ぼくのシネマ・グラフィティ (新潮文庫)

  • 新潮社 (1986年6月25日発売)
3.67
  • (1)
  • (2)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 16
感想 : 1
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784101473017

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • まだ、誰も感想を書いていなかったんですねえ。この本、題名のとおり映画の評論、というより感想程度のショートエッセイだけれども、それが自分にピッタリハマる人、ハマらない人、というのはあるでしょう。でもね、小実昌さんのエッセイの真骨頂は映画評の間々に散りばめられている、強烈なアナーキズム、リバタリアニズム?的な思想だと思うのです。それが、自己の戦争体験、放浪体験を核として形づくらており、なおかつ、それを表面的に強く打ち出すのではなく、ただの映画好きな飲兵衛のおじさん、みたいに見せている、いや、実は半分はそのとおりのおじさん、であるというところが、田中小実昌の魅力なんでしょうねえ。という訳で、映画にそれほど関心のない人にもオススメの一冊なのです。もちろん、ただの映画好きの人にもね。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

田中小実昌(たなか・こみまさ):1925年~2000年。小説家、翻訳家。戦後、復員後、東京大学中退。テキヤ、バーテンダーなど様々な職業を経て、小説家、翻訳家となって活躍。無類の映画好き、酒場好きとしても知られる。

「2023年 『ひるは映画館、よるは酒』 で使われていた紹介文から引用しています。」

田中小実昌の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×