江戸職人綺譚 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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本棚登録 : 67
感想 : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101466057

感想・レビュー・書評

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  • 切なくて、何度も読むのを中断しながら、なんとか読破。職人ならではの世界、言葉、生き様が胸を打つ。

    最後に収録されている元武士の爺さん二人は、歳に見合わぬ心意気がおかしくもありつつ、いくつになっても挑戦しようと行動するところが尊くて、とても好きですね。

  • 再読。

    どの作品も粋でいなせでそこはかとなく物悲しい。
    職人たちの心意気は読んでいて身が引き締まる。
    仕事に対して真摯に向かい合いそれを誇りにする姿は憧れの対象。
    人情話一辺倒ではなくちょっとしたミステリー風味の物語やちょっとしたアクション風味もありそのバラエティさに読んでいて飽きない。
    お気に入りは「解錠綺譚」。
    また、しばらくすれば読み返したくなる1冊。

  • 最初の2話で読むのをやめてしまった。

    職人の仕事を細かく読むのにはいい本。だけど、小説としてはストーリや人の心情がしっくりこない。全てが丸くうまく収まるようには描かれていないが、想像した通りにうまく収まらないだけの展開なので、なんだかなあって思ってしまう。

  • 刺青師の話は、はじめて知った世界だったこと、妖艶さが魅力

  • 毎日忙しい中で読んでいるからかもしれないが、少々いただけない感じがする。
    比較するとこれまでそれほど好印象を持っていなかった女流の江戸人情作家の作品の方が、時代設定を生かして人生の機微を上手く描けている。
    ただ繰り返しだが、読んだ時期が悪かったのかも。
    これも本との巡り合わせ。

  • 著者近影がちょんまげ姿でびっくり。剣客商売にご出演されてたのですね。どの話だろう。
    江戸の色々なプロのお話の短編集。仕事にこだわりすぎたあまり破滅の道を歩んだり、死をもって満足行く仕事を完成させたり…ともの悲しいお話が多い。職人魂からほど遠いところで生きる自分から見ると、もっと器用に生きたらいいのに…って思うのだけど、そうはいかないから職人なんだろうなあとも思う。
    その中で、大工とその仕事先の娘さんを描いた「対の鉋」はほっこりとしたし、コピーライターに転身した隠居武士の「思案橋の二人」はすかっとした。

  • 色々なテイストの物語が楽しめました。それぞれの職人の心意気が良いです。

  • 図書館で借りました。

     短編集。江戸時代物。
     錠前師、凧師、葛籠師、人形師、大工、化粧師、桶師、女刺青師、引札師。
     気に入りは、人形師かな。
     けっきょく、悪い人が出ない。そして慈悲深いお裁き。
     ちょっとホラーともとれる。題名は「雛の罪」。
    「江戸の化粧師」も無夜好みに色っぽくて好き。
     
     作者は「剣客商売」に出演したことがあるらしい。

     優しい話が多い。面白かった。江戸の生活と職人のことがちょっとのぞける。 

  • 落語聞いたほうがまし

  • 江戸時代の職業人に着目したモチーフで綴った短編集。<BR>
    もともとは純文学の作者らしいが、かなり面白く(興味深く)読ませてもらった。<BR>
    ミステリーあり、コメディあり、ロマンスあり、エロティシズムあり、友情あり、涙あり。

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