その白さえ嘘だとしても (新潮文庫nex)

著者 :
  • 新潮社
3.69
  • (104)
  • (201)
  • (195)
  • (26)
  • (7)
本棚登録 : 2714
感想 : 140
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101800349

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 180618読了

    その白さえ嘘だとしても 河野裕
    今年48冊目今月4冊目

    #読了
    #その白さえ嘘だとしても
    #河野裕

    先日自分の根本トラウマに向き合ったこともあって、ひどく感情移入した。
    きっと誰もが自分が混色であることを知りながら白に憧れる。あるいは憧れていることを隠して黒を演じる。

    気持ちを吐露できる強さを見て、自分が階段島にいてもおかしくないと思った。

  • 続巻。
    やっぱりヒロインちゃんより堀さんの方が好感度高いんだよなぁ。作者も意図してそうしているのかもしれないけれども。

    妥協も諦めもしない、空気も読まないまっすぐな存在を七草君のように崇拝出来るだろうか?多分自分はうっとおしいと思って関わらないようにするだろうなぁ。イジメもしないだろうけど委員長のようにわかろうという努力もしない気がする。好きの正反対は無関心、というのがよくわかる。そういう意味でこの作品の登場人物たちは皆人間関係にマジメだと思う。青春小説だからかもしれないけれども善たる存在でありたいと足掻く感じは良いなあと思う。

    中々魅力的な人物が多いのでその辺り今後掘り下げられると良いなぁ。郵便局員さんとかも謎がありそうで面白い。自分から切り離された自分と知った時にどこまで前向きに生きていけるのか?自分ならどーせどーせとか言ってへこたれそうですがこの島の人は知ってか知らずか順応している気がする。
    クリスマスという季節感が良い感じでした。

  • 前作同様だけど、どうやら自分には合っていないみたい。
    読みやすく、悪くはないんだけと何かが自分には合わない。
    キャラなのかなぁ。
    決して面白くないわけではないんだけど…

  • 一巻の終わりが良かったので、二巻以降は蛇足ではないかとおもったけど、そんな心配は杞憂だった。
    今作も、階段島の雰囲気を壊すことなくそれぞれの人物を掘り下げられていてよかった。
    多面的視点から、群像劇のように事件の全貌が明かされて行く仕組みは面白い。
    個人的には佐々岡の場面がアツかった。また、彼らが全員捨てられた人格だということを考えながら読むと物語に一層の深みと切なさが増す。
    3では足りないが4までいかないくらい。
    面白かった。

  • 独自の世界観!
    作者は何を表現したいのかな?

  • 時任が真辺由宇を危険視しているのが気になる。次作に何が起こるのか?

  • 2月5日読了。図書館。

  • シリーズ2作目。全作と同様、どの登場人物も違和感があり嘘っぽい。物語に入り込めず、完全に置いてきぼり。

  • 階段島2作目
    階段島の成り立ちの不思議に目をつむれば,少しミステリータッチの青春物.だけどこのクリスマスイブのちょっとした七不思議をも有効利用して,階段島あるいは魔女の謎をとくヒントにする七草の頭脳のさえに感服.

  • 二冊目。不思議で静かで冷たい雰囲気のお話。この作者さんの他の話ではそこまで思わないのだけれど、このシリーズの言葉の書き方がきれいで好き。
    2016/9/7

全140件中 71 - 80件を表示

著者プロフィール

徳島県出身。2009年に『サクラダリセット CAT,GHOST and REVOLUTION SUNDAY』で、角川スニーカー文庫よりデビュー。若者を中心に人気を博し、シリーズは7冊を数える。他著作に「つれづれ、北野坂探偵舎」シリーズ(角川文庫)、『いなくなれ、群青』(新潮文庫)に始まる「階段島」シリーズなどがある。

「2023年 『昨日星を探した言い訳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

河野裕の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ロバート・F・ヤ...
米澤 穂信
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×