ころころろ しゃばけシリーズ 8 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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レビュー : 205
  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101461281

感想・レビュー・書評

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  • 12歳の若だんなの物語から始まる本書は、若だんなの失明と生目神様の玉を巡り、大きなうねりの中を進行する。終盤で生目神が出した桃太郎の問いに対する鳴家たちの反駁には笑った。鬼の立場ではそうだよね(^-^)

  • 若だんなの初恋(失恋?)からはじまり、まさかの失明や鬼退治、昔話、神様話など、一層賑やかだけど、読み終わったあと、ちょっと考えさせられた一冊。神々と妖、人間などが共に暮らし、連綿と紡いできた日の本の歴史は現代で断絶しかけてはいまいか?まあ、難しいことを抜きにしても、相変わらず面白い!短編同士がしっかりつながって展開していくので、途中で止められず、一気読みにて深夜に(苦笑)五徳はまた出てきて欲しい!

  • 短編集と思いきや連作。キャラの仕事がだんだん固定、定着されてきて、コミカルで楽しい。

  • ころ ころろ・・
    音を立てて転がる玉を追いかけるひとつの話を軸に展開する短編5編。
    目が見えなくなった若だんなと若だんなのために命を張って光を取り戻そうとする妖たちの物語。
    病弱な上にさらに目まで見えなくなって、何もできないかと思いきや活躍する若だんな。兄やの佐助と仁吉にもスポットがあたり意外な一面も見れる。

  • けじありの佐助が素敵☆
    短編集だけど、大きなストーリーが流れてて、読みごたえがあったなー(^^)

  • 『はじめての』
     一太郎12歳の物語。母親の目を治すために7つの宝を探す少女・紗衣。母親おたつの目の病気の謎。眼医者を称する昌玄の提案で改築される生目神社に埋められた宝の行方。おたつに持ち込まれる縁談。長崎屋で目薬を購入する昌玄。

    『ほねぬすびと』
     朝目覚めたら目が見えなくなっていた一太郎。大騒ぎの長崎屋。藩の贈り物の干物の輸送請け負った長崎屋。依頼人は武士の岩崎。過去にも消えた干物。かごに残された謎の玉。河童に食われた干物。河童の残した玉を拾った謎の人物。家鳴が見えた人物。今回も消えた干物。岩崎の秘密。

    『こころころ』
     若旦那の目を治すために河童の玉を探す仁吉。妖たちを捕える男虎ニ。虎二の小屋から逃げだした河童を食おうとする少女人形・小ざさ、妖が見えるという少年・万太、から傘、ろくろ首を連れ小屋にいるという河童を探しに出かけた仁吉。一太郎の元を訪れた金次の協力。

    『けじあり』
     佐助の物語。朝起きると佐助の枕元に置かれる「けじあり」の文字が書かれた紙の謎。佐助の「妻」おたきの秘密。おたきが探す鬼の秘密。

    『物語のつづき』
     一太郎の目を治すために生目様を捕えた一同。カメを使った罠。生目様が出す問題。桃太郎、浦島太郎のその後。生目様の探す人。生目神様と駆け落ちした人間の女性。少しの間旅に出た間に消えた女性。

  • ひとつひとつの描写が丁寧で、短編とは思えないぐらい読み応えがあるし、それぞれ全く違う描き方していて面白い。ちょっと恋が入ってきて、ニヤニヤしちゃう。

  • 妖達、安定の愛らしさ。ぞろっと揃うと賑やかで良いね。

    表題作が一番良かったかな。

  • はじめての
    ほねぬすびと
    ころころろ
    けじあり
    物語のつづき

  • まずは、シリーズ10周年おめでとうございます。惰性でずるずる買ってしまってた、というのが正直でしたが、今作は当たりでした。短編で読んでおいしい。長編と見てもおいしい。長くてパンチが効いた話が好き! という私の好みの問題かもしれませんが、この作品は短編好きにも長編好きにもそれなりに楽しめるお話だと思います。あとは仁吉と佐助がそれぞれおいしいのも良いですね。やれやれ。神様になんて祟れたくないもんですよ。。

  • 大好きなしゃばけシリーズ。いつもクールな佐助、仁吉の兄や二人が今回は色々これまでにない状況で奮闘していたのが印象的でした。若旦那を慕う妖たちを見てると癒されます。最後の問答のところがよかったですね。

  • なんで急に過去話が?と思ったらそういうこと!
    ずっと「若旦那」と書かれていたのに、過去話は「一太郎」と名前で書かれているので、つい、一郎太を思い出し…ゲフゲフ…何でもありません。

  • 今回はなんとなく毛色が違ってて、連作短編になってました。
    その中で仁吉が主役の話があったり、佐助が主役の話があったりして、今までとは違った感じで良かったです。
    切ないけど、後味はいい。
    仁吉がますます好きになりました!
    あと、佐助のお話は切なくてもう…泣くかと思った。
    最後の物語のつづきはなかなか考えさせられる話でした。
    ホントにこのシリーズは良いなぁ~と改めて感じる一冊でした。

  • 今作もほっこり。

  • おもしろかったー。
    ほっこり穏やかな気持ちになれて、ほんとによかった。
    仁吉が妖たちに囲まれて困った気持ちになったシーン、すごくわかった。
    頼りになる人に頼りすぎるのっていけないことだ、ってわからないといけないよね。
    自主性って大事。

    若だんなの初恋も、ほんわかして、見守ってた兄やたちの気持ちがわかったなー。
    最後、泣いちゃった若だんなを優しく笑って見守ってるって、若だんなは本当に優しい存在に囲まれててよかったね、て思う。
    イライラさせられてもおかしくない主人公だけど、ほっこり見守っていられるっていうのはそれだけのものがやっぱりあって、畠中恵さんの腕なんだろうな。

    優しい文章がほんとに癒されるわー

  • 楽しかったー!
    仁吉と佐助。2人の兄やが本当に若だんなを大切にしている描写に、にやにやしていました。すごく過保護なのに、ときどき、若だんなの成長を黙って見守るときもあるのだなあ、と。
    若だんなを心配する他の妖たちも可愛かったです。

  • 1冊通して1つの問題を解決する、という、今までにない展開となった今作。ちょっとしたミステリーのようにもなっていて、特に「けじあり」などはドキドキ。
    また、人に恋した神や、未練や憤怒の果てに人間の域を越えてしまったもの、なども登場し、
    今までの“どこか憎めない妖たちのお話”とは少し違った「しゃばけ」を読むことができました。

    安定の★5つ!

  • やっぱり、ほっこりする話です。

  • 相変わらずのペース感と変わらない若だんながこのシリーズの醍醐味☆
    「ころころろ」は擬音語だね。

  • あっという間に読み終わった〜!YONDA?の福袋欲し〜!!

著者プロフィール

畠中 恵(はたけなか めぐみ)
1959年高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学(現・名古屋造形大学)ビジュアルデザインコース・イラスト科卒業後、漫画家アシスタントと書店員を経て、漫画家デビュー。そして故・都筑道夫の創作講座を受講。『しゃばけ』が第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、本作でデビュー、作家となる。
『しゃばけ』シリーズが代表作で、『しゃばけ』『ぬしさまは』はNHKラジオドラマ化された。2011年、『ちょちょら』で第24回山本周五郎賞候補。2016年『しゃばけ』シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。

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