なりたい しゃばけシリーズ 14 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101461359

感想・レビュー・書評

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  • 毎回書いている気がするけれど、とにかく可愛い。今回の「なりたい」はほんわかの中にも人間の持つ自分にないものへの欲求がいっぱいでした。でも、求めるものたちが正直で一生懸命なところがとても応援してあげたくなる。

  • 若だんな…段々頼もしくなってきました。そして兄やをはじめとした妖たちとの楽しい掛け合い。読んでいて空想が広がります。どんな立場でも、憧れる存在があるんですね。私は鳴家になりたい~。

  • 4ヶ月間、本を読む気にならなかったので一切触っていなかったけど…読書熱が出てきた時に読みたい!!と思ったのはしゃばけシリーズだった。
    このほっこりとした暖かい世界に触れて本ってやっぱり楽しいな!!と思わせてくれるこのシリーズに出会えた事に感謝。
    若だんなの幸せと健康を仁吉と佐助と同じくらい願ってる。

  • 前作のすえずえにつながるお話も含まれた、皆がいろんなものになりたがる一冊。若旦那と天狗の件はとんでもなく、若旦那はとばっちりを受けたのでは…。相変わらずほっこりする話ばかりで面白かった。中には少し剣呑な話もあるが…。ただ、すえずえで若旦那の未来の話が出てきたあたりから、何やら終わりが見えかけているような。なんだか終わってほしくないなぁと思いつつ、次巻が出るまで待つとする。

  • 最後の一編、ちょっと切なかった。
    なんで?なんで自分にはないものが他の者にはあるの?
    人でもそんな問いを胸に抱く。
    あの子もいずれ居場所が見つかるといいな、と思った。

  • 作者は本当に文体が自然。ついついと先へ読んでしまう。
    今巻はみんなが「なりたい」もの。みんななりたいものがあるよね、そしてそのなりたいものになる為に努力したり、我を通したり、でも、若旦那もそうだけど・・・努力している間になりたいものになってるのでは・・・?そういう面があるのでは?。それがつらつらと自然に思い浮かぶような話っぷりに感嘆。

  • 結婚して妖たちと別れることもなくなり、短い人生を終えてもまた会える。
    シリーズは続くだろうし、またまたほっこりする内容で、良かった良かった。

  • 年始にふさわしい物語でした。
    シリーズ14作目、とてもゆっくりですが若だんなの成長を感じることができて嬉しいです。
    今回のお題だからかもですが、読みながら短編よかったなあ、とくに生まれ変わって出会う話が。と思っていたのですが、最後の最後がまさしく短編につながって感動でした。
    このあともう一度短編を読み直します!

    それにしても毎度、お腹が空いてしまいます。

著者プロフィール

高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学卒。2001年『しゃばけ』で第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、小説家デビュー。「しゃばけ」シリーズは、新しい妖怪時代小説として読者の支持を受け、一大人気シリーズに。16年、同シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。他に『つくもがみ笑います』『かわたれどき』『てんげんつう』『わが殿』などがある。

「2023年 『あしたの華姫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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