- Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101463216
感想・レビュー・書評
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あかんで。これは電車の中で読んだらあかんで。あかんかったで私は。向かいのお兄さんの目線がちらっとこっち向いてまた降りた。なんだその所在無げな目線は。他人の所在ない目線ほど人を不安にさせるものはありません。
なにごともない出来事を所在ない目線で物事をみつめる人はたくさんいるけれど、この人はガン見しているタイプの人だ。だから犬も見るし牛にもなれるんだな。この本を読んでいる間だけじゃなく、私も自力でガン見しつづけたいな。 -
この本は、「グフッ」と声に出して笑ってしまい、バカじゃないかと思われる本です。古い旅館にでも泊まって独りで読むべき。著者の他の本も読みましたが、よっぽどバカじゃないかと思われるのが嫌なんでしょうね。今年読んだ本の中で 最高の本です。
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みやざわさんの本はほんとシュールで笑えます。
どれを買っても笑えますが、装丁がイイ
新潮文庫3部作からどうですか?
立ち読みや電車内はまったくもっておすすめしません。
吹いてる姿をあえて見られたいM系ならどうぞ。 -
ちゃんと面白い。人に薦められる。
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だからこの人の本は電車ではダメだって。
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冒頭が大好き!自販機の話。前書きから面白い!!
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あんをほんげれの項を黙って読んで下さい。
きっと、好きになる。
でも、電車の中とか、公共の場所で読むのは避けた方がよい -
普通そんなこと考えるか?っていう、ある種ひねくれた発想をさらに拡大した展開。そこに着地するんか〜って場所に軟着陸する話の締め方。シュールだ。。普通エッセイを書くなら、面白い出来事を探しがちだと思う。宮沢さんは何でもないところに面白さを見出す天才なんじゃないか。多分普段からずーっと頭の中で喋っていて、ツッコミを入れてる人だと思う。この笑いが変わらず読み継がれて、クスッとできるのがいいな。牛への道、なかば。
著者プロフィール
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