくさんあるぞ、これは楽しみだ!!
    まずは一作目のしゃばけを読もう

  • 今回はいろんな人物の裏側がちょっと垣間見える短編集。異母兄弟の兄の成り行きが分かる空のビードロ、一太郎の祖母おぎんとに仁吉の関係が分かる仁吉の思い人が面白かったかな。推理ものの体をとった明るく軽いファンタジーかと思いきや、空のビードロなんて人間のドロドロ~とした部分が描かれていたりして、「おや、やるじゃない」(←なぜか上から目線)と思ってしまった。回を重ねるたびに、登場人物たちの魅力が深まっていくのがシリーズものの魅力。すでに用意している3冊目を読むのが楽しみ。

  • しゃばけに続き、ぬしさまへ読了。
    妖(あやかし)がかわいい~~~
    仁吉の恋がすてき~~
    とくに家鳴がかわいくて、すねてたり、おまんじゅうを取り合ったり、想像してほほえましくなります。
    こんな妖怪なら全然怖くないから家にいてほしい♪

  • 「仁吉の思い人」がお気に入り。

  • 離れでの妖たちとのやりとりがほんとに楽しい!

    ぬしさまへ
    栄吉の菓子
    空のビードロ
    四布の布団
    仁吉の思い人
    虹を見し事

  • 第2巻からは短編集のようです
    浅い話、深い話いろいろあります

    1巻から気にはなっていましたが、やたらと括弧書きが多いですね
    作者の癖なのでしょうか?

    主人公の心の声が主ですが、家鳴りの声になることもあるようです
    必要だとは思えなく、使わない方がすっきりすると思うのですが・・・

    このシリーズ、主人公を気に入れば、作品を好きになれるのでしょう
    私には徐々に妖化しているように思えてなりません

  • 1作目を読んでないけど、なんとなく関係がわかりました。
    大妖のお祖母様のお陰で、妖達から守護される主人公。
    妖とのやりとりがほのぼのしていて、読みやすかった。
    夏目友人帳を思わせる印象でした。

  • 収録作品
    *ぬしさまへ/栄吉の菓子/空のビードロ/四布の布団/仁吉の思い人/虹を見し事

    病弱の若旦那、一太郎と彼の周りにいる妖怪たちが繰り広げるシリーズ第2弾。

    時代ものだけれど、読みやすく、ミステリの要素もしっかりあるので、楽しく読む。

    妖たちが時に過剰にだけれど一太郎を大事に思っているのが相変わらずほほえましい。
    今回は病弱であるがゆえに一太郎が抱える不安や意志が描かれていて、彼が身体は弱くとも心の芯はとても強く、そうであるがゆえに妖怪たちも慕っているのだろうなと感じる巻でした。

    『栄吉の菓子』、『虹を見し事』がお気に入り。

  • 前半少しピンと来ませんでしたが…。「空のビードロ」「仁吉の思い人」「虹を見し事」が良かったです。最後の逸話、シリーズを読み返すときに大切なポイントになるんでしょうかね。

  • シリーズ2作目の本作は、短編6編集という構成でした。
    大店の病弱な若旦那の一太郎を主人公に取り巻きの妖怪たちとの奇妙なコンビネーションで難解な事件を解決していくという展開ですが、今回は短編だけあって、どの話も端的にまとまった話ばかりで、かえって読みやすく面白かったです!
    だんだんはまってきたので、次いってみます!

  • 若だんなを守っている妖の一人(?)仁吉の過去が明らかに!!!

    ますます面白くなる。

  • 前作にやや続く短編集。
    前作の終わりに一太郎の兄が店にやってきてどうなったか…それが気になっていただけに短編で続きが読めて良かった。なんとも感動する話に思わずホロリ…
    イケメン仁吉のまさかの失恋話まで書いてあったなんとも贅沢短編集でした。

  • シリーズ第2弾。
    江戸時代が舞台の時代小説。
    主人公の大店の若旦那一太郎は病弱で、親に溺愛され、さらに妖怪たちに守られているという面白い設定。
    短編連作で、日常に起こる事件を妖怪たちとともに解決していくファンタジー。
    今作では店の手代に殺人容疑がかかったり、幼馴染が作った饅頭を食べた人が死んだ疑惑があったりします。

  • 人智を超えたる摩訶不思議な江戸妖怪の推理もの!あやかしたちへの親しみも増す第二弾。面白くなってきましたよ!

  • 「しゃばけ」の世界を舞台にした短編集
    仁吉の初恋の話は、日本の物語らしく慎ましい感じで好感を持ちました。たぶん、外国だと、もっと積極的で読んでて疲れるような話になるんじゃないでしょうかね。
    ネタが最初からわかっちゃう感じがちょっと残念かも。
    「虹を見し事」は若旦那のまわりから妖怪どもがいなくなる話。
    なんせ、病気がちの若旦那のことですから、夢オチとかいろいろ可能性が考えられるわけでして、続きがなければ最終回かもと勘違いしそうな話でした。
    この話が一番好みかな。
    しかし、延々とおいしくないお菓子を作り続けられるお隣さんもいいキャラクターだよな。

