ねこのばば (新潮文庫)

  • 新潮社 (2006年11月28日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784101461236

みんなの感想まとめ

妖たちと共に生きる若旦那の物語は、ほのぼのとした雰囲気と時折の緊張感が絶妙に融合しています。シリーズ3作目となるこの短編集では、江戸の薬種問屋での若旦那一太郎が、妖怪たちと共にさまざまな事件を解決する...

感想・レビュー・書評

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  • 江戸に薬種問屋の若旦那と妖達との物語。

    本が見つけられず、順不同に読んでいるのが、ちょっとだけ影響しました。1話の金次が何者か?ってとこですが、わかっていても、それでどうおちるの?となるのは、うまいなぁと。

    その意味では、産土も、ん?とは思いつつも、うまくやられた感じです。妖として生きる続ける佐助の気持ちが感じられ、若旦那への思い入れもわかる気がしました。

    いつもより、ちょっとゾワッとする感じの話が多いですが、ほんわかな感じもきちんとキープされて、楽しく読めました。

  • 「茶巾たまご」「花かんざし」「ねこのばば」「産土」「たまやたまや」の5篇。

    殺人が絡んだ事件も多いが、探偵役、一太郎のおっとりしたキャラと妖たちのドタバタが、ほのぼのとした雰囲気を醸し出している。

    「産土」は、犬神・佐吉の昔話。途中までは長﨑屋の身代が傾いてしまったのかと読者をヒヤヒヤさせる。「たまやたまや」は、幼馴染み栄吉の妹お春が嫁にいってしまう、ちょっと切ない話。

  • シリーズ3作目の短編集。
    あいかわらずの一太郎の病気がちが作品にからんでくる。ほのぼのからシリアスな話まで、興味深い読後です。
    お春ちゃんの嫁入りはちょっと寂しい。


    お江戸長崎屋の離れでは、若だんな一太郎が昼ごはん。
    寝込んでばかりのぼっちゃんが、えっ、今日はお代わり食べるって? すべてが絶好調の長崎屋に来たのは福の神か、それとも……(「茶巾たまご」)、
    世の中には取り返せないものがある(「ねこのばば」)、
    コワモテ佐助の真実の心(「産土」)ほか全五篇。
    若だんなと妖怪たちの不思議な人情推理帖。
    シリーズ第三弾の、始まり始まり!

    【シリーズご案内】
    お江戸は日本橋。大店・長崎屋の一人息子である若だんなこと一太郎には秘密があった。
    大妖の血を引く彼には、鳴家や猫又といった妖(あやかし)が見えるのだ。
    しかも若だんなを支える手代、仁吉と佐助も、その正体は人ではなく妖なのである!
    そんな病弱だけど、心優しく頭のきれる若だんなが、妖たちとともにお江戸の難事件を解決。
    読めば気持ちがほっこりすること間違いなし、累計840万部突破の人気シリーズ「しゃばけ」の世界へようこそ!

  • 今回の若だんな・一太郎をとりまく妖怪やら事件譚やらにも、するすると江戸のまちなかに誘い込まれてしまった。
    兄・松之助の奇妙な縁談が発端となった『茶巾たまご』、下手人がこのシリーズで初めてかもしれないサイコパスみのあるオチでぞっとする。長崎屋の周辺にはいそうにもない、人間の闇が見つめてくる感じが差し込まれてぎょっとしたというか。そこから一転、『花かんざし』の結末は悲しかった。精神病的なもの、江戸の時代ではより偏見も強いから「狐憑き」の目線はシビアだったはず。
    『ねこのばば』で再登場した広徳寺の寛朝さん、やはりすごく良いキャラである。自信に満ち溢れた人柄であるが、今事案の背景があかされるに伴い徐々に苦い顔も覗く。なんだか、その人間らしい感じがより魅力に感じてしまった。それにしても「ねこ」繋がりで二重にも三重にも意味が転がるの、気持ちが良い。下手人の未熟さにはもやもやさせられたけれども。
    珍しく佐助の語りとなる『産土』、すっかりだまされてしまった。内面が語られたことでシリーズへの奥行きが増した感じがする。大事なエピソードだなあ。仁吉の過去回想と並べて記憶しておきたいところ(自分の記憶力が残念なんだけども……)。
    実質的な意味でもっとも若だんなが危機に瀕する『たまやたまや』、謎解きのくだりもさることながら、幼馴染のお春ちゃんの婚姻にまつわる若だんなの気持ちの自省も目をひいた。大店の一人息子、所帯を持つ……ようなエピソードまでいったりするのかなあ。この先の道を気にさせてくるの、ずるい物語だなあ。

