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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784101461359
作品紹介・あらすじ
誰もがみんな、心に願いを秘めている。空を飛んでみたくて、妖になりたいという変わり者。お菓子を作りたいがため、人になりたがる神様。弟を思うがゆえ、猫に転生した兄。そして、どうしても子を育てる親になりたい女─。それぞれの切実な「なりたい」を叶えるために起きた騒動と、巻き込まれた若だんなの本当の望みは? 願いをめぐる五つの物語がつまった「しゃばけ」シリーズ第14弾。
感想・レビュー・書評
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解説の文芸評論家の方が、シリーズの人気は居心地の良さにある、読む度に懐かしい場所に帰ってきたと感じると買いておられて、まさにその通りと思った。
今作は導入があって、色々な話があって、最後に導入に返るというのはまた新しい書き方に感じた。(読むそばから忘れて行くので、既にあったらすみません)
現実では日々に追われて大変だけど、ここでは若だんなが寝ついて退屈してて、妖たちはお菓子を食べてくつろいで、この世界にひたるのが私の癒しになってます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
若だんなと妖たちの江戸時代モノ、第14弾。
「なりたい」にまつわる5つの物語。
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妖怪にまつわる話…と言っても、
畠中恵さんの妖怪は、人間味があって楽しく優しい。
一年に一度、「しゃばけ」シリーズを読むのが楽しみだった。
娘が生まれてから遠ざかっていたけど、久しぶりに。
やっぱりあったかくて優しくて、でも少し厳しい。
「人になりたい」と願う道祖神が優しくて、
あたたかな気持ちになった。
猫又のお話は『猫君』を彷彿とさせる。
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人は夢を見る。
「こうなりたい」「ああなりたい」、子どもの頃から願う。
「なりたい」は命懸けで、でも純粋に「願う」気持ちでもある。
私が「なりたい」のは、穏やかに過ごす毎日。
ブックカフェのオーナー。
子どもたちの笑顔に囲まれる自分。
叶えるために、自分らしく少しずつ歩いていこう。 -
しゃばけシリーズの14作目とのことですが、私は初めてこのシリーズを読んだのがこの14作目となりました。
知人が貸してくれたのですが、
え?!14作目?!ついていけないのでは?!
と思いながら本を開いてみたところ、そんなことは全くなく、最初から最後まで心温まるストーリーで途中何度かホロリと涙しながら読みました。
とっても魅力的な妖達と若旦那。
大好きになりました。
早速シリーズ第1作目も購入したので早く読みたいな。
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毎回書いている気がするけれど、とにかく可愛い。今回の「なりたい」はほんわかの中にも人間の持つ自分にないものへの欲求がいっぱいでした。でも、求めるものたちが正直で一生懸命なところがとても応援してあげたくなる。
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人だからこそ、人でないものになりたい。
人ではないから、人になりたい。
あれになりたい、これになりたい。
かと思えば、何になりたいか決められない・・・とか、出だしからヒヤヒヤしながら、楽しく、かつ、自分ももう一度目指して頑張ってみようかな、と考えてしまう勇気や元気をもらえるお話たちでした。 -
若だんな…段々頼もしくなってきました。そして兄やをはじめとした妖たちとの楽しい掛け合い。読んでいて空想が広がります。どんな立場でも、憧れる存在があるんですね。私は鳴家になりたい~。
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若だんな、妖達に手伝ってもらっての商品開発ですね。
寝付くほど体が弱くても薬種問屋の跡取りとして働いていけそうな道を発見できてちょっと安心しました。
それにしても、心優しい若だんなにつけ込んで?空を飛びたいだの転生後になりたい仕事を探せだの他人や幽霊から無理難題や厄介事ばかりふりかかる。
道理のわからぬ妖より、己の欲や勝手を押し通す人間の方がよっぽど手に負えない。
そんな事件を解決した後に若だんなのなりたいものは…。
妖達との絆がより一層深まったようです。 -
4ヶ月間、本を読む気にならなかったので一切触っていなかったけど…読書熱が出てきた時に読みたい!!と思ったのはしゃばけシリーズだった。
このほっこりとした暖かい世界に触れて本ってやっぱり楽しいな!!と思わせてくれるこのシリーズに出会えた事に感謝。
若だんなの幸せと健康を仁吉と佐助と同じくらい願ってる。
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前作のすえずえにつながるお話も含まれた、皆がいろんなものになりたがる一冊。若旦那と天狗の件はとんでもなく、若旦那はとばっちりを受けたのでは…。相変わらずほっこりする話ばかりで面白かった。中には少し剣呑な話もあるが…。ただ、すえずえで若旦那の未来の話が出てきたあたりから、何やら終わりが見えかけているような。なんだか終わってほしくないなぁと思いつつ、次巻が出るまで待つとする。
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20200129読了。
若だんなはもちろん、屏風のぞき・金次が大活躍のお話が多かったです。若だんなは、来世何になりたいのか。5つのなりたい話と、若だんなの未来のお話。
今回も面白かったです♪ -
しゃばけシリーズ第14弾の本作は、短編5作とおなじみの構成で、本作は「○○になりたい」というタイトルの話5作でした。どの話も、摩訶不思議な話ですが謎解き要素もふんだんに盛り込まれ、なかなか面白かったですね!
