シャーロック・ノート: 学園裁判と密室の謎 (新潮文庫nex)

著者 :
制作 : 片山 若子 
  • 新潮社
3.43
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本棚登録 : 471
レビュー : 64
  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101800301

作品紹介・あらすじ

学園裁判。暗号。密室。謎vs論理の青春ミステリ。剣峰成は退屈していた。都内屈指の進学校にもかかわらず、クラスメイトは凡庸な生徒ばかり。目指す高みには到底たどり着けそうにない……。そんな成の前に現れた少女、太刀杜からん。彼女との出会いをきっかけに、成は鷹司高校の真の姿を目の当たりにする。論理と論理をぶつけ合う学園裁判。殺人と暗号。連続密室爆破事件と犯人。若き才能が放つ、青春×本格ミステリの新機軸。

感想・レビュー・書評

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  • 倒叙やサスペンスと章ごとに姿を変え、一つ一つは薄くなったのかもしれないが、それ以上によい体験を生んでくれる本でした。
    特殊な世界観とライトな読み心地は非常にマッチしていて楽しかったです。

  • 新入生歓迎行事として行われる”学園裁判ゲーム”。生徒会長を相手に,得体のしれない今年度の特究生を指名し,立証,そして論破する。辻褄さえ合えば何事も許される円卓上で繰り広げられる論理の攻防戦。先の見えない戦いはこの言葉から始まる。「汝は稀人なりや?」

    日本に二つしかない探偵養成学校に入学した剣峰 成。そこで同級生・太刀杜からんと出会う。探偵士という職業が高い地位を持つというラノベ的な世界観の中にもしっかりとした本格ミステリの軸がある。

    ユニークな名前にもちゃんと理由があって納得できた。

  • この作者の本は初めてだったので後味悪かったらいやだなーって思いながら読んだんだけど、さわやかに終わったのでよかった。
    鬼貫警部のキャラ勝手に使って大丈夫?っていう心配と、もしや他の名探偵も既存キャラなのかな?っていう期待感とがある。
    地味だとか人気ないとか言われてたけど私は好きなんだけどな、鬼貫警部。
    鬼貫警部シリーズ読み返したくなった。

  • こういう頭の切れる人々の会話や推理がメインの話は個人的に好きですが、ちょっと物足りない印象。最後の残月のところがあっけなかったかな。シリーズものなら今後に期待しています。

  • 作者によると、ルヴォワールシリーズとパラレルワールドになっているとかいないとか…
    さて、円居挽と言えば頭脳と頭脳が音を立てて削り合うコンゲームを得意とする作家といったイメージがあります。
    この新シリーズでも、その力は如何なく発揮されており、ルヴォワールシリーズのファンも安心して手を出せるでしょう。と言っても丸太町しか読んでないのですが…
    1話では双龍会を彷彿とさせる、私的裁判のような展開が楽しめます。ここでは、真実を問わず、相手を納得させれば勝ち、とコンゲームを戯画化し、限りなくゲームに近づけた印象です。
    2話は、一見普通の事件に見える序盤から、あれよあれよと主人公vs警察という構図に持っていくのは、なんともらしい笑
    3話も結局は爆弾魔との頭脳戦となり、壮絶なバトルの末、新たな決意をします。
    一冊まるまるプロローグといった感じでしょうか。
    次巻から、本格的に剣崎少年の探偵修行が始まるようです。

  • この作者さん、頭のいい人のディベート物が好きなのかな?第1章はルヴォワールシリーズに似た展開。リアルではありえない大仰でぶっ飛んだ設定の学園物。有りそうで無さそうを素通りして清々しくもある。こちらもそういうものだと思って調子を合わせて受け入れるように読むといいかも。タイトルの“シャーロック”は“探偵”繋がり以外あまり関係ないかも。

  • 学園裁判が双龍会のような会話劇で楽しかった!
    五条会長好き。
    探偵養成学校、日本探偵公社、黒衣の天親獅子丸通称キングレオ、って某JDCのようで心が躍るよ!!
    独自の推理方法とかね、ときめく。

    次巻以降はまた学園もののノリに戻るのかな?
    一癖も二癖もありそうな寮生活楽しみにしてます。

    「我らの祖たるシャーロックの
    名にかけて問う。汝は稀人なりや?」

  • 図書館で。
    登場人物の名前がわかりにくいなぁなんて思いながら読みました。ラノベ特有だなってなんとなく思うんですが、普通の名前だと知り合いの顔が浮かんじゃうからわざとだって話を聞いた事あるんですが本当だろうか。

    というわけでなんかちょっと変わった探偵学校入学の巻。お父さんが思っていた以上にアカン父だった。
    シリーズ物みたいなので続きも読んでみようかな。

  •  デビュー作から受け継がれる独特な世界観。
     まさにフィクションという感じで格好いい。そして続きが気になる。

  • 百人と一人しか入学できない進学校なのに
    クラスメイトは平凡ばかり…と思っていたら?

    探偵のための学校、なので当然なのでしょうが
    日常が分からない…。
    いや、すでに仕合が分からない?
    見てる分には面白いでしょうが、参加するとなると
    かなりの下調べと度胸がいるかと。
    とはいえ、初めてだから、が言い訳として
    通じなさそうな仕合でした。

    通じて知人になったのか友人になったのか、の女の子。
    弁の立つ1話で主人公だった彼の過去をほじくります。
    1話で話していた事がなんだったのか、が分かりますが
    彼もすごい事をやり遂げたな、と。
    そしてそれを踏まえて、の3話目。
    色々と覚悟のいる選択で、どうにか事件は解決しましたが
    地味に見え隠れしていた問題は解決せず…。
    取り返したりできるのでしょうか?

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著者プロフィール

1983年、奈良県生まれ。京都大学卒業。京都大学推理小説研究会に所属し、2009年に『丸太町ルヴォワール』で講談社BOXよりデビュー。同作から始まる『ルヴォワール』シリーズ(講談社)のほか、『キングレオの冒険』(文藝春秋)、『シャーロック・ノート』(新潮文庫nex)などの著作がある。

「2019年 『FGOミステリー 翻る虚月館の告解 虚月館殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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