ロックミュージック進化論 (新潮文庫 し 26-3)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101467030

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  • 1962年にデビューしたビートルズから、パンク・ロックが登場する70年代後半までのおおよその流れを、同時代を過ごしてきた著者の視点から描き出した本です。

    ジム・モリソンやジャニス・ジョプリン、レッド・ツェッペリンやキング・クリムゾンといったロック・ミュージックの登場が、同時代を生きた著者にとってどのようなインパクトをもって受け止められたのかということが、体験的に語られています。同時代の受け取り方を知らない自分にとっては、本書に登場するロック・ミュージシャンたちの名前は、店の棚に並べられた数多くのCDの中から任意に選択されるものだったりするわけですが、同時代を生きた著者たちにとって、それぞれの名前が当時の音楽シーンの中で新しい可能性を切り開くものとして登場してきたということに、改めて気づかされました。

    そのほか、山川健一、ピーター・バラカンとの対談も収録されています。

  • 03071

    ※再読→1981

  • ロッキングオンの編集長の著書。

    筆者が聴いてきた洋楽の変遷を
    ロックの系譜に合わせて紹介した作品。

    The Beatles、The Rolling Stonesから入って、
    The DoorsやKing Crimson、Led Zeppelin、
    SEX PISTOLSなどを取り上げ

    ブルーズやサイケデリックロック、ハードロック、
    プログレ、グラムロック、パンクロックと色々語ってます。

    当然全体感は抑えていると思うのですが、
    筆者の趣向で全否定している箇所も見受けられるので、
    なんだか発散しています。

    ロックの進化であったらエルビスプレスリーから
    入った方がいい気もしましたが。
    あくまでも筆者が聴いてきた音楽というのがベースの作品です。

    後半は、
    音楽評論家の山川健一さんとピーターバラカンさんとの
    対談も収録されているのですが、
    対談というより、自身の音楽観をひたすら話している感じでした。

    いづれの対談も筆者が上から目線でなんか変な感じでした。

  • 1980年の単行本を10年後の1990年に文庫本化したもの。
    読んでいるのが2011年なので、「ロックの歴史」をおさらいしているような気になる。それにしても、70年は色濃い時代であった。

  • うむうむと読んでいたが巻末の対談で冷める。わしゃこのオッサン嫌いじゃ

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