仏像の声 (新潮文庫 に 14-3)

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  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101485133

感想・レビュー・書評

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  • とてもわかりやすい法話のようだった。仏像の手の印を手話と考えるのも面白いし、インドの「右が浄で左が不浄」という考え方から、右が仏で左が汚れた私、と考えるのもわかりやすい。だから左足の上に右足を乗せて押さえるのは降魔坐で煩悩を抑えろと言い、仏の上に私が乗っている吉祥坐は利他の喜びを告げている、というのがなるほどと思った。
    仏教の教えはよく知らないけれど、森羅万象に仏がある(法身)ってアニミズムっぽいな。そしてそれをわかりやすく人格化したもの(水=観音とか)が報身で、そんな仏の姿を表したものが仏像。わかったようなわからないような。

  • 仏像に関して、全く詳しい知識を持たない私ですが、この本はそんなビギナーにも優しくわかりやすく説明をしてくれています。
    ちょっと表紙は硬派で、一見とっつきにくい印象がありますが、すいすい読めました。
    仏像関係の最初の一冊として、オススメです。

  • りまのさんの本棚から

    西村公朝 | 著者プロフィール | 新潮社
    https://www.shinchosha.co.jp/writer/2413/

    西村公朝 | NHK人物録 | NHKアーカイブス
    https://www2.nhk.or.jp/archives/jinbutsu/detail.cgi?das_id=D0009250070_00000

    仏像の声 / 西村 公朝【著】 - 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア
    https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784101485133

  • 面白く読めました。

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著者プロフィール

大阪生まれ。1940年東京美術学校彫刻科卒業。美術院国宝修理所長、東京芸術大学教授、吹田市博物館長、天台宗愛宕念仏寺住職等を歴任。1941年から三十三間堂の十一面千手観音の千体像をはじめとして、全国各地の国宝、重要文化財1300体の仏像修復にたずさわる。1952年37歳で得度、1955年愛宕寺の住職となる。1983年母校の東京芸術大学教授を退官。社会人を対象にした仏像彫刻を造る講座の指導を始めるなど、仏教を通しての宗教活動を積極的に行う。1983年仏教伝道文化賞、1986年天台座主山田恵諦猊下から「天台大仏師法印」号を授与される。著書:『仏の世界観』『やさしい仏像の見方』、『ほとけの顔』、『仏像の再発見』、『祈りの造形』など他多数。

「2019年 『ほとけの姿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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