- Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101461298
感想・レビュー・書評
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読者を飽きさせないように、ひねりを加えようという作者の強い意思を感じる。
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しゃばけシリーズ第九弾。
若だんなの人としての成長がすごい。いつもいつも布団で巻かれ小脇に抱えられてるにも関わらず、兄やたちを動かすほど頑固な一面も。 -
【しゃばけシリーズ9作目】図書館で8作目が回ってこないので先に読みました。最初は話が時系列じゃないから戸惑ったけど、ラストまで読んでなるほどなと納得。本来の時間が戻ったのね。
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畠山恵さんのしゃばけシリーズ9作目「ゆんでめて」読了。長崎屋の離れに住む「屏風のぞき」が行方不明になり、後悔の念に苛まれる若だんな。もしあの日、別の道を選んでいたら・・・。「屏風のぞき」を探す話が短編として収められてますが、今回はちょっと変わった構成。内容も新しい妖の登場、若だんなの恋話、花見騒動など、楽しめます。左手の弓手(ゆんで)と右手の馬手(めて)、運命の分かれ道は、どんな理由で変わってしまったのか。若だんなが迷い込んだ、もう1つの物語。お楽しみに♪
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2012年11月30日購入。
2014年11月22日読了。 -
若旦那と妖怪の心温まるお話。
神様はなんでもありですね。 -
屏風のぞきは、、、
飛鳥山での花見はよいねぇ。
左ゆんで・右めて
泣かないで、若だんな
ゆんでめて
屏風のぞき
こいやこい
千里さん当て
花の下にて合戦したる
狸と狐と狢
始まりの日
時売り屋 -
前8作目と若干繋がっている作品。
if的な要素に、さらにタイムパラドックス要素まで合わせてしまって、でもしっかりと「しゃばけ」らしさがある。
屏風のぞきが・・・と思っていたけど、最後まで読むべし。
話は若旦那が何気ない「選択」をすることから始まり、「選択」の結果から事件は起きるところがまず最初。
そこから一気に4年後の話、その1年前、さらに1年前と章が進み、時が戻り、という形で物語が進んでいく。
花見の話が良かった。 -
飛ばしてたの読みました~
屏風の妖怪いなくなってたっけ?!と驚いてしまいました笑
でも、最初の四話はなかったことになるのか…
かなめさん… -
300307386 B913.6-ハタ
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絵画で言うとだまし絵みたいな小説(笑
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右か左か。どちらの道を行くか。
たったそれだけの違い。
しかしその先に待ち受ける未来は似て非なるもの。
左へ行くべき道を、ふとしたことから長崎屋の若だんな一太郎は右へと足を進め、その結果、大切なものを失ってしまった。
「もし後におこることがわかっていたら、そちらにはいかなかった」
行くつもりはなかった道へ、行ってはならなかった方へ踏み出し、起こってしまったことを悔いても時は止まることなく流れ、やがていくつもの新しい出会いが訪れる。
弓手(左)と馬手(右)、未来への分岐点『ゆんでめて』にはじまり、その4年間をさかのぼる出会いと別れを描く全5編。
しゃばけシリーズ第9弾。
今回まさかの屏風のぞき(笑) あいつは意外に重要だった。
……いや、笑って終わることができて良かった。弓手か馬手か。今回は馬手への分岐を選んだがために失うものと新たに出会うものの物語だったが、さて、改めて弓手を進んだ若旦那は、今度はなにを失い、誰と出会うのだろう? -
読んでいて、む?これはいつの話だ?と、ちょっと考えちゃったけど、最後に納得がいく。すばらしー。おもしろい。
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最近のしゃばけシリーズは、短編集でもあり、全てが繋がった長編でもある。
弓手に行くか馬手に行くか…、
これまで沢山の選択をして、失敗したこともあったかもしれない。
過去に遡って、もう一方を選んだら、得るものもあるし失うものもある。
そんなことを考える不思議なお話でした。宝珠にはもう会えないのかな〜? -
「もしも」の話。いつもよりちょっと暗い雰囲気が全体的にあるような気がします。
お見合いのお話が好きです。 -
しゃばけシリーズ。
シリーズ第9弾。
今回は切ない話から始まります。
屏風覗きや他のつくもがみたちを失ってしまう話から始まり、時間を遡るように他の妖怪や、若だんなの恋、水害などの話が展開する。
「あの日右の道を選んでいれば、未来は変わったのだろうか」と言うのがテーマで、題名の「ゆんでめて」は「弓手(左手)馬手(右手)」のこと。
最終話で、本来進むべきはずだった道へ進み、今までの話がなかったことに感じられますが、これから起こるということであり、なかったことにはならない。
次作にも絡んでいるようで、次を読むのが楽しみ。 -
今回はなかなかというか。ファン過ぎてハマリ過ぎました。
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最近物々しい本ばかり読んでいたので
気分を変えてのほほん系を。
今回のしゃばけシリーズは読み始め、ん??と不思議な感じがしたのですが
読み進めていくうちに納得。
若旦那、気付いてはいませんが不思議な世界へ入り込んでしまいました。
屏風のぞき、良かったね。 -
シリーズ9作目。
あの時もしこうしていたら・・・選択によって大きく変わる未来。
見られてしまった神様に同情しなくもないけど、結末には正直すごくホッとした^^ 誰が欠けても大きな穴がぽっかり空いてしまうようで寂しい。。
今回のそれぞれの出来事が今後どうなるのか楽しみ。 -
しゃばけシリーズ
「もしもあの日、別の道を選んでいたら、こんな未来は訪れなかった?」
ほんの気まぐれで、本来とは別の道へ迷い込んでしまった若旦那
その気まぐれが、大切な仲間との別れの引き金だった・・・
短編ひとつひとつが時をさかのぼるようになってて
最後に「あの日」が再び・・・
という、タイムパラドックス的おはなし。
別の道へ行ったあとに出会ったひとたちと
また会えるといいなぁ -
うわーパラレってたわー
絶望からの希望、でもその未来でもありで、まっすぐ進むしかないんでしょうね
屏風のぞきー!!
みんな大事な家族だねえ