ゆんでめて しゃばけシリーズ 9 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.89
  • (136)
  • (240)
  • (174)
  • (12)
  • (0)
本棚登録 : 1819
レビュー : 175
  • Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101461298

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • あの日あのときもし逆の道を選んでいたら・・
    分かれ道のあっちとこっちで運命が変わった話。
    仲間をなんとか助けようとする若だんなを見ているのが辛くなったり、見事な桜を自分も見ているような気になったり。
    情景が目に浮かぶ筆致に今作も楽しませてもらいました。

  • 2015 3/23

  • しゃばけシリーズ。
    いつもの、若だんなと妖たちのあれこれだが、ある悲しい出来事が起きる元となる分岐点をテーマに、時間を遡った描き方をしていました。

  • 斬新な切り口。読むほどに疑いが確信に変わっていく。チャレンジャーですね。面白かった!

  • 【読了メモ】(150113 19:12) 畠中恵『ゆんでめて』/新潮文庫/2012 Dec 1st/P326「これよりは、弓手の道」神の話す声は、ようよう耳に届くか届かぬかと言うほどかすかだ。「始まるのは、知らぬ明日」/P142 何しろ若だんなは、ちょいと歩けば倒れ、地べたに座れば風邪を引き込み、舟で川風に吹かれれば、寝込むと決まっている身なのだ。

  • シリーズ第9弾は、一応各章タイトルも付いて短編のようになっているのだけど長編。

    事のきっかけから始まり、いきなり4年後に話が移り、事結末が語られる。
    4年の間に出会ったらしき人の名前が出てくるけど、一章では全く説明がない。
    後の章で出てくるんだろうなぁとは思うのですが、1話ずつ説明していくなら最初に言わなくてもいいじゃん、と回りくどい展開にイラっとしてしまった。。
    毎回違う構成なので、今回はこういう仕掛けにしたかったのだとは思うのですが。

    お花見とか楽しい内容だったのに、「かなめって誰。おねっていつ出てくるの」が気になってちゃんと楽しめなかったです(-ω-;)

    「ゆんでめて」
    兄・松之助の所に行く途中で二又の道に行きあい、行くはずだった道とは逆の道に行ってしまう若だんな。

    「こいやこい」
    友人七之助に縁談話が持ち上がり、許嫁が近江から会いに来ることに。しかし幼い頃に会ったきりの自分を見分けて欲しいと許嫁が提案してきたので、七之助は若だんなに助けて欲しいと頼んでくる。

    「花の下にて合戦したる」
    若だんな初のお花見の話。

    「雨の日の客」
    江戸に続く長雨で通町の住人が避難することに。
    そんな最中、おねだと思うと名乗る娘が長崎屋にやってくる。

    「始まりの日」
    最初の二又の道を、行くはずだった道に行った先で時売家という商売をする八津屋に絡まれる話。

  • 腹違いの兄、松之助の家へ向かう途中の分かれ道、若だんな一太郎はゆんで(弓手)の左の道へ行くはずだった。しかし、ちょっとした好奇心からめて(馬手)右の道へ駆けて行ってしまった……

    「ゆんでめて」
    火事から4年。屏風のぞきを失ったことをまだ気に病んでいる一太郎は街で噂になっていた鹿島の事触れに屏風のぞき探しを頼む。そんな事触れは亡くなった兄が憑いている娘に関する依頼を頼まれていた。

    「こいやこい」
    火事から3年。小乃家の若旦那七之助が訪れていた。彼は今度上方から嫁をもらうことになったのだが、なんとその嫁が江戸へ来る際4人の娘と共に来、その中から本当の嫁千里さんをみつけなくてはならないという。そして七之助は千里の顔を知らないという……

    「花の下にて合戦したる」
    火事から2年。季節は春、長崎屋の庭先にある古木の桜にも花が咲いた。その桜の花びらの精達は花が咲いている短い間しかいられず、花見をしたことがないという。そんな花びらの精達のために、飛鳥山に花見をしに行くことになった一太郎達であったが、いつのまにやら花見のメンバーが増え、宴の場はえんやわんやの大騒ぎに。

    「雨の日の客」
    火事から1年。江戸は天の底が抜けたような大雨。屏風のぞきを失って寝込んでいる一太郎のために百度参りに来ていた鈴彦姫を男たちの手からから救った大柄な女。自分の名すら危うい、その女が持っていたのは、内側の細い筋が動いているように見える美しい珠だった。

    「始まりの日」
    運命の分かれ道にて、話す生目神と市寸島比売命。

  • しゃばけシリーズで一番面白かった、好きな巻。一冊通して一気に読みました。

  • 読者を飽きさせないように、ひねりを加えようという作者の強い意思を感じる。

  • しゃばけシリーズ第九弾。
    若だんなの人としての成長がすごい。いつもいつも布団で巻かれ小脇に抱えられてるにも関わらず、兄やたちを動かすほど頑固な一面も。

全175件中 41 - 50件を表示

著者プロフィール

畠中 恵(はたけなか めぐみ)
1959年高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学(現・名古屋造形大学)ビジュアルデザインコース・イラスト科卒業後、漫画家アシスタントと書店員を経て、漫画家デビュー。そして故・都筑道夫の創作講座を受講。『しゃばけ』が第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、本作でデビュー、作家となる。
『しゃばけ』シリーズが代表作で、『しゃばけ』『ぬしさまは』はNHKラジオドラマ化された。2011年、『ちょちょら』で第24回山本周五郎賞候補。2016年『しゃばけ』シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。

ゆんでめて しゃばけシリーズ 9 (新潮文庫)のその他の作品

畠中恵の作品

ツイートする