    おりんちゃんに掴まれたり、一人行動の果てに監禁された若だんなの袖に入り込んでいたりと、今回は鳴家たちが大活躍で可愛くてよかった。次巻以降も妖たちの活躍が楽しみである。

  • 畠中恵「しゃばけシリーズ」3作目(2004年7月単行本、2006年12月文庫本)。
    今回も5作品の短編集で、興味深いのは④<産土>と⑤<たまやたまや>。特に<たまやたまや>は栄吉の妹のお春の嫁入りに関わる甘酸っぱいエピソードにホロリとなる。一太郎の謎解きに磨きがかかる一編だ。
    ①<茶巾のたまご>
    どういうわけか一太郎の調子がすごくいい。そして長崎屋にも不思議な幸運が続発していた。10日くらい前に金次という貧相な風体の下男が長崎屋へやって来た時からみたいだ。最後の判るのだが金次は貧乏神だった。この神を粗末に扱えば貧乏を呼ぶが、大切に扱えば福をもたらすのだ。
    松之助を見染めたという海苔問屋「大むら屋」の長女お秋が10日くらい前から病気になり、今日死んだと日限の親分から知らせが入った。どうも殺された疑いがあるらしい。そしてお秋が使っていた文箱だけがなくなっていた。一太郎は鳴家達に大むら屋にある文箱がどこにいくつあったのかを調べさせると、全部で4つあったのだが一つだけ不可解な場所にあった。一太郎はその文箱に入っている書き付けに今回のお秋殺しの鍵が隠されていると見て、日限の親分と一緒に大むら屋に出向き、見事下手人を見つけ出し捕えるのだ。
    今回の推理のきっかけは一太郎の大好きな「茶巾のたまご」にも色々なレシピがあって、女中頭のおくまが持っているレシピ本「卵百珍」にそれが載っていたことだったのだろう。色々な料理のレシピ本というのが出ているが、「海苔百珍」はなかったからだ。お秋が書き留めていたのは海苔百珍だったのだ。本にすれば相当な金になるはずで、海苔の商売にもプラスになると思った上での仕業だった。下手人は番頭だった。

    ②<花かんざし>
    日本橋から江戸橋への江戸広小路で一太郎達は鳴家の手を握って離さない於りんと言う5〜6歳の女の子に出会う。間違いなく人なのにこの子は妖が見えるようだ。近くに親も子守りもいない、迷子のようなので長崎屋へ取り敢えず連れて帰る。一太郎の母おたえは於りんを凄く気に入ったようで一太郎の嫁にしようと言い出す始末だが、於りんは家に帰ったら殺されると言う。
    於りんは深川の材木問屋「中屋」の一人娘だとわかり、一太郎達は中屋へ連れて帰るが、どうも妙な感じなのだ。中屋の主人七兵衛やおかみのおたかが応対せずに主人の弟の正三郎が対応するのだ。妖達に調べさせると於りんは中屋の実の娘ではなく、七兵衛の妹の子で養子だとわかる。おたかは病気で狐憑きの噂もあった。そして於りんの乳母おさいが堀に浮かんで死んだという報せが入ってくる。
    一太郎の推理で於りんを救うことになるのだが、何とも悲しいおたかの運命とおさいの悲劇に胸が詰まるのだ。
    おさいはおたかの病気に於りんの身に危険を感じ、於りんを中屋から連れ出して江戸広小路へ向かう途中でおたかと争いになり、川へ落ちたと思われた。
    それから一月ほどでおたかは亡くなったが、その一月は正気に戻り優しい母親になっていた。於りんの大好きな花かんざしをいくつも買ってあげて、於りんも怖がらずに甘えていたという。

