坂東蛍子、屋上にて仇敵を待つ (新潮文庫 し 78-2 nex)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101800264

作品紹介・あらすじ

好敵手との決着。これぞ、青春なり。坂東蛍子は桐ケ谷茉莉花が嫌いだった。容姿端麗、運動神経抜群にして、自分と並び称される彼女のことが許せなかった。だが、なぜ嫌いで許せないのか、判らなかった。故に、彼女は果たし状を書く。その日、学園二大スターは、屋上にて決闘する。校舎がお化け屋敷と化し、テロリストに占拠されようと、その程度の“事件”は少女達の青春をとめられない。疾風怒濤の女子高生譚、第二弾。

感想・レビュー・書評

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  • 続編。文体がかなり好み。
    一気読み&読み返し推奨!

  • 唯我独尊で才色兼備の女子高生・坂東蛍子が行くところ常にトラブルあり。疾走感溢れる展開が堪らない、荒唐無稽なドタバタ連作短編集第二弾。蛍子と友人たちの交流を中心に描かれる今回ですが、特に仇敵のジャス子(茉莉花をこのように名付けるなんて抜群のセンス!)とのやりとりが実に面白い。ジャス子との関係性に思いを馳せることが自分と向き合うことに繋がっていて、傲岸不遜の蛍子も単なる思春期の女の子なんだなと、微笑ましくなってしまいました。さて最終刊という続巻はどうなるのか。続きを読むのが楽しみです。

  • 前作を読んでから5年もたってるのでまるで覚えていないが、このテンポ好き‼幽霊は今作登場らしいが、動けるぬいぐるみやら宇宙人やらジャス子は前作も出てたのか?茉莉花をジャス子と呼ぶセンスも好き。楽しかった!

  • 気に入らない宿敵を倒すため、彼女は果たし状を送った。

    ちまちまと、色々な視点で色々な話が始まっては終わり…を
    繰り返していきます。
    あの『ラ』が多い小説のように人が多いな、状態ですが
    どうしてそんなにちまちましていたのか、が分かります。
    綺麗に風呂敷は畳まれました。

    面白くないわけではないですが、若干読みにくいものが。
    人が多いせいでしょうか?
    今回は最終的にはテロが終了しましたし、テレビにも
    映ってしまったわけですが…謎の美少女。
    それが分かってしまうほどに映っていたなら
    近所(?)で大評判になっていそうです。

  • 好敵手との決着。これぞ、青春なり。

    坂東蛍子は桐ケ谷茉莉花が嫌いだった。容姿端麗、運動神経抜群にして、自分と並び称される彼女のことが許せなかった。だが、なぜ嫌いで許せないのか、判らなかった。故に、彼女は果たし状を書く。その日、学園二大スターは、屋上にて決闘する。校舎がお化け屋敷と化し、テロリストに占拠されようと、その程度の"事件"は少女達の青春をとめられない。疾風怒濤の女子高生譚、第二弾。

  • 何事にも全力で、熱中すると周りが見えなくなる無敵で無敗の坂東蛍子はよりによって大嫌いな相手に敗北を喫する。
    リベンジしなくては。
    屋上にて仇敵を待つ蛍子を余所にドタバタする有象無象。
    時系列すら彼女の周りを行ったり来たりする中、彼女は仇敵に自分を見る。

  • ちょっと色々なところに話が飛びすぎて、結局何が言いたいのかといったところが少しぼやけちゃってるなかぁ。まぁ文体と設定で煙に巻いているような小説なので、これはこれでいいのかな。

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