いなくなれ、群青 (新潮文庫nex)

著者 :
制作 : 越島 はぐ 
  • 新潮社
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本棚登録 : 2518
レビュー : 280
  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101800042

感想・レビュー・書評

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  • 最後まで読んで面白さが分かった。
    途中までは上手く入り込めなくて
    ちょっと、息苦しかった。

    不思議な世界観。
    でも謎が解けたとき、
    すっと心に落ちる感じ。

    私が捨てたい「私」はなんだろう?

  • 階段塔シリーズ第一弾。続き、買おう。

  • 自分の思っていたミステリーとは違い、とても綺麗で透き通った話だった。
    青春じゃん。いいじゃん。

  • 一体自分はこれまでどんな自分を捨てて、今の自分があるのか考えてみるのも面白いかもなあって思いました。
    捨てた自分だけあってみんな癖が強い笑

  • 「いなくなれ、群青」
    公開日:2019年9月6日
    人口2000人ほどの謎めいた「階段島」。そこには捨てられた人々が集まっていた。僕はどうして、ここにいるのか。彼女はなぜ、ここに来たのか。真辺由宇との出会いで、高校生活が変わる。
    キャスト:横浜流星、飯豊まりえ、矢作穂香、松岡広大、松本妃代
    監督:柳明菜
    http://inakunare-gunjo.com/
    Twitter https://twitter.com/InakunareG
    Instagram https://www.instagram.com/inakunare_gunjo/
    Youtube https://youtu.be/dme-59xaomo

  • いつものTSUTAYAにはなかったものを、会社の近くのブックオフで見つけたのでまずは最初の巻だけ購入。

    ある日、目を覚ますと“階段島”という島にいた主人公・七草。
    そこは、捨てられた人たちの島で、島を出るには、失くしたものをみつけなければならないと言われる。
    そういう境遇になりながら、その中でまあまあ安定して暮らしていた七草だが、同じように島に連れて来られた幼馴染みの少女・真辺に再会したことで、それまでの生活が変化していく…。
    というお話なんだけど、奇妙な島を舞台に、これまた奇妙な連続落書き事件、そして失くしたものとは…等々、それらに対し終盤で明かされるカラクリにはまあ納得。
    シリーズ物の導入としてはまずこの程度で、この島の色々な秘密はこれからおいおい明らかにされていくのでしょう。
    七草と真辺の関係を中心として、観念的というか哲学的というか、そんな文章が繰り広げられるが、確かに村上春樹っぽく感じるところはあり。
    元の世界にいる彼と彼女も含めたふたり(4人?)の関係が、これからどう展開していくのかは楽しみ。

    映画になって9月には公開されるようだけど、キャストを見ても私には知らない人ばかり。
    まあ、本を読むには変な先入観にならずに良かったけど、風変わりな島や人々をどういう風な絵にするのか、ちょっと気になる。

  • うーん、どうだろうか。読み終わって、自分の感情が整理できてない気もするけど、尖っていて良いなと思う部分と、少しこじらせてる感が相まって、複雑な読後感になってます。でも、どちらかというと肯定的な感じでしょうか。群青から齎される澄んだ感じは好きです。

  • 当初は設定からクローズドサークルを予想したが、どちらかと言えばかなり寓話めいた内容の物語。全体的にどこか謎めいていて、地に足のつかない浮ついた雰囲気ではあるものの、透明感のある文体は悲しみの余韻を含んでいて奇妙な居心地の良さを感じる。思わせぶりな比喩の多さは村上春樹を彷彿とさせ、筋立ては伊坂幸太郎の「オーデュボンの祈り」にも似ている。ヒロインは公平世界信念とでも言うべき独善性とヒロイックコンプレックスめいたキャラ造形だが、不思議と嫌味や屈託を感じさせない辺りは上手いと思った。作中ではトリックスターのような役割を担っているが、ありがちなヒロイン賛美ではなく、その欠点を真摯に見つめて描いている部分は好感が持てる。作中で執拗に繰り返される欠点ー欠けたものという事柄が真相に繋がっていくわけだが、そこに至るまでがやや冗長ではある。だが、雰囲気は素晴らしく、明かされた真相も二律背反めいてて物悲しい。全体的にリアリティがやや薄く、キャラクターも能動的でないため少々退屈に映るかもだが、著者特有の奇妙な雰囲気の中を揺蕩うように楽しめる一冊であると言えるだろう。あと、儀式という言い回しがやけに好きなのだなあと思った。

  • 少し難しい、というより複雑。
    失くしたものを取り戻す。
    捨てられた者が住む島である階段島。
    奇妙な島だがら今が生きにくい人間は住むべき島だと思う。空想の島であっても。
    情景やその人物の気持ちが繊細に書かれていて読みながら考えさせられる物語。
    失くしたものは何か。
    それは自分自身が自分を捨てた。
    欠点を持つ受け止められない自分を捨てた。
    これは少しずつ自分と向き合う物語である。
    比喩がたくさん使われていて少しそこが難しい。
    あと、内容が濃いような気がするので、続編もあるが読むのは少し気力がいる。小説より映画の方が見やすいと思った。

  • 何かを捨てていくことで大人になっていくのなら、
    その捨てられた何かは、どこへ行くのだろう。

    そんな物語。

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著者プロフィール

徳島県出身。グループSNE所属。2009年に『サクラダリセット CAT,GHOST and REVOLUTION SUNDAY』で、角川スニーカー文庫よりデビュー。若者を中心に人気を博し、シリーズは7冊を数える。他著作に「つれづれ、北野坂探偵舎」シリーズ(角川文庫)、『いなくなれ、群青』(新潮文庫)などがある。

「2017年 『ベイビー、グッドモーニング』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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