おまけのこ しゃばけシリーズ 4 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101461243

感想・レビュー・書評

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  • 「こわい」はなんだか無性に切なかったです。
    やるせない。つたわらない。こわいの気持ちも分かる。

    お雛さんの話は屏風のぞきが活躍。
    皮肉まじりにお雛さんの話を聴く姿に和む。
    お雛さんの分かっているつもりだけれど疑心暗鬼になってしまう感じ。
    よく分かります。

    「おまけのこ」は鳴家がとことん可愛らしかったです。

  • 「畳紙」、素敵でした。屏風のぞきは特に味があって好き。2012.12.01再読

  • 『しゃばけ』シリーズ第4弾。
    仏にすら厭われ、誰からも受け入れられない妖・狐者異を描いた「こわい」、心を隠すために塗り壁のような化粧をするお雛さんの「畳紙」、若だんなが子供のころ、近所の子供たちと冒険をした逸話「動く影」、吉原の禿をめぐる「ありんすこく」、鳴家が大活躍する「おまけのこ」の5話を収録。
    いずれも心にしみる若だんなの言葉にしみじみする。

  • 鳴家が可愛い…!
    軽く読めるシリーズ本

  • のほほん
    暇つぶしによし

  • 鳴家や屏風のぞきが活躍する第四巻。普段は若だんなを困らせたり軽口を言ったりしてばかりのキャラクターが主役として活躍するので面白い。キャラクターたちの過去、サブキャラクターへの愛着と、ますます地盤が固まって面白くなってきた。
    作中に登場するお菓子もますます美味しそうで、お茶とお菓子が進む。

  • きゅわきゅわ鳴く、鳴家かわいい。意外と若だんなが動き回っている本じゃないかな。

  • しゃばけシリーズ4作目
    小鬼の鳴家(やなり)がだんだんかわいく思えてきたw
    鳴家が活躍する「おまけのこ」は、若だんなになつく鳴家が愛くるしい。

  • しゃばけ (2001年)
    ぬしさまへ (2003年)
    ねこのばば (2004年)
    おまけのこ (2005年)
    うそうそ (2006年)
    ちんぷんかん (2007年)
    いっちばん (2008年)
    ころころろ (2009年)
    ゆんでめて (2010年)
    やなりいなり (2011年)

  • 今回は短編のどれも心の機微が描かれていて、面白いだけでなく考えさせられる一冊でした。若だんなが「うちの子」と呼んでくれたことに鳴家がすごく喜んだのが可愛くて。誰かの特別になれた気がして嬉しくなるのは人も妖も同じなんだなと。

  • 面白い。読みやすい。鳴家かわいい。今の時代はいろんなもので溢れてて、疲れるなあって思う。ないものねだりか。

  • 鳴家がかわいい。。手元におきたい。と、思ってしまった「おまけのこ」。「ありんすこく」では、人間の複雑さが身に染みました。

  • 「こわい」という誰かに受け入れて欲しいのに誰からも相手にしてもらえない妖怪。
    自分の要求ばかり通すことに夢中で、相手の気持ちを蔑ろにしてないかな?とドキリとした。

  • まだまだまだ続く

  • このシリーズは時間軸が進むのがいいなぁ。次にお雛が出てくるのが楽しみ。
    子ども時分の話もかわいいし、表題のおまけのこの、ラストのかっわいいこと!きゃわきゃわ気分になれる。

  • シリーズ4作目。
    ここまでシリーズが進むと、脇役の性格などもはっきりと立ってくるし、途中から入るよりも1作目から読んだ方が楽しめるように感じる。
    今作も全般おかしく楽しく、情にほろりとくるものが並んだが、中でも1話目の「こわい」はちょっと違うテイストで(何が違うかは読んでからのお楽しみ)、読後の後味もひと味違って、「やるな」と思えた。はぐらかしではなく、これもまた妖の物語なんだろう。
    シリーズ全部読んでる人はもちろん、たまたま最初に手にとってしまったひとでも楽しめる良作。

  • しゃばけシリーズはハズレがので安心して買えます。

  • しゃばけシリーズ第4段 やっぱりいいな。 「こわい」という話が印象に残った。 狐者異(こわい)みたいな人、たまに居るよね。 自分も狐者異みたいになってる時が無いとは言えない。 反省しよ。 しかしそんな風に生れ付いたとはなんとも可愛そうだ。

  • 「こわい」がやるせない。

  • 書名にある「おまけのこ」が可愛くてしかたなかった。

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著者プロフィール

高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学卒。2001年『しゃばけ』で第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、小説家デビュー。「しゃばけ」シリーズは、新しい妖怪時代小説として読者の支持を受け、一大人気シリーズに。16年、同シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。他に『つくもがみ笑います』『かわたれどき』『てんげんつう』『わが殿』などがある。

「2023年 『あしたの華姫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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