失格社員 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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レビュー : 70
  • Amazon.co.jp ・本 (462ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101462240

感想・レビュー・書評

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  • サラリーマンの短編集。
    元銀行員の作家の書く、厳しいサラリーマンの世界。
    上司や同僚、昇格、男女関係等、とにかく色々ある。
    なかなか読みごたえがあった。
    あとがきの「お客のために、家族のために、そして自分のために働け、決して会社のために働くな」は印象深い。

    2017.4.20

  • 読みたい

  • 内容には、割と救いのない勤め人のお話が綴られていたりする。
    それ自身は読んでいてそう面白いものではないが、最後のあとがきで、筆者の会社生活の実感に触れていて、それとあわせて読むと、違った味わいが立ち上ってきて、面白い。
    いろんな人が、いろんな境遇に立たされ、いろんな受け止めをしつつ、ただ年を重ねていくのだろうか。

  • ホメル、アゲル、フレル。

  • 短編集。
    いろんな会社(といっても主に銀行)にいる、嫌な奴とその犠牲になる人とかの話。

  • 他の本の後ろの案内を見て、会社生活で苦労したりする一般人の話かと思えば、全部の短編集が銀行員。

    作者が銀行出身。
    2編読み終えたところで、終了。
    銀行員に好意を持っていないので、読みすすめる気起らず。
    同情心も湧かず。

  • サラリーマンの悲哀等、10話が、書かれており、作者は、「モーゼの十戒」になぞらえたので、~なかれの題材が、7話ある。

    昔は、証券会社、銀行、商社などに、入社が決まったら、退職まで安定の職業であった。
    作者も、第一勧業銀行と言う、エリート銀行に、入行している。
    勉学も相当出来ないと、入行出来ない時代である。

    しかしながら、山一証券のように、大企業の金融会社が、潰れて行く時代が、おとずれる。頭取は、テレビで、平謝りに涙するが、退職金は、ごっそりと、貰ったと、後で聞いた覚えがある。

    時代劇ではないが、正義とは、何ぞや!
    作者も、銀行マンとしての、自覚から、上との衝突で、退社したのであろう。

    この小説の中でも、割に合わない社員が、書かれているが、はがゆい思いで、読んでしまった。

    今の銀行にしても、メガ銀行にして、倒産の危機を招かないようにしているが、2行も3行も、合併をすれば、派閥争い以上の闘いが、行内で、行われ、衝突することも多々ある事だろう。

    先日、シャープが、2,000億円の大赤字、リストラに90年以上続いた阿倍野区の本社売却へ、と言う事態にもなっているが、これも、行け行けどんどんを指示するお偉方が、いたのであろう。

    東洋ゴムは、不正を認識後も出荷していたとの記述もあった。
    一生懸命働く、真面目な社員が、損をするような企業体質は、作者の「~のために働け」の意味が、最後の所に書かれている。

    「お客のために、家族のために、そしてj分の為に働け。決して、会社のために働くな」と。

  • モーゼの十戒に合わせて、短編集を10本作っていて、ブラックユーモアたっぷりな話がとても面白い!!

  • 前半怖いがな。後半考えさせられるがな。って感じ。

  • 銀行ものって本当に腹が立つけど、本当にそうだからこそ、何度もそう描かれるんだろうね。でも、これだけ書かれても変らない社会はある意味恐ろしい。

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著者プロフィール

江上 剛(えがみ ごう)
1954年、兵庫県生まれの作家、コメンテーター、実業家。本名、小畠晴喜(こはた はるき)。元日本振興銀行取締役兼代表執行役社長。元(旧)みずほ銀行築地支店長。
早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、1977年から2003年まで旧第一勧業銀行(現みずほ銀行)に勤務。2002年『非情銀行』で作家デビュー。2004年から2010年までは日本振興銀行に関わっていた。 
代表作に『隠蔽指令』、『庶務行員 多加賀主水が許さない』、『ザ・ブラックカンパニー』、『ラストチャンス 再生請負人』など。それぞれドラマ化されている。

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