    ③ねこのばば
    猫又になりかけていた猫の小丸の飼い主のご隠居が亡くなって、小丸は妖封じで有名な上野広徳寺に預けられてしまった。小丸を助けて欲しいと猫又のおしろに頼まれた一太郎は、仁吉と佐助を伴い、広徳寺の高僧の寛朝に交渉をしに行ったのだが、ここでとんでもない事件に遭遇してしまうのだ。広人という僧が松の木の下で死体で発見され、殺害された可能性が濃厚だった。広人は寺の金の収支を担当する役職の高い僧だ。その前にも松の木の枝にいくつもの派手な生地の巾着がかかっていたという不思議なことも起こっていた。そしてその巾着には木天蓼が入っていた。
    長崎屋は広徳寺に多額な寄進をしていたが、寛朝は寺の屋根瓦の修復にはなかなか足らないようなことを言うので、一太郎は類稀なる頭脳力を発揮、寛朝を論破すると同時に金の横領が今回の事件の根幹であることを推理するのである。
    そして猫の小丸が護符で小部屋に閉じ込められていた。金の横領、猫又になりかけている猫、その猫が護符で閉じ込められている部屋、木天蓼、松の木の下の僧の死体。一太郎は全てのパズルを繋げて遂に謎を解く。

    ④<産土>
    佐助と若旦那の話がちょっと違うぞと変に思っていたら、佐助が長崎屋に来る前の違う若旦那の話を佐助が一太郎に昔話を語っているという話だった。
    佐助は、弘法大師がある農家の猪封じのために書いた呪禁の絵、一匹の犬の絵から抜け出し、犬神となった妖だった。
    ずっとひとり旅を続けてきた犬神は日も暮れた山間の道で紙問屋の「井筒屋」の主人を妖から助け、店の手代として佐助の名前で働くことになる。やっと自分の居所を見つけた佐助は店の若旦那と親密になり、若旦那を必死で守ろうとするが、とんでもない恐ろしい事件に巻き込まれる。
    金策で苦労している町の店の主人達が次から次へとー命を落としていき、井筒屋も最近金策で苦労していて主人の行動がおかしい。佐助は見世物小屋の妖が関係しているとみて、若旦那に主人との外出はしないように忠告するが、見世物小屋に一緒に行ってしまう。見世物小屋には木偶がいっぱい有った。妖の木偶が人間に取り憑く代わりに金子を渡すというようなことがこの町で数多く行われて来ていて、もう手遅れだった。何とか若旦那だけは守ろうと佐助は見世物小屋もろとも木偶全てを焼き払う。しかし若旦那も手遅れだった。火は町全域に広がり、妖に取り憑かれた人間全て一緒に焼き払われた。若旦那も火で清められ三途の川を渡ることができ、町も清められ再生出来たはずであった。
    佐助は一太郎に昔話を語り、もう二度と同じ思いをしたくないと告げるのだった。