  • 仁吉の話が好き

  • 2018.5 再読

  • おもしろかった〜
    一太郎が少しずつ成長してる気がする。

  • 妖の活躍より、良いところも悪いところも含めて人間の方が印象に残ってる。若旦那を通して様々な人に出会えて面白かった。
    私が好きなのは仁吉の恋の話。月並みなことを言うけど、誰かを思うことは幸せな反面、切なくもあるよね。

  • しゃばけの短編。脇役の過去なども掘り下げられていき、どんどんと世界が深まっていきます。最後の話の中で、一太郎が大店の息子としてこんな悩みを抱えていたのか、はっとさせられました。一太郎は人の気持ちを考えられる素敵な主人になるだろうな。

    仁吉の話も好き。

  • 再読

  • 2巻目にしてちょっと飽きた

    2018.2.20

  • 第二段で短編小説になったのだが、物足りなさは感じない。がんばれ若旦那!病気を治せ!無理か…

  • 2018/1/15~1/18

    きょうも元気に(?)寝込んでいる、若だんな一太郎の周囲には妖怪がいっぱい。おまけに難事件もめいっぱい。幼なじみの栄吉の饅頭を食べたご隠居が死んでしまったり、新品の布団から泣き声が聞こえたり…。でも、こんなときこそ冴える若だんなの名推理。ちょっとトボケた妖怪たちも手下となって大活躍。ついでに手代の仁吉の意外な想い人まで発覚して、シリーズ第二弾、ますます快調。

  •  解説にある通り、ほんとよくある設定・話・キャラクターで、新鮮味がぜんぜんない(>_<)
     文章がまた、なんか自分と合わないし(>_<)
     諧謔に欠けるというか、江戸情緒がわざとらしすぎるというか、ひとこと多すぎるというか……(´ェ`)ン-…
     どの話も「作った感」が強すぎて、どうも白けるし(>_<)

     人物の心象・造形がまた、なあ……(´ェ`)ン-…
     いくらなんでも、猫の首を切って転がしとくような人間には一切同情できないよ……(´ェ`)ン-…
     犯人側の人間ならまだしも、弱者・被害者側の人間のやることじゃない……(´ェ`)ン-…
     あのくだりだけで、この本、このシリーズ、この作者に対する親近感が一気になくなった……(´ェ`)ン-…

     まあ、買い置きしてるから3巻目までは読むけど、それでおしまいにしよう( ´ ▽ ` )ノ

     ふと思い出したけど、このシリーズ、10年くらい前にドラマ化されたんだっけ?
     手越祐也? 妖怪のCGがあまりにもダサくて、途中で見るのやめたような記憶がうっすら……( ´ ▽ ` )ノ

    2018/01/09

  • 「しゃばけ」が面白かったので続編を購読。江戸の大店の若旦那と妖の者たちが、江戸で起こる怪事件を解決する物語。難しいことは何もなく、気軽に読める楽しい小説。こういう小説に出てくる登場人物、特に主人公にようになりたいと思わせる内容がなんとも面白い。江戸時代の生活、若旦那と言われる立場、怪事件を解決する自分、妖怪に守られる自分を想像する。なんでも科学や技術で分析、解決したり、Googleに聞いたらわかるというのは、実は退屈なのかも。

  • しゃばけシリーズの第二弾
    元気に寝ながら、色々な事件を解決していく若旦那。昔の江戸を舞台に、妖怪たちとともに楽しく読める本。

  •  だんだんと小説を読むペースが戻ってきました。もっと家で集中して読む時間を作っていきたいです。
     しゃばけシリーズの2作目。今回は短編でした。
     江戸の勉強の成果か、この小説の世界観が掴み易くなってきて面白かったです。
     江戸で巻き起こる事件の数々。人が起こしているものと妖が関わっているものがあり、その事件を若だんなと周囲の妖たちが解決していく。
     「栄吉の菓子」は切ない気持ちになるお話しでした。きっと今の世でもありえる孤独の感情が不信感となってしまう。でも、周りをよく見たらそんなことはなかったなぁと気づけたかもしれません。
     「空のビードロ」はふとした一瞬に人の心に巣食う憎しみの感情。その感情のまま罪を犯してしまう。そこで踏み止まることができるかどうかが分かれ道になるのでしょう。お兄さん、よかった・・・。
     「仁吉の思い人」は題名からしてかなり気になります。若だんなと同じようにぜひ聞いてみたいと思い、夢中で読み進めました。仁吉が若だんなを大切にしている理由の1つがわかった、そんなお話です。

  • 2作目は短編集だが、仮に『しゃばけ』を読まずとも物語世界に入っていける作りになっている。その分、本文で状況説明をしているため、時にまどろっこしくなる。「四布の布団」は、若だんなが下手人をあぶり出す手法が、刑事コロンボのようで小気味よい。「仁吉の思い人」の結末も洒落ているな~

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著者プロフィール

畠中 恵(はたけなか めぐみ)
1959年高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学(現・名古屋造形大学)ビジュアルデザインコース・イラスト科卒業後、漫画家アシスタントと書店員を経て、漫画家デビュー。そして故・都筑道夫の創作講座を受講。『しゃばけ』が第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、本作でデビュー、作家となる。
『しゃばけ』シリーズが代表作で、『しゃばけ』『ぬしさまは』はNHKラジオドラマ化された。2011年、『ちょちょら』で第24回山本周五郎賞候補。2016年『しゃばけ』シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。

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