仏典をよむ: 死からはじまる仏教史 (新潮文庫 す 13-3)

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  • Amazon.co.jp ・本 (411ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101489131

作品紹介・あらすじ

原始仏教、大乗仏教から日本仏教へ。「法華経」「般若心経」「正法眼蔵」等々、主要な仏典から立ち上る叡智の数々。他者と死者、「空」の哲学、即身成仏、悉有仏性……。仏典を読み解いていくと、多くの高僧英才の手によって仏教は広がり、多様化したことが見えてくる。それはそのまま人類の崇高な精神のスリリングなうねりである。斯界の第一人者に導かれて、広大無辺の思索の大海へ。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で借りた。スッキリとおちてくる

  • 仏、菩薩、如来の区別もつかず、大乗=他力本願と誤解しているものには、読みすすめるのになかなか力が必要でした。

    そんな仏教をよく知ってはいない、自分の中にある「自然のままに」という意識は、仏教の他力本願の考え方が根本にあることも意識させられ、かつて一向宗の国であった土地に生まれた環境が身にしみていると感じさせられた。

    もう一度、自分を見直すきっかけになりそう。時間を空けてもう一度読んでみよう。

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著者プロフィール

国際日本文化研究センター名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授、東京大学名誉教授

「2024年 『日本の近代思想を読みなおす3 美/藝術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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