    ⑤<たまやたまや>
    栄吉の妹で一太郎の幼馴染でもあるお春の縁談にまつわるちょっと危険なそして心温まるエピソードの話。
    献残屋の「松島屋」の跡取り息子庄蔵26歳との縁談話がお春の元へ来た。庄蔵はお春のことを気に入っているようだが、お春は叶わぬことはわかっていながらも、今でも一太郎のことが好きなようだ。お春は縁談の条件として失くした大事な煙管を探し当ててくれと言ったそうだ。それは一太郎からの貰い物だと言うので栄吉が一太郎に聞きに来たのだ。しかし一太郎には覚えがなかった。この煙管の話が後で甘酸っぱい心温まるエピソードで、この謎を一太郎が解いた時、お春は嫁に行く決心をするのだった。
    一太郎は、庄蔵がお春が幸せになれる相手かどうかを調べに聞き込みに出る。関係する周りの情報は芳しくないものばかりだった。
    金貸しの用心棒のような浪人によく追いかけられれていたとか、立派な風体の老人に説教されていたとか、浪人の妹でお園といういい女と付き合っているとか、しかしお園の兄は仕官のために走り回っている貧乏浪人で夫婦になる相手は別の縁談を神田の糸問屋「伊勢屋」の喜左衛門と打ち合わせしていたとか。
    一太郎は走って逃げて来る庄蔵に出くわし、あとを追いかけるが、長屋の路地で侍二人に道を塞がれ、木刀で殴られ気絶する。気がつくと二人は土蔵の二階に閉じ込められていた。
    しばらくして襲って来た武士二人がやって来て、襲われた訳が判った。武士はお園の兄森川直之が仕官する予定だった武家の武士だ。仕官の話は流れたが、森川が献上するはずだった品が上方の貴重な細工師の品だったため、武家の方でもそれを手に入れることのお家の浮沈をかけた理由が生じたらしい。その品がお園から庄蔵に預けられたと思い込んで奪いに襲って来たということだ。しかし庄蔵には全く記憶になかったが、一太郎は庄蔵の持ち物を見て全てがわかってしまうのだ。しかも庄蔵に関するうわさ話は全て間違いでその理由と事実も解き明かしていた。
    そして閉じ込められているうちに窓から聞こえてくる物売りの声にお春が失くしたという大事な煙管の意味に気がつくのだ。「たまやたまや」という子供の頃に聞いた声はシャボン玉売りだ。一太郎がお春や栄吉とシャボン玉を追って入ったよその家の庭から花嫁衣装を見ていた。煙管はシャボン玉を吹く葦の茎を象徴していた。
    これはお春の一太郎への「嫁に行ってもいいか」という謎かけだった。一太郎が細い煙管を庄蔵に渡し、お春に渡すことによって、子供の頃の思い出をまた共有し、そして振り切ることになるのであった。

  • 5編からなる短編集
    しゃばけシリーズ第三弾

    今回も若旦那と二人の手代、そして可愛らしい妖怪たちのはちゃめちゃな犯人探しや謎解きが繰り広げられます!

    人というのはなかなかに、取り憑かれたような行いをするもので、結局怖いのは、お化けでも妖怪でもなく、人間だったりするものです。

    畠中さんはいつも最後に切なくなるような、心がギュッとなるようなお話を持ってくるので、「ズルい!」と思いながら読んでいます。

    おすすめです。

    「呼んでくれる人がいる方が、いいねえ……」

  • 気になっていた人気のしゃばけシリーズ。借りたので読んでみた。畠中さん初読みです。
    身体が弱くて、すぐに寝込んでしまう若だんなと若だんなの周りをチョロチョロしている鳴家たちが何とも可愛らしい。
    機会があればまた読みたい。

  • 甘い奉公人と、甘い甘い兄やたちと、さらに甘甘甘な両親という、売り物の砂糖を全部集めたよりも極甘な者たち……
    身体が弱くて寝込みがちな主人公の若だんな一太郎への周りの者たちの溺愛ぶりを、作者はいろんな言葉で書いていて、それだけでも面白い。
    でも、その溺愛ぶりが妙に心地良くて、寝込みがちだけど、優しくてしっかりしている若だんなにもとても好感が持てます。
    今回は貧乏神の金次、可愛い於りんちゃんと化粧が厚い(笑)お雛ちゃん、広徳寺の寛朝とまたまた個性豊かな登場人物が増えて、ますます面白くなってきました。
    そして、最後のお話、若だんなの幼なじみの菓子屋三春屋のお春ちゃんがお嫁にいくお話では、若だんなのほのぼのとした淡い恋があって、じーんとしてしまいました。
    ほんとにしゃばけシリーズ面白いです。

  • 一太郎が昼ごはんをお代わりしただけで福の神が来たか!と大騒ぎになる長崎屋の面々が愉快。楽しい話だけでなく、世の中には取り返せないものがあること、佐助の過去、小春の嫁入りなど切なさが残るお話もあり、緩急があって良かった。

