こちら、郵政省特別配達課(2) (新潮文庫nex)

著者 :
制作 : 平沢 下戸 
  • 新潮社
3.53
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本棚登録 : 207
レビュー : 23
  • Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101800189

作品紹介・あらすじ

省庁再編で特配が危機に。ついに休業命令が──宅配便各社が台頭するなか、政府は地下深奥部に郵便用リニアを走らせるG-NET計画を進めていた。コンピュータ制御システムは大幅な時間短縮が望める一方、人員削減も必至。しかし、どんな山奥でも、車の入れぬ繁華街の小路でも、人から人へ届けることがモットーの特配。存亡を懸け、ミッションに挑む鳳一と美鳥だが。──特別書下し「暁のリエゾン」60枚、感動の短篇を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 物語としては面白かったのだけど、前半のレーシング小説的な内容と、政治的駆け引きが主体の後半への転調、更には突然の幕引きと、一冊の中でのあまりの変化に戸惑いました。
    本当はもっと長く続くシリーズにしたかったところが、何らかの事情によって二巻目で終わらざるを得なかったのか。
    少し残念な終わり方でした。

  • さっぱりした2人だなぁ。
    相棒としてずっと変わらない関係でいきそう。
    丸く収まるのがわかっていたけど、どんなに最新のシステムになっても最後は人の手なんだ、と改めてわかる。
    最近もらわない切手を貼った手紙はちょっと特別に思えます。

  • 今回も純粋に物語を楽しめました。面白かったという感覚は、図書館戦争を読んだ時のそれに近いです。わくわくさせられました。そして読者の思い通りにならないラストも良い。難しいことを考えずに読める作品です。こういう特別配達の人たちが災害現場で活躍する特別篇も面白かった。現実にいたらどれだけ心強いだろう。

  • 一冊目も大して面白く無かったが二冊目もあまり面白くない
    シリーズが二冊で終わると言う事は大して反響がなかったんじゃないか?
    書き下ろしの短編はつまらなさそうなので未読

  • まさかの特配課解散…。驚いたわ。
    そんな展開が待ち受けてるとは露知らず、カーレース熱いなーと呑気に楽しんで読んでたら…いや、予想外という点に関してはいいのかな?うん?
    G-NETか、将来的に実装されそうなシステムだよなこれ。
    地下鉄とか作ってるくらいだから、こういうシステム導入するようなことが未来ではあるのかもな。
    どんどん近未来化していくもんな、ここ最近の日本というか世界は。
    首都移転とかも本当に現実問題たびたび浮上する話題でもあるし。
    かなり現実的な話作りしてるよなこの作品って。

    それにしてもカーレース熱かった!
    やっぱ美鳥の運転スキルって並じゃないよな(笑)
    一巻読んだ時に、絶対ドライブテク上級者だと思ったもん。
    まさか走り屋のトップに上り詰めた相手をぶち抜いてしまうとは…・
    しかも、仕事の最中の出来事って。なかなか凄いよな。
    ちはるにとって、美鳥と対戦出来たことは良かったよな。
    やりたいことが分かるってのは大事。
    それにしても静の年齢いくつなんだろうか(笑)
    めっちゃ達観してたから気になる。
    というか、まさかのカナがレーサーになるなんて思わなんだ。
    なるとしたら静の方がまだ有り得ると思ってたのに。
    まさかのカナの方だったか。
    ちはるはお父さんを継いでトラックの運転手になったんだろうな、あのまま。

    水無川長官も、元々根は良い人なんだろうけど履き違えちゃったのが敗因だな。
    ただ最後、妻にきび団子届けることでようやく初心に戻ったのは偉い。
    しかし、一体遭難した水無川を助けた先での避難小屋でどんな説得したのやら(笑)

    慧も灘も自分を見なおせて良かったな。
    あの年齢くらいに自分の身を振り返れるのは大きい。
    きっと灘はちゃんと前を歩いていける。
    それに慧がしっかり寄り添っていくんだろうなぁ。

    で、ようやく美鳥と鳳一納まった!
    前回くっついたとこで終わっちゃったからな。
    今回はちゃんとプロポーズもして納めたな、偉いぞ鳳一!
    鳳一、なんだかんだこういうとこちゃんとしてるから言うとは思ってた。
    遭難した水無川助けに登山してたときも、体力温存を念頭に行動してたしな。
    ちゃんとしてるよな。

    最後の震災の話は泣きそうになった。
    タイムリーすぎた。
    こういう救助に来てくれる人いたら本当に心強いよねきっと。
    鷹野はお姉ちゃんと会えて良かった。

    これで終わりっぽいよね?
    綺麗に納まったし、良い作品だった。

  • 主人公が、とんでもない(しかし有効な)閃きでチームの思い込みを打破する。パートナーがそれに乗っかって、やたら理解のいいオジサン上司が許可を出す。
    どこかで見かけたことのある使い古されたプロットは、一体何が初出の元ネタなんだろう。

    権謀術数渦巻く行政を、政治を相手取って、「何でもアリ」と泥臭さだけで勝負する。「機械やデータVS人とその心」(あるいは新しいモノVS古いモノと言い換えてもいい)という構図もそうだけど、設定の突飛さを除けば、物語のパーツ自体は使い古されたものばかり。それでも、今からの視線に耐えうる面白さで、三たび形と版元を変えて読み継がれてきたのも頷ける。

    元々は「追伸」と題して書かれた続編。これは、物語を終わらせるための物語だ。

  • 【収録作品】本編/暁のリエゾン

  • 07/14/2015 読了。

    図書館から。

    後半は組織の話…郵便というか、救助の話になりましたが、
    それでもこういうお話好きだ。

    鳳一と美鳥の仲が、徐々によくなっているけれど、
    詳しくは書かずにさくっと進むあたり。

    書下ろしの暁のリエゾンもいい話でした…。

  • 前巻に続いての荒唐無稽な設定に、やはり若干の違和感を隠しきれない展開。荒唐無稽なればこそ、もっと大胆にホラを吹いて欲しいな、というのは贅沢なのか。文章のリズムがワシと合わないのもあって、折角の設定に入り込めなくて残念。

  • 新書でリアルタイムで読んだ際には郵政民営化前だったので時代に即した話ではあったと思うが、今になっての再刊は第1巻を読んだ時にも思ったのではあるが、何故、今という感もあったが、新たに書き下ろされた短編を読んで納得。でもこの話であれば、もう少し早くてもよかったかも。

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