あねのねちゃん (新潮文庫)

  • 新潮社 (2010年5月28日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784101490106

感想・レビュー・書評

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  • ラストは少し微妙だったけど、途中の展開は面白かった。買ってよかった本ではある。

  • ファンタジーちっくののほほんとした話かと思ったら、ダークでホラーちっく内容で驚きました…!
    復讐がドロドロしていて、個人的にはあまりスカッとしなかったです…。

  • 初めて読む作家さん。黄泉がえりの作者らしい。

    まず、タイトルが変わってインパクトあり。けど表紙はあんまり惹かれない感じ。
    けど読み出したらすぐに物語の世界観に入れて、結構夢中になって読めた。

    あねのねちゃんみたいな存在いいなと思ったが、途中から嫌だなあとも思い最終、やっぱりあねのねちゃんいいなと思った笑

  • 読了 2013/11/10

    恋人にふられ、職場でもつらい目にあい、絶望に沈むOL玲香。彼女の前に、幼いころの想像上の友だち(イマジナリー・コンパニオン)だった、あねのねちゃんが現れた!
    幻覚であるはずのその子は、玲香を苦しめた上司や元彼に、超自然的パワーで過激な復習を実行。あねのねの行動は次第にエスカレートし、玲香は不安を覚えるがー。
    かわいくてちょっとフシギ、驚きの展開が待つ物語。

  • ラストの展開にやや…。
    もう少し、あねのねちゃんの活躍?が
    見たかった。

  • 恋人にふられ、職場でもつらい目にあって絶望に沈むOLの主人公。
    そのとき昔、架空の友達だった少女が現れ、過激な復讐が始まる。

    架空の人物や生き物を友達とするイマジナリー・コンパニオン。
    なんかラッセル・クロウの「ビューティフル・マインド」を思い出します。
    あとはジョニー・デップの「シークレット・ウィンドウ」とか。

    あねのねちゃんは、最初は主人公を苦しめる元カレや職場の上司に過激な復讐します。
    でも徐々に行為がエスカレートしていきます。
    でも実はそれは心の底で主人公が望んでいたことでもあります。
    そして主人公は自己嫌悪していきます。

    最初はかわいい物語から後半はその負の感情と戦う主人公の物語になります。
    最終的にはトラウマ(=母との亀裂)に立ち向かいます。

    つらいときに元気がほしい(でるかな?)方にオススメの作品です。

  • イマジナリーコンパニオンのちょっとほのぼのな話かなあと思ったら・・・着想は面白いと思うのだけど、話に破綻があるし、登場人物が魅力的じゃない。かなり残念。

  • 感動系で人気のカジシンの新作です。
    まず最初にびっくりしたのは、解説が新井素子であったコト。
    新井素子さん、最近全く新しい作品見てないのですが、どうなんでしょうか?
    全く新しい作品見てないんですが…。
    最近何やってるのかな?と思ったら、日本SF協会の会長さんをやってたんですね。
    知らなかった…。いつの間にか偉い人になってたんですね。

    で、肝心な『あねのねちゃん』。
    やや暗い系の女の子である主人公。普通の日常生活を過ごすなかでもいろいろ嫌なことはあるモンです。
    あるときは、オトコにフラれるとか、会社で嫌な想いをするとか、普通に嫌なことが続きました。
    そこで気分が落ち込んでいたときに出てきたのが、子供のときに自分の頭で創り出したと信じていたお友達の『あねのねちゃん』。
    子供の頃、自分の願望や希望を実現する存在として創り出される想像上のキャラクターだと思っていたのが、いきなり大人になって出てきてしまいます。
    大人ですので、これは自分のなかの深層心理が創り出したものであるという認識もあるのですが、それが、嫌なメにあわせている人々を、かなり酷いめにあわせていきます。

    それで主人公は『自分の深層心理では、こんなに酷いことを考えていたのか』ってコトで自己嫌悪に陥り、もっと自信のない状態に陥ってしまうのですが…。

    その後、あねのねちゃんはどんどん暴走していきます。
    主人公はあねのねちゃんを制御出来ないのですが、そういった状況のなかで、お母さんがかなり嫌な要求を主人公にしてくる。
    果たしてその結果は…?という内容です。

    結構ホラー系ファンタジーの小説で、なかなか読ませる小説ではあります。
    でも、残念ながらホラー系を狙ったせいか、作者の得意な心温まる系の小説にはなっておりません。

    ラストには救いがあるからまぁいいとしても、期待としてはもっと優しい小説を書いて欲しいなぁと思ってしまうのでした。

  • 自分の意識が作り上げた自分のトモダチが
    隠された意識を表したものだとしても
    自分の意思どおりに動いてくれないって怖い。
    復讐劇のダークな感じで進むか
    思うようにならないあねのねの暴走が騒動を引き起こすのか
    と思っていたら、ここか別の物語がはじまる。
    ところがこれもあねのねが
    主人公のラブストーリーを支えたり、余計な世話を焼いて
    物語を引っ掻き回すのかとおもいきや・・・

    ラストシーンは、ハートが暖かくながらも
    叙情的というかなんというか切なさを湛えていて
    余韻があるなぁ。

  • <あらすじ>
    恋人にふられたり、職場でも辛い目にあったりと精神的に落ち込んでいる玲香。そんな彼女の前に架空上の友達(イマジー・コンパニオン)であるあねのねちゃんが現れる。あねのねちゃんは玲香を苦しめた人たちに復讐をする。そして玲香を一番苦しめた母親に対しても、あねのねは復讐をするが、実はその正体は……。

    <感想・レビュー>
    玲香の意識とは裏腹の無意識のうちに溜まっていくストレスと欲求。それらを一気に擬人化したのがあねのねの本当の正体なのである。
    今回の話は、そういった人間の無意識的な欲求、ストレスを擬人化するというところが面白いと読んでて思った。ごく日常の生活の中で、そういった面をだしているところがオススメ。

  • 最初はほんのり、いきなりオカルト!でも、そこからの展開が立派に梶尾流。

    ちょっと古い感じも否めないけれど、でも、優しさにあふれた泣けるオカルトはやっぱり健在。安心して子供さんにも勧められます。これは、買いです!

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著者プロフィール

熊本県生まれ。「美亜へ贈る真珠」でデビュー。代表作に『地球はプレイン・ヨーグルト』『怨讐星域』「あしびきデイドリーム」(星雲賞)『未踏惑星キー・ラーゴ』(熊日文学賞)『サラマンダー殲滅』(日本SF大賞)、そして映画化した『黄泉がえり』や、舞台・映画化した『クロノス・ジョウンターの伝説』など。

「2022年 『未来のおもいで 白鳥山奇譚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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