  • 2作品目ですが、世界観に浸れる作品だなぁと思います。
    今回は犬神の過去の物語がありましたが、
    後半で「やられた!」と思いました。
    読み進めるうちに霧が晴れていくような感覚が好きです。
    妖たちが見える女の子、また出てこないかな?と
    続きを読むのが楽しみです。

  • 寂しく切ない気持ちになる話が多かった。
    最初に『産土』を読んだときは驚きと胸の奥がひやりとしたけれど佐助の昔話だったとは!
    大切なものを、居場所をまた手に入れられて誰かが名前を呼んでくれるのはなんてあたたかいことか。
    若だんなが黙って外出して、殴られて閉じ込められて切られかけたのにブチ切れて侍をボコボコにする兄や二人と「ああ、来てしまった……」と嘆く若だんな大好き。
    そして栄光への邪魔になるのなら誰かを殺すのが悪いことだとは思わない人間は世の中にどのくらいいるんだろう。

  • 図書館本
    今回もほっこり

  • 五つの話からなる短編集。今回は暗い結末の話が多かった。

    「何で何で殺しちゃいけないんですか。だって、その方があたしには都合がいいんだから……いいじゃないか、いいじゃないか」(『茶巾たまご』より)

    自分本位で、殺人に恐れも哀れみも抱かなかった下手人の言葉にぞっとした。

  • 若だんなと妖たちのやりとりが相変わらず面白かったです。

    なんだかんだ人死にが出ているシリーズだよな、と今更ながら…
    それでもほっこりするのはどこか抜けてる若だんなや妖たちのおかげでしょうか。

    佐助の過去の話は切なくもちょっと怖かったです。

  • シリーズ3作目。
    もし新刊ならネタ切れになってないかなと思ってたと思うが(実際はこの後も何刊も出てる)変わらず面白かった。
    甘やかされ放題の金持ちの息子が全然嫌なやつじゃないのは、時代が違うというのが一番だけど、書き方なんだろうな。
    若だんなのことだと思って読んだお話はすっかりだまされてヒヤッとした。

  •  しゃばけシリーズ第3弾。今回は「茶巾たまご」、「花かんざし」、「ねこのばば」、「産土」、「たまやたまや」の5つの短編。
     相変らずの鳴家(やなり)の可愛らしさに心奪われながら、やっぱり今回も佐助と仁吉という、コワモテなのに意外と素直でズレてる二人の妖(あやかし)のユーモアも存分に楽しめた。特に「ねこのばば」のp.164の「そうだよねえ」の部分が好き。今回特に印象的だったのは「ねこのばば」と「産土(うぶすな)」だったかなあ。後ろの解説にも書いてある通り、どんでん返しのある「産土」は確かに印象に残る。「たまやたまや」では若だんなの強気なところが見れたが、甘やかされて育ったのになんで危機的な状況でそんなに冷静で肝が座っていられるのか、それはやっぱり妖たちの強力なパワーに守られるとそうなるんだろうかとか、不思議に思った。(21/08/17)

  • 普段は仁吉よりも影の薄い佐助の過去の物語があった。空海さんがからんでいるとは(笑)。

  • 佐助がいつもより多く出てきたのがよかった。
    この巻では、おりんちゃんの「花かんざし」が1番よかった。

  • 今巻は佐助の話が出てきたところもよかった!
    毎度鳴家がかわいい。
    このシリーズ一生読んでいたい。

  • 回を重ねる毎に面白くなってきた。
    なんと言っても犬神らしさを発揮したり、悲しい過去を告白したりと、佐助の活躍が大きかったかな。
    必ずしも勧善懲悪でもハッピーエンドでもなく各短編が終わるところが、このシリーズらしくて良いと思います。

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著者プロフィール

高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学卒。2001年『しゃばけ』で第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、小説家デビュー。「しゃばけ」シリーズは、新しい妖怪時代小説として読者の支持を受け、一大人気シリーズに。16年、同シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。他に『つくもがみ笑います』『かわたれどき』『てんげんつう』『わが殿』などがある。

「2023年 『あしたの華姫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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