ちんぷんかん しゃばけシリーズ 6 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 3584
レビュー : 329
  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101461267

感想・レビュー・書評

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  • いつものテンポで楽しい

  • しゃばけシリーズ第6弾。広がりに広がるしゃばけワールド。合いも変わらず若だんなは病弱に磨きをかけ、今回は三途の川まで行ってしまうとは。。。
    今作では「はるがいくよ」が好き。行ってしまう者と残される者。どちらにも生きることの無常さ、悲しさを残していく。若だんなの行動は、一見子供じみたものにも見えるが、そうして生きること・死ぬことを経験していくのだと、自分の今までを振り返ることにも繋がったので、読み終わった後なんともいえない気持ちになった。。。次回はどんな物語が出てくるのだろうか?

  • 表題作の「ちんぷんかん」がよくまとまっていて面白かった。サブキャラの話が面白いなんて畠中さんのキャラクター作成能力(?)はすごいなと思う。
    「はるがいくよ」は会ったばかりの妖に情けかけまくりの若だんなにちょっと違和感を感じたけれど、最後のまとまり方が素晴らしかった。

  • ☆3.7
    虚弱体質の若だんな、ついに死す!?火事の煙にやられ、気を失った若旦那が目覚めたのは三途の川のほとりだった・・・。
    まーあんなに過保護にされてちゃなかなか死ねないわなー。手代の二人や妖たちに囲まれていつもの若旦那。兄の松之介に結婚話が持ちあがったり、陰陽師の式神に狙われたり、父と母のなれそめを聞いたり、怪しくも楽しげな毎日。

  • 「私ったら、死んじゃったのかしらねえ」長崎屋が大火事に巻き込まれ、虚弱な若だんなはついに冥土行き!? 三途の川に着いたはいいが、なぜか鳴家もついてきて――。兄・松之助の縁談がらみで剣呑な目に会い、若き日のおっかさんの意外な恋物語を知り、胸しめつけられる切ない別れまで訪れて、若だんなと妖たちは今日も大忙し。くすくす笑ってほろりと泣ける「しゃばけ」シリーズ第六弾。

  • やっぱり短編の方が好きだ。
    最後の「はるがいくよ」が抜きん出て良かった。桜の季節に読んだら、切なさ・哀しさ倍増だっただろうと思う。
    鳴家の可愛さがどんどん増していく^^ 小さいながらも一所懸命な姿が微笑ましい。

  • 読了。

  • シリーズ6作目なのに、読む勢いが止まりません。むしろ加速しました。シリーズの中で、今までいちばんお気に入りです。
    「男ぶり」「はるがいくよ」が特にお気に入りですが、本作はどれも本当によかったです。ハズレなし!!
    2013.08.21

  • その病弱振りで江戸でも有名な大店『廻船問屋兼薬種問屋・長崎屋』の若だんな・一太郎。
    今日は日本橋を焼き尽くす大火の煙に巻かれ、とうとう三途の川縁までやってきてしまった
    懐には、どさくさに紛れてついてきてしまった家鳴りが数匹。
    自分はまあ、ともかく。家鳴りが死ぬってのは有り得ない。どうにかこの子らだけでも現世に帰してやれないものか……。
    考えつつ賽の河原で子供たちに混じって石を積む若だんな。
    そのうち腹がすいて、袂に仕舞い込んであったお菓子を齧る。
    まてよ? 腹がすくということは、まだ死んでない?
    賽の河原に歩いて来る者があるということは、逆戻りできる道があるということ?

    お江戸の町を舞台に大活躍する、「しゃばけ」シリーズ第6弾。
    若だんなの三途の川縁冒険譚『鬼と子鬼』に、広徳寺で妖退治の法力をもつという僧の弟子となった若き修行僧秋英の災難『ちんぷんかん』、若き日のおっかさんの恋物語『男ぶり』、兄・松之助の縁談が持ち上がるなか、長崎屋の離れに迷い込み、若だんなを殺しかけた式神をあやつる謎の陰陽師『今昔』、新たに建てられた長崎屋の庭に植えられた桜の古木の精が送った愛らしい赤子“小紅”との短い春を描く『はるがいくよ』の全5編。

    時は流れ、少しずつ周りが変化していく。
    季節がめぐり、桜が咲き、そして散るように、人は生まれ、育ち、老い、死んでいく。
    永遠のような長い命を持つ妖怪や神にとって、人間は桜のように儚い存在。
    一太郎も、いつかは彼を取り巻き、慕ってくれる妖怪たちと別れる日がくるんですね。今巻の『はるがいくよ』はそんな予感に満ちていて、本当に切ない。

  • 「妖」たちが生き生きとしててかわいい!!
    もう6作目なので、登場人物が安心して付き合えて、一気に読み込んじゃう。
    短編集なのもいい。

    解説の、『「妖怪」ではなく、「妖(あやかし)」』である本作の意味が本当によくわかるなあ。
    かわいいお話でした。

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著者プロフィール

畠中 恵(はたけなか めぐみ)
1959年高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学(現・名古屋造形大学)ビジュアルデザインコース・イラスト科卒業後、漫画家アシスタントと書店員を経て、漫画家デビュー。そして故・都筑道夫の創作講座を受講。『しゃばけ』が第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、本作でデビュー、作家となる。
『しゃばけ』シリーズが代表作で、『しゃばけ』『ぬしさまは』はNHKラジオドラマ化された。2011年、『ちょちょら』で第24回山本周五郎賞候補。2016年『しゃばけ』シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。

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