狂人三歩手前 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101467276

感想・レビュー・書評

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  • ひとことで言えば「たわごと」の集まり。
    この人の本を何冊か読んでいると、同じことが繰り返される鬱陶しさを感じることがありますが、それは出版社のせいかもしれません。初めて読むときはあまりみかけない見方をするところが面白いと感じることもあるでしょう。
    哲学者から仙人の方にいくかと見えながら、ひどく世俗的なところにとぐろを巻いている感じがするのも味わいと言えばそう感じなくもありません。

  • 中島節は精神、思考のフォーカスがずれた時の快感である。空気が読めない人間の空気の壊し方は意識的でない故に中途半端で心地悪い。空気を読んで、読んで、読みつくし、その場を支配する空気を寸鉄で完全に破壊する爽快感。

     その場の全員が納得し、共感し、意思疎通が完成するまさにその瞬間にひとことぼそっと言葉のTNT爆弾を破裂させる。ショーとしての善意と防火帯としての謙遜、発情留保としての涙、暗黙にkeep outを要求する感情・思考のシュバルツシルト半径に躊躇なく踏み込む神経の張り巡らされた無神経さをどこまで社会的・共同生活的・祭り的ひきこもりが持ち込めるかに現代のイブ度がかかっている。

  • 図書館で借りて読了
    哲学という机上の空論じみたものを実生活に反映させて生きようとしてる人と文章だけを読んだら受け取ってしまう。
    過激なことを言ったり複雑な心に言及したりしてはいるが、「そういう芸風」なんだろうな、としか僕は受け取れなかった。

    心身問題や死について言及してはいるが分かりやすくは書いてるが、それについて興味あるなら入門書を読んだほうが良さげ

  • 途中で挫折。ありのまま書いているとは限らないが、「俺の生き方見習えよ」的なかんじだったのでそれほど面白くなかった。

  • 10051
    05/02

    再読→2015

  • 共感主義の暴力性や死への虚無感はよく理解できる。ただ、其れだけじゃ生きていけないから、僕らは前に進んでいく。

  • 芸風でやってるとしか思えない。

  • 最近この著者の本を続けて読みすぎて、新鮮味という意味では個人的に薄かった。
    それでも、自分の価値観や世界観が広がる(というより狭さを知れる)ので定期的に読みたい著者。

    読むと、人生へのしぶとさみたいなものも芽生えるような気がする。

  • ほほお、なるほど、こういう考え方もあるのか。と、思う、本だった。
    しかし、なんか短いエッセイでは充分堪能できないというか、物足りない感じ。
    同じ作者の他の本を読んでみたくなった。

  • 連載をまとめたもの。連載だからか、中島節ではあるものの、わりとマイルドだったような気がします。連載ならではの時系列というか中島さんの人生の時の流れがちょっとだけ垣間見えるような感じが新鮮でした。誰にでも薦められる本というわけではないですが、とても面白かったです。

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