十字路が見える (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101464152

作品紹介・あらすじ

十字路。それは人生に次々と現れる――。未来が見いだせなかった若き日。新たな可能性に賭けた三十代。そして求めに応じ、ひたすらに小説を書き続けた日々。苦しいとき哀しいとき、寄り添ってくれた音楽、映画、酒。心に刻まれた異郷での体験。我が国を代表する作家が、人生の豊穣と黄昏を軽妙に奥深く綴り、親愛なる読者にエールを送る。迷える男たちよ、ここに君の北極星が輝いている。

感想・レビュー・書評

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  • 北方謙三『十字路が見える』新潮文庫。あの『試みの地平線』よりはぶっ飛んではいないが、北方謙三らしい人生訓或いは人生論をまとめたエッセイ集。

    北方謙三はなかなか小説家として芽が出ず、若い頃からかなり苦労した作家であり、小説を書きながらも、ひたすら男を磨いてきたのだろう。そうした北方謙三の人生経験が凝縮されているかのようなエッセイである。車、ジャズをはじめとする音楽、酒、旅など男らしいテーマで世の男たちへのエールとも受け取れる文章が収められている。

    北方謙三のハードボイルド小説はほぼ全作品を読んでいる。北方謙三が歴史小説に転向してからは数作品しか読んでいない。最初に読んだ『逃れの街』の印象が強く、ハードボイルド小説以外の北方謙三は考えられないのだ。エッセイの最終話で、何故に北方謙三が歴史小説に転向したかについて触れている。

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