- Amazon.co.jp ・本 (623ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101484167
感想・レビュー・書評
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えらい良心的で理性的な詐欺師。
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NHK BSドラマが結構面白いので、初読の著者であるが原作も読んでみたくなった。金目的で新興宗教を立ち上げたものの桐生こと鈴木正彦も矢口も良心が痛んで金儲けだけには集中出来ない、しかし組織は大きくなりそれに伴い世間のありとあらゆる亡者が集まって来る、だんだん政治臭が強くなっていき下巻に続く。出来るだけドラマの終了前に読了出来るよう頑張りたい。
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202401/上下巻まとめて。面白かった!教団立ち上げスムーズにいきすぎとは思ったけど、登場人物達の描写が見事過ぎてひきこまれて一気読み。
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組織化されるまでの経過は、もうギャグ小説かと思うほど、桐生の信者へのツッコミが面白い。
言葉にしている内容と心の声が真逆で、嫌々相談に乗ってる感じにニヤけてしまった。
大きな組織となっていくと、怪しい人達(自分たちもだけどw)が周りに増えてきて、物語がどう着地するのか先が楽しみ。
やはりこの方の文章はとても読みやすい。
ただ、いつもより引き込まれる感じはなく、途中閉じるとペースが落ちてしまった。
この感じで下巻もペースが落ちたままだと、結構長いからしんどいなー。 -
生活に困って、新興宗教を立ち上げた主人公のお話。始祖として、試行錯誤しながら成り上がっていく姿が上巻。さくさく読めます。入信してくるのは訳ありな方々ばかりで、こんな世界もあるのかと、ホラーとは違った怖さを覚えます。
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下巻と合わせ、とにかく長い、長い本。続きが気になり、だがあっという間に読んでしまった。
新興宗教がテーマだが、人間、人生、欲望、組織。。。そんなことについての普遍的な何かが綴られている。正しいことをやっていれば共感が得られるわけではないのだ。組織に悩むビジネスマンが読んでも大いに共感するだろう。
皆、何かにすがりたくて仕方ない。だが、自分以外にすがったところで恒久的な安定は得られない。
結局は、自分と常に向き合うしかないのだと思った。 -
教祖視点の信者に対するつっこみが面白い。
救いようの無い話し。 -
なにこれ!面白い。一気読み。
旅のお供に借りたのに出発前に下巻も読み終わりそう。 -
文章は淡々としているが、冷徹さと熱っぽさが共存していて心地よい。 テンポよく話もすすみ、久々の期待どおりの作品になった。続きが楽しみである。