ゆんでめて しゃばけシリーズ 9 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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レビュー : 175
  • Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101461298

感想・レビュー・書評

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  • 2019/6/10~6/13

    屏風のぞきが行方不明になり、悲嘆にくれる若だんな。もしあの日、別の道を選んでいたら、こんな未来は訪れなかった?上方から来た娘への淡い恋心も、妖たちの化け合戦で盛り上がる豪華なお花見も、雨の日に現れた強くて格好良い謎のおなごの存在も、すべて運命のいたずらが導いたことなのだろうか―。一太郎が迷い込む、ちょっと不思議なもうひとつの物語。「しゃばけ」シリーズ第9作。

  • なんと、しゃばけシリーズも、9作目です。
    相変わらず、若だんなは優しくて、虚弱^^;
    そして、家鳴りは可愛いし、兄やたちはかっこいいです。

    タイトルの、『ゆんでめて』とは、弓手(ゆんで)と馬手(めて)、左と右のことを指します。
    若旦那が、弓手の方に進むはずだったのに、なぜか馬手に駆けて行ってしまいます。

    あの日、あの時、もう一つの道を選んでいたら…。
    今回は、そんな後悔もありつつ、5つのお話が絡んでいつもの騒動になっていきます。

    ちょっとした江戸版、タイムトラベル?
    どうやら、次作にも関わってくるそうです。楽しみに待ちましょう

  • 畠中さんには、失礼ですが
    「いつかネタ切れしてしまうのかなぁ…」
    と思っていました。

    しゃばけシリーズは本当に大好きなので、終わってしまったら今回の一太郎のようになってしまいそうです。

    ですが、前回のころころろから、ゆんでめてまで度肝を抜かれるような展開が起きて、それが先のストーリーまで繋がっているようなので
    「まだまだ先は長そう!」
    と思えて、わくわくです。

    現実からファンタジーへ連れていってくれるしゃばけシリーズが本当に好きだと再認識。

  • 短編がいくつか合わさって1つの大きな物語になってる構成がすごく好きなので、最初の展開ですごく落ち込んでいたのもあいまって、読み終わって、ああ、やられた! と思うと同時にすごくすっきりしました。
    どうしてもやり直せないことがある、というのも事実ですが、不思議に囲まれた一太郎にはこういうことがあっても良いんじゃないかと。そして、こういうふうに恵まれているのは日頃の一太郎の思いやりのおかげなんだと思うとすごくほっこりします。

  • 相変わらず面白い!ハズレなしの傑作。

    短編は苦手ですが、収録された5つの短編がひとつの物語を作り出す仕掛け。よくできていて、おもしろい。あっという間に読み終わってしまうのだけが難点。もっとこの世界に遊んでいたいのに!

    きゅんげーっ!

  • ひらがなのタイトルが、毎度何を意味するのかが楽しみ。今回も弓手馬手という新たな知識を得られた。解説でも言及されていた時間の逆行の手法は面白い。初め(4年前)の話で屏風のぞきを失った若だんなの悲しみに共感。禰々子河童、色っぽい(o^^o)いけない、だんだん鳴家みたいになってきた。

  •  読了後、超大作を読んだ後のような疲れとカタルシスを感じました。非常に面白かったです。
     とは言え、最初は「え1? 1巻飛ばした?」と思ったりして、なかなか話に入って行けませんでした。年数は立ってるし、火事は起こってるし、若だんなは火傷してるし、屏風覗きはいなくなってるし……。
     が、時を逆行していく短編の並びと謎解きが、とても良かったです。よそで味わったことのない新しさを感じた1冊でした。ますますしゃばけシリーズのファンになりました。本当の出会えてよかった本でした。

  • スリルとショックとサスペンスでした。あと、前に出てきて嫌な奴のままだった人がこっそり大活躍で見る目がくるり。

  • しゃばけシリーズ9分作目。短編集風だけど、話が繋がっていて、最初は違和感不安感でいっぱいだったけど最後の話で、それらが払拭され、いつもの心地よさがもどってきた。

  • あの日あのときもし逆の道を選んでいたら・・
    分かれ道のあっちとこっちで運命が変わった話。
    仲間をなんとか助けようとする若だんなを見ているのが辛くなったり、見事な桜を自分も見ているような気になったり。
    情景が目に浮かぶ筆致に今作も楽しませてもらいました。

著者プロフィール

畠中 恵(はたけなか めぐみ)
1959年高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学(現・名古屋造形大学)ビジュアルデザインコース・イラスト科卒業後、漫画家アシスタントと書店員を経て、漫画家デビュー。そして故・都筑道夫の創作講座を受講。『しゃばけ』が第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、本作でデビュー、作家となる。
『しゃばけ』シリーズが代表作で、『しゃばけ』『ぬしさまは』はNHKラジオドラマ化された。2011年、『ちょちょら』で第24回山本周五郎賞候補。2016年『しゃばけ』シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。

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