シャーロック・ノート: 学園裁判と密室の謎 (新潮文庫nex)

著者 :
制作 : 片山 若子 
  • 新潮社
3.43
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本棚登録 : 475
レビュー : 64
  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101800301

感想・レビュー・書評

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  • 倒叙やサスペンスと章ごとに姿を変え、一つ一つは薄くなったのかもしれないが、それ以上によい体験を生んでくれる本でした。
    特殊な世界観とライトな読み心地は非常にマッチしていて楽しかったです。

  • 新入生歓迎行事として行われる”学園裁判ゲーム”。生徒会長を相手に,得体のしれない今年度の特究生を指名し,立証,そして論破する。辻褄さえ合えば何事も許される円卓上で繰り広げられる論理の攻防戦。先の見えない戦いはこの言葉から始まる。「汝は稀人なりや?」

    日本に二つしかない探偵養成学校に入学した剣峰 成。そこで同級生・太刀杜からんと出会う。探偵士という職業が高い地位を持つというラノベ的な世界観の中にもしっかりとした本格ミステリの軸がある。

    ユニークな名前にもちゃんと理由があって納得できた。

  • 学園裁判が双龍会のような会話劇で楽しかった!
    五条会長好き。
    探偵養成学校、日本探偵公社、黒衣の天親獅子丸通称キングレオ、って某JDCのようで心が躍るよ!!
    独自の推理方法とかね、ときめく。

    次巻以降はまた学園もののノリに戻るのかな?
    一癖も二癖もありそうな寮生活楽しみにしてます。

    「我らの祖たるシャーロックの
    名にかけて問う。汝は稀人なりや?」

  • 百人と一人しか入学できない進学校なのに
    クラスメイトは平凡ばかり…と思っていたら?

    探偵のための学校、なので当然なのでしょうが
    日常が分からない…。
    いや、すでに仕合が分からない?
    見てる分には面白いでしょうが、参加するとなると
    かなりの下調べと度胸がいるかと。
    とはいえ、初めてだから、が言い訳として
    通じなさそうな仕合でした。

    通じて知人になったのか友人になったのか、の女の子。
    弁の立つ1話で主人公だった彼の過去をほじくります。
    1話で話していた事がなんだったのか、が分かりますが
    彼もすごい事をやり遂げたな、と。
    そしてそれを踏まえて、の3話目。
    色々と覚悟のいる選択で、どうにか事件は解決しましたが
    地味に見え隠れしていた問題は解決せず…。
    取り返したりできるのでしょうか?

  • 探偵養成学校に入学したが、周りのレベルの低さに期待外れでがっかりしていた主人公。
    いつものように訪れた図書館で出会ったクラスメイトと先輩の存在が、彼の学園生活を大きく変える。
    論理をぶつけ合う学園裁判。
    連続密室殺人事件の犯人と名探偵。
    彼の持つ過去とは・・・?


    論理のぶつけ合いが多く、頭を使う場面がところどころにありました。
    時間軸で章が分かれてますが、それでも混乱することが何度か。

    頭のいい人の考えることはすごいですね。
    予想しても、常に先を読んでいる。
    こういう感覚、好きです。

    隠している過去があったり、唐突に出てきた事実があったり…これは続きがあるのかなと思いました。
    あれば読みたいです。

  • これ面白い。 なかなか読みごたえがある。 
    難解過ぎず易しすぎず論理論理アンド論理で闘うのは面白い。  
    続きも気になる。

  • 面白い。
    シリーズ1作目なので人物紹介的ではあるが、リーガルサスペンス、倒叙ミステリ、誘拐、と味わえるしロジカルに仕上がっているので非常に楽しかった。
    主人公が探偵養成高校のため、学園青春物かと思ったが全然違うので安心した。
    黒幕らしき謎の人物もいるらしいので次を楽しみにする。

  • 探偵学校に入学した主人公 剣峰成が、謎の少女 太刀杜からんと出会い、様々な出来事に巻き込まれていく。
    第1章は、ルヴォワールシリーズを思わせる学園私刑裁判もの。上級生との論理対決を制し、主人公の力があらわとなる。後になってわかるが、この章は前フリくらいの位置づけである。
    第2章は、主人公の過去へとさかのぼる。主人公vs刑事という形の倒叙ものになっている。ダイイングメッセージの謎も面白い。
    第3章は、密室爆弾魔との対決。危機的状況をどう打開するか、爆弾魔との読みあいは楽しく読める。最後はややあっさりと解決した印象。
    このようにバラエティ豊かな3編で、特に個人的には第2章が面白かった。多くの伏線が張られているため、今後どのような話になっていくのか楽しみである。

  • よかった。
    この人は丸太町ルヴォールしか読んでなかったけど、その時感じたロジックの展覧会すぎて何か機械的すぎてひやっとしたものしか感じられなかったので、それ以降読んでいなかったですが、この作品はひやっとがなかった。
    ミステリーとしても、物語としてもワクワクする感覚がありいい。
    結構、作品出ているから追っていきたいと思います。

  • とことん論理に拠る戦い、読んでいてとても気持ちが良い。登場人物達も好み。でも自分の頭がついていけてない悲しさ(笑)
    2作目も買わなくては!

著者プロフィール

1983年、奈良県生まれ。京都大学卒業。京都大学推理小説研究会に所属し、2009年に『丸太町ルヴォワール』で講談社BOXよりデビュー。同作から始まる『ルヴォワール』シリーズ(講談社)のほか、『キングレオの冒険』(文藝春秋)、『シャーロック・ノート』(新潮文庫nex)などの著作がある。

「2019年 『FGOミステリー 翻る虚月館の告解 虚月館殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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