本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784101466101
みんなの感想まとめ
死生観や救済の意味を深く考察する歴史小説で、鎌倉後期の時代背景を通じて、主人公である僧一遍の生涯を描いています。物語は初めは静かに進行しますが、僧尼の往生を迎えるあたりから一気に引き込まれる展開が待っ...
感想・レビュー・書評
-
わが屍は野に捨てて、けだものに施すべし
武家に生まれ、一旦は僧侶としての学問を収めながら、
還俗し、武士として戦いに明け暮れ妻帯し子すらもうける。
また、すべてを捨てて、仏門に帰依し、一切衆生の救済に人世を捧げた僧一遍。
生とは何か、死とはなにか? 救済とはなにか?と考えていくと、現在の宗教として確立された時宗を学ぶよりも、一遍上人そのものを学ぶことがその心に近づけるのではないかと、無学な私は考えた。
その一遍上人の姿を描いた歴史小説。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
時宗は鎌倉新仏教の中でも、あまりなじみのない、私自身分からないことが多い宗教でした。
本書で時宗の成り立ち、一遍の人柄などもよく分かります。
諸国を巡礼する旅の壮絶さ、弟子も含めた一遍の覚悟のほどが克明に描かれています。
文章も格調があり、良書です。
佐江衆一の作品
本棚登録 :
感想 :