もうシリーズのストックが少なくなってきましたが、次にいきたいと思います! -
生まれ変わったら何になりたいか。
神から若だんなへの問いかけに対する答えを出すまでの短編集。
今回は複数の問題を一気に解決する若だんなの機転と問題解決能力の高さが発揮された。
短編だけど、下手なミステリーより面白い。
妖になりたい…前の巻で婚約者ができた若だんな。これを機に長崎屋の仕事をしようと新しい薬を考えることに。薬に必要な蜂の巣を扱う甚兵衛は珍しい物を見たいという変わった人物。今度は妖になって空を飛びたいという彼の願いをに頭を悩ませていると、前の巻で僧の弟子となった天狗の黒羽坊の友、赤羽坊が現れ、妖になれる薬があるなら黒羽坊の羽も治せと詰め寄り甚兵衛を連れ去ってしまう。どうする長崎屋!?
人になりたい…菓子の会が行われる百屋の離れで会のメンバーが倒れている…と思って人を呼びに行ったら血塗れになっている、で、岡っ引きを呼んできたら死体が消えている!謎づくめの事件の第一発見者が若だんなの友、栄吉が働く店の主人だったものだから、彼がいる店が変な噂で傾く前に事件解決に(妖達が)動く。
猫になりたい…死んで猫又に生まれ変わった春一が、弟が継いだ店の経営を立て直す策を長崎屋に相談に来た。一方、戸塚宿の猫又達の長を虎と熊市どちらにするかを、若だんなに決めてもらおうと江戸までやって来た。戸塚の猫又達に手拭いを買ってもらいたいが、長が決まらなければ勝手はできない。どちらが猫又の長になるか、春一を行司として勝負が長崎屋にて始まる。
親になりたい…子ができなくて離縁された長崎屋の女中が柿の木屋の主人と見合いをすることに。ただ、相手の連れ子の三太が妖であり、子供の周りには怪異が起こると噂になっていた。そんな中で三太の父親を名乗る人間の男も新たに現れる。
見合いの行方と、怪異の原因と、偽りの親を名乗る男の正体は?
りっぱになりたい…若くして亡くなった長崎屋の近所の古川屋の長男、万之助が霊となって若だんなの前に現れた。野辺送りまでに、夢枕で両親を安心させる言葉を残したいという。そんな万之助の通夜の前に、妹の千幸が行方不明となり、30両を要求する脅迫文が。万之助の願いや千幸の行方はどうなったか。 -
将来、何になりたいのか分からない一太郎。
生きるのが精一杯な人が多かっただろう江戸時代、そんな悩みを持てること自体が幸福なのだと気付いてほしい。 -
しゃばけシリーズ14弾。
空を飛びたいから妖怪になりたいという人間。
どうしても子供を育てる親になりたい女性。
お菓子を作りたくて人間になりたがる神。
など、「なりたい」というテーマで5つの短編が書かれている。
仁吉や佐助以外の妖怪たちも大活躍。
最近のしゃばけシリーズは他の妖怪たちの出番が増えた気がする。
そのせいでにいやたちの活躍のシーンが減ったような・・w -
江戸時代を舞台に、妖(あやかし)たちが活躍するファンタジー小説『しゃばけ』。
毎年1作品が発表されるこのシリーズを読むのが、習慣化しています。
『すえずえ』畠中恵
https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/4101461341
気がついたら第14作となる作品が文庫化されていたので、書店の平積みから一冊をレジに運んで、読み始めました。
江戸の繁華な大通り、通町にある大店の“若だんな”一太郎が主人公。
身体の弱い若だんなは、今回の作品でも、冒頭から寝込んでいます。
若だんなが寝込むその離れに、日頃から集まり交流している妖たち。
さらに加えて、神さまたちも集まってきます。
その成り行きで、「若だんなは何になりたいのか?」という話になって・・・というはじまり。
裕福な大店の後継として生まれたにもかかわらず、身体が弱く、店の仕事を手伝えない。
そんな自分に、不甲斐なさを感じている若だんな。
いったい自分には、何ができるのか?
そんな若だんな自身と、登場人物たちの悩みが、「なりたい」というキーワードで、5つの短編として展開していきます。
そしてそれぞれの短編で起こる騒動を、若だんなと妖たちが“謎とき”していく姿が描かれています。
その謎ときを楽しむとともに、若だんなたち登場人物の悩みを通じ、「人は人生に何を求めているのか?」を考えながら読み進めました。
『しゃばけ』シリーズの作品に共通しているのが、優しさと心地よさを感じる世界。
今回も自分の心の棘を、いくつか抜いてもらえたような気持ちにさせてもらいました。 -
妖になりたい、人になりたい、猫になりたい、親になりたい、りっぱになりたい。
タイトル通り、それぞれの願いが若旦那を巻き込んで、長崎屋は今日も大騒動のシリーズ第14弾。
2018年6月23日読了。
若旦那も妖たちも相変わらずで気楽に読めます。
そこがこのシリーズの良さ。
ですが、本編後の「終」が、なんとなくシリーズも終盤に向かっているような気配を感じさせていて、なんだか気になります。 -
生まれ変わったら何になりたいか、と神さまに尋ねられた一太郎。
答えは一旦棚上げされて、他の人の「何になりたいか」の話が始まる。
安定感のある文章だし、短編なので読みやすいです。
ハッピーエンドで終わるのも気持ち良く、一太郎の来世は流石にまだ分からないけど、みんな納得する方向が見つけられてよかったよかった。
が、一太郎は今いったい何歳なの?
仕事をしなきゃしなきゃとずっと言ってるけど、全く丈夫にならないからその話はずっと前から止まったままなのでいい加減何か変化が欲しい。
商品開発の話もあったし、そういう方向でまとめて欲しいなぁと思う。
毎回と言っていいほど何度も迷いを読まされるのもイラっとしてしまう…
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