ひなこまち しゃばけシリーズ 11 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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本棚登録 : 986
レビュー : 76
  • Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101461311

感想・レビュー・書評

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  • 自分の夢が落語で話されてたら怖い

  • 短編が積み重なって長編となる。もう、しゃばけの真骨頂。次早く読みたいなぁ。

  • シリーズ第11弾の本作は、「お願いです。助けてください」と書かれた謎の木札を中心に雛小町を選ぶ騒動が絡み、若旦那と妖怪たちが奮闘する短編5編なのですが、実は長編1編だったりして、さすがの安定感のある面白いストーリーでした。最後のオチには、ほっこりさせられました!

  • 町民、僧侶、武家、妖・・・皆それぞれの生きる上での苦労はあれど、誰かを想ったり、より良き未来を願ったりは同じなのね。なんとも、ほんわか気持ちよく、楽しく読めました。ねねこ姉貴が私は好き

  • ゆんでめてで語られた未来のもう一つの話。
    同じネタで2話かけるっていうんだからまあある意味作家さんとしてはいい思い付きな気がしますがね・・
    やっぱ屏風覗きは元気でなくちゃ調子が出ませんね。
    若旦那の恋話はこのあとまた出てくるのかなぁ。。。河童の姉御とか、どんどんレギュラー化しそうな妖怪が増えていきますね。まさに百鬼夜行ですw

  •  一見短編集、でも実はつながっていて、全ての謎が解ける最後の短編「河童の秘薬」が面白かったです。特に、安吾さんと雪柳さんの正体を知ったときはカタルシスがありました。ああ、このための短編連作だったんだと、納得しました。
     屏風覗きは「あ、死んだ」のセリフと共に、明るくあっけなく、また死んでしまったかと思いました。生きててくれて、本当に良かったです。
     相変わらずやなりたち妖も可愛いし、兄や達のマジ喧嘩(一瞬だったけど)は興味深いし、佐助とねねこの今後がすごく気になりました。しゃばけシリーズは外れがなくて本当に楽しいです。

  • わいわいがやがや
    毎度、妖たちが賑やかに楽しそうな
    ほっとする物語です

    確か以前にお花見してたような。。。
    別のところでですかね。
    若旦那に用意される食事は
    いつもいつも美味しそうで、お腹が空きます笑
    しかも豪華絢爛!!
    いつかあのお花見弁当を食べて見たい
    レシピ本でないかな。

  • 2015/11/21
    今回は悲しいこともなくてよかった。
    若だんなが悲しいのは嫌だ。
    若だんなの成長に目を細める兄やたちに目を細めますよ、私は。
    表紙の溺れる屏風のぞきの絵が見るたびにくすくす笑えるすばらしい出来栄え。

  •  しゃばけシリーズ第11作。冒頭で『お願いです、助けて下さい』と書かれた謎の木札が出てくる。全5編とも、一太郎に困りごとが持ち込まれるというパターンである。

     「ろくでなしの船箪笥」。祖父の形見にもらったという箪笥が開かない。本家は中を確かめさせろという。この箪笥を一時預かっている店では、怪異が続出し…。こんなところに大ヒントがあったとは。最も困っていた者の正体とは…。

     「ばくのふだ」。怪談で評判の噺家。一方、おなじみの広徳寺の寛朝が、お札が効かなくなり困り果てる。噺家の正体と、どう繋がるのか。ミステリーとしても意外性があり面白いが、結局、一番怖いのは人間ということか…。

     「ひなこまち」。現代で言うところのミスコン「雛小町」の話題で、江戸は持ちきりであった。うまくいけば、大名の目に留まるかも…。便乗して悪い商売をする奴らをとっちめる、捕物帳的な1編。もうちょっとしっかりしなさいよ、お父さん…。

     「さくらがり」。珍しく花見に行くことにした一行。場所はあの広徳寺。となれば、何かが起きるのがお約束。ある妖がお礼に薬を持ってくるが…飲めるかこんなもん! 夫婦の難しさは現代と同じ。武家ならばなおさらである。

     「河童の秘薬」。タイトルがそのまんま。簡単に述べると、先の4編の続きというか、完結編である。そんなところがそのように繋がっていたとは。○の中だけに、何だか騙されたみたいだが、めでたしめでたし…なのか?

     前作『やなりいなり』と違い、全5編が最後に繋がるなど、なかなかひねっているが、安定期を感じさせるのは同じだろうか。一太郎自身が危機に陥ったり、トラブルに見舞われる展開は、ここのところ見られなくなっている。

     たとえて言えば、『妖怪ウォッチ』の乗りに近い気がする。『妖怪ウォッチ』はいい意味でマンネリであり、実は大人が見ても面白い。何より、安心して見ていられる。しばらくややマンネリな路線で行くのか、嵐の前の静けさなのか、はてさて。

  • 「お江戸を舞台に、妖怪たちが活躍するファンタジー小説」という、新しい時代小説の形を提示してくれた畠中恵。
    毎年1巻ずつ文庫版が出版される『しゃばけ』シリーズの、第11作です。

    主役は、大店の”若だんな”。
    病気がちで、いつも周りに助けてもらう若だんなですが、その彼のもとに木札が舞い込んできます。
    書かれていたのは、「助けて下さい」という願いの言葉。

    この願い事が頭から離れない若だんなに、さまざまなトラブル、相談事が持ち込まれます。
    仲間の妖(あやかし)たちの助けを得ながら、数々の問題を解決していく若だんなの奮闘が、ユーモアあふれるタッチで描かれています。

    「体の弱い若だんなが人を助ける」というストーリーをベースに、題名にもなっている”雛小町選び”、そして”夢
    ”といったキーワードが、展開に彩を添えています。
    謎解きの楽しさとともに、若だんなを中心とした登場人物たちの「あたたかさ」も、このシリーズの魅力ですね。
    今回も楽しく読ませてもらいました。

    『こいわすれ まんまことシリーズ 3』畠中恵
    https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/416790067X
     
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著者プロフィール

畠中 恵(はたけなか めぐみ)
1959年高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学(現・名古屋造形大学)ビジュアルデザインコース・イラスト科卒業後、漫画家アシスタントと書店員を経て、漫画家デビュー。そして故・都筑道夫の創作講座を受講。『しゃばけ』が第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、本作でデビュー、作家となる。
『しゃばけ』シリーズが代表作で、『しゃばけ』『ぬしさまは』はNHKラジオドラマ化された。2011年、『ちょちょら』で第24回山本周五郎賞候補。2016年『しゃばけ』シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。

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