おまけのこ しゃばけシリーズ 4 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101461243

感想・レビュー・書評

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  • 相変わらずのクオリティ

  • 読み終わったのはだいぶ前。

  • 本のタイトルでもある『おまけのこ』が特によかった。鳴家の大冒険で、外の世界を知らない鳴家が、絶体絶命のピンチという時に一太郎が見つけてくれて「ぎゅわわわわ…」としがみつく様子がとてもかわいい。アニメにして見てみたいくらい。『ありんすこく』も遊郭の世界が新鮮でおもしろかった。

  • 表題作を含む五編が収録された短編集。

    病弱ながら鋭い観察眼を持つ若だんなと、個性豊かな妖(あやかし)たちの活躍が魅力のしゃばけシリーズ。

    四作目は若だんな以外の登場人物や、妖たちにスポットを当てた作品が多く、前作の登場人物が再登場するなど、短編集ならではの楽しさが感じられました。

    どうにもならない出来事の前に、打ちひしがれ哀しい気持ちになる作品もあるのですが、シリーズを通して根底にあるのは優しさや温かさで、悩みに対する向き合い方にも様々あると教えてくれます。

  • おもしろい。文章がいい。

  • 猫みたいな鳴家が大活躍する巻、ますます可愛い(^^)

    こわい…孤者異、忌み嫌われるのもわかるラスト
    畳紙(たとうがみ)…紅白粉問屋一色屋の孫娘お雛が脱皮、おりんちゃん再登場
    動く影…一太郎五歳の春の思い出
    ありんすこく…ありんす国吉原花魁花岡の引込(ひっこみ)禿かえでの脱走劇
    おまけのこ…真珠と鳴家。

  • ますます面白く、あっという間に読了。
    今回は屏風のぞきや鳴家が主役の物語もあって、ワクワクした。
    屏風のぞきに勇気をもらったお雛さんは、その後どうなったのだろう。若だんなが5歳で解決した影女の話を聞き終えて、佐助や仁吉はどのように反応したのだろう。最後まで、描ききらないのもまた余韻があって好ましい。
    ありんすのこくの、一人の禿のみに愛情を注ぎ、心臓の病なら足抜けさせるけど、仮に健康なら花魁として働かせるであろう楼主夫妻の感覚は本当にわからない。一方で、父親と母親の気持ちが不思議な若だんなは、色恋沙汰はこれからという感じで可愛らしい。
    今回も、若だんなにラウールさん、佐助は宮舘涼太さん、仁吉は岩本照さんを据えて、屏風のぞきは美しくて切り口鋭い渡辺翔太さん、三春屋栄吉さんは温かく頑張り屋な向井康二さんをイメージして読み進めた。兄松之助さんは驕らず努力家な目黒蓮さんかなと思いつつ、誰にするか迷い中。Snow Manで映像化されたらそれはそれはうれしいなぁ。

  • うちにも鳴家がいるといい
    鳴家が見えるといいな

    おまけのこ…人の気持ちは複雑でわかりにくいもの

  • 屏風のぞきが活躍するお話が入ってる巻。
    登場人物がどんどん魅力的になってきて楽しい。

  • 読んで満足。
    文字の漫画のようで楽しく読める。

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著者プロフィール

高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学卒。2001年『しゃばけ』で第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、小説家デビュー。「しゃばけ」シリーズは、新しい妖怪時代小説として読者の支持を受け、一大人気シリーズに。16年、同シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。他に『つくもがみ笑います』『かわたれどき』『てんげんつう』『わが殿』などがある。

「2023年 『あしたの華姫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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