孤独のチカラ (新潮文庫)

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レビュー : 104
  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101489261

感想・レビュー・書評

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  • 「孤独をクリエイティブに変換する単独者のみ、到達できる点は必ず存在する」という裏表紙の一言に惹かれて読んでみました。著者の齋藤孝は今でこそ、明治大学教授という冠、多分野に渡る出版、ビジネス誌のコラムなど多岐に渡って活躍しているが、18歳から32歳で教授になるまでは、1人で勉強し続ける孤独な日々を送ったのだそう。そこで自分の内心を掘り下げた結果、今があるのだと。ゲーテやヘッセからココ・シャネル、岡本太郎など、芸術を究めた天才撻も常に孤独の影を抱えていた。自分と徹底的に戦う孤独な時間から逃げなかったからこそ、発露できる何かを見出すことができる。(一物の孤独を抱えている方が男性としての魅力も上がるという節の主張には少し辟易させられましたが・・)

    SNSの普及によりますます縦に浅く横に広いネットワークの展開が容易になり、加えて日々の仕事に追われることにより、ヒトと接する時間は増加したものの、自分と向き合い存在意義から徹底的に考える時間はますます反比例するかのように少なくなってゆく。しかしそれでは、他人と意見と自分の意見を混同し、個性といったものはいよいよ埋没してゆく。しかし人々の認識を変えてしまう程のインパクトをもたらす過去の偉人たちは共通して、個性を徹底的に絞りだし遺憾なく爆発させてきた。一度きりの人生、「他人の人生」を歩むばかりでは面白くない。

    っていう、孤独を前向きにとらえる本です。

  • 岡本太郎『自分の中に毒を持て』

    単独者は自期力が高い
    自己客観視力
    「結果を出せ」

    転ぶことも平気な時期に

  • 武術の精神が染み入ってくる一冊。
    齋藤孝先生の生き様を読むことができる一冊。
    『単独者』として生きることができるか問われている一冊。

  • 自分がさみしさ、孤独を最近、感じるから買ってしまった。

    ただ、一つ言えることは孤独を恐れる必要はまったくないのではないか。
    なぜなら、孤独の先を超えた境地に足を踏み入れ、他の人を一気に追い抜けばいいのだから。

    また、孤独に負けそうになった時、読んでみよう。

  • "孤独は悪いことじゃないんだよ!"

    【選書理由】
    同期が読んでいた。安かった。

    【感想】
    孤独と聞くと、負のイメージが先行する。
    しかし、孤独=独りの時間と捉え、そこで
    自分と向き合い、自分を磨くことは、誰もがやるべき。
    400円(税別)でとってもお得だと思う。
    読んだ後は、独りの時間を有意義に使って、
    ライバルを追い抜いてやる!そんな気持ちになった。

  • 「孤独」が何なのか考えさせられる一冊です。

    孤独といっても、誰もがイメージするような単純な「孤独」の話では無く、一人でひたすらに沈潜することの必要性と、その方法、そこから生み出される力について、齋藤先生らしい表現で教えてくれます。

    齋藤先生の本からは、底抜けの明るさが表に出がちですが、その明るさは深く一人で沈潜した経験があるからこそ、意識的に作りさせるものなんだろうなぁ、と考えています。

    それにしても、この人の著書は、どんな体裁、タイトル、テーマをとっも、「教えたい!」という意欲が溢れ出ていますねぇ。良くも悪くも、それを強く感じます。

  • 学びの第一の心構えは単独者。
    結果を出せ。が著者の呪文。すなわち、自分に言い聞かせる言葉。

    今の自分に安住しない。
    そのために以下の手法で自分を検証する。
    1.内観する。
    鏡を見ながら、自分と対話する。
    更に今まで接してきた人に対して、何をしてもらったか。何をしたか。など思い返し、振り返る。
    2.教養という反射鏡を持つ。
    3.日記を書く。

    地水火風に触れ、孤独を救う。

    コレクターは孤独な作業とは言いがたい。集めることが目的化していてはダメである。

    人間的に成長しようとすれば、精神は少なくとも一度、心地いいある地点から断絶を引き受けなくてはならない。

    何かを成そうと思えば、単独者となり自らを鍛えることがどうしても必要である。
    それを慰めてくれるのは偉人達やその書物。
    孤独の支えとなるのは、遠い先人達であり、自己肯定力。

    孤独を積極的に受け入れ、強い人になる。

  • 自己啓発

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著者プロフィール

齋藤 孝(さいとう たかし)
1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業後、同大大学院教育学研究科博士課程等を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。学者、作家、文化人の役割で多くのメディアに登場している。
2001年『身体感覚を取り戻す』で第14回新潮学芸賞を受賞。2001年発行の『声に出して読みたい日本語』は250万部を超えるヒットとなり、第56回毎日出版文化賞特別賞を受賞。
その他、『語彙力こそが教養である』など多くの著書があり、発行部数は1000万部を超える。『こども孫子の兵法』など監修作のヒットも多い。NHK Eテレ「にほんごであそぼ」総合指導。

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