天久鷹央の推理カルテIII: 密室のパラノイア (新潮文庫nex)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101800356

作品紹介・あらすじ

密室殺人。犯人は、病気(アイツ)だ。呪いの動画によって自殺を図った女子高生。男性に触れられた瞬間、肌に異常をきたす女性。そして、密室で溺死した病院理事長の息子……。常識的な診断や捜査では決して真相にたどり着けない不可解な事件。解決できるのは、怜悧な頭脳と厖大な知識を持つ変人女医・天久鷹央(あめくたかお)、ただ一人。日常に潜む驚くべき“病”と事件の繋がりを解明する、新感覚メディカル・ミステリー第3弾。

感想・レビュー・書評

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  • ほへー

    まぁ、基本謎を解こうとしない読者なんで問題ないんですが、この密室殺人の謎は一般読者には解けないですよね〜
    今回はミステリー色強めでしたが、解けない謎でも納得です
    なるほどな〜っていうね

    構成も上手いし、流石っす
    流石本格ヲタクの知念実希人さんっす

    ここにある意味「分かりやすい」キャラをあててくるんだもん、そりゃ面白いわ

    • ひまわりめろんさん
      ソネー(曽根ちょっと来てー)
      ソネー(曽根ちょっと来てー)
      2023/12/30
    • ひまわりめろんさん
      よし、次は当てに行く
      よし、次は当てに行く
      2023/12/30
    • 1Q84O1さん
      そろそろ終わります??w








      マダー(続ける気満々!)
      そろそろ終わります??w








      マダー(続ける気満々!)
      2023/12/30
  • 天久鷹央シリーズ第3弾!
    3編からなる短編連作ストーリ。

    ■閃光の中へ
    呪いの動画を見ることで、自殺を図った女子高生。
    本人は自殺ではないと主張するも、本当なのか?
    鷹央がその謎を解き明かします。
    この展開はなんとなく、想像つきました。
    昔、アニメでも似たような問題がありましたよね。

    ■拒絶する肌
    男性恐怖症の女性。男性に触られるだけで、ショック症状を引き起こす。
    男性アレルギーなんてあるのか?
    この原因も想像つきました。
    やはり、以前、この症状の患者のドラマを見た覚えがあります。
    しかし、アレルギーは気を付けないといけないですね。

    ■密室で溺れる男
    密室で溺死した病院理事長の息子。
    密室殺人?
    溺死?
    鷹央でも真相になかなかたどり着きません。
    焦る鷹央
    そして明らかになる真相。

    この真相は、全く分かりませんでした。
    密室で溺れるってどういうことよ(笑)
    しかし、そこにはしっかりとした症状がありました。

    楽しく読めました。

  • シリーズ第3作♪
    第2作を読み終えた直後から手に取り今日で8日、間に絵本や写真集も含め15冊挟んだにしてはいいペース♪( ◜ω◝و(و "

    それ程に面白い(=^▽^=)
    ってか、改めて知念先生の凄さを思い知らされる。

    前作同様に短編・短編・中編の構成で「閃光の中へ」「拒絶する肌」「密室で溺れる男」の3つのストーリー。

    巻頭のたった4P、プロローグからガッツリ持っていかれました^^;
    何せ小鳥が「鷹央先生、これまで本当にお世話になりました」と天医会総合病院を出ていくシーン...

    エーッ(>[]<)
    こんなに早く最強コンビが...
    って半泣きになりそうなスタートです。

    そのシーンは最後の「密室で溺れる男」へと繋がっていくんですが、このストーリーがまた凄くいい♪

    いや、もちろん「閃光の中へ」「拒絶する肌」もいいんですよ。

    でもただ単に短編と中編の違いでだけではないと感じたのは私だけではないと思います。

    なんなんだろうなぁ...知念先生が医師だからってだけじゃないんだよなぁ。

    確かに読み終えたからこそ綿密に仕込まれたプロットが理解出来るんですけど、なんだろうなぁ、やっぱり知念先生の作品には単なる謎解きミステリーって一言で片付けられないものがある!!

    破天荒な天才・天久鷹央、でもそんな彼女の優しさが見られる素敵なストーリー。



    密室殺人。犯人は、病気(アイツ)だ。呪いの動画によって自殺を図った女子高生。男性に触れられた瞬間、肌に異常をきたす女性。そして、密室で溺死した病院理事長の息子……。常識的な診断や捜査では決して真相にたどり着けない不可解な事件。解決できるのは、怜悧な頭脳と厖大な知識を持つ変人女医・天久鷹央(あめくたかお)、ただ一人。日常に潜む驚くべき“病”と事件の繋がりを解明する、新感覚メディカル・ミステリー第3弾。

    内容(「BOOK」データベースより)

    呪いの動画によって自殺を図った女子高生。男性に触れられた瞬間、肌に異常をきたす女性。そして、密室で溺死した病院理事長の息子…。常識的な診断や捜査では決して真相にたどり着けない不可解な事件。解決できるのは、怜悧な頭脳と厖大な知識を持つ変人女医・天久鷹央、ただ一人。日常に潜む驚くべき“病”と事件の繋がりを解明する、新感覚メディカル・ミステリー第3弾。

    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

    知念/実希人
    1978(昭和53)年、沖縄県生れ。東京慈恵会医科大学卒業。2004(平成16)年から医師として勤務。’11年、「島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」を「レゾン・デートル」(『誰がための刃』と改題し、’12年刊行)で受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

  • シリーズ3作目。
    鷹央と小鳥遊が、よりパワーアップダウンしたコンビになっている気がした。
    今回も知らなかった病名がたくさん登場。
    事件絡みでなくても、こんな診断医がいてくれたら誤診や発見の遅れが減るのにと毎回思う。
    「密室で溺れる男」が特に面白かった。

  • 冒頭から、小鳥遊先生いなくなってしまう!?と焦りつつ、そんなことないでしょーとイッキにつかまれました。

    短編2作と本編1作の構成ですがどれも面白かった。

    「閃光の中へ」
    これはわからなかったー。
    いろいろあるんですねぇ。

    「拒絶する肌」
    これは鷹央先生と同時に気づいたので答え合わせが楽しかった。

    「密室で溺れる男」
    これが本編ですね。
    これは知ってればすぐに候補にあがりそうなもの。
    引き起こした原因がキーでした。

    あんまり感想書いちゃうとどこでネタバレに繋がるかわからないからこのへんで。

    いつもとちょっと違ったやり取りと結末(私が読んだ中では)。

    医療ものでもサクッと読める(摩擦係数が少ない?)ので楽しい反面、各キャラ同士のやりとりや謎がちょっとリアリティには欠けているようにも感じました。

    ですが何度も言いますがとても楽しく読めました。

  • 呪いの動画を観て自殺未遂を図った女子高生、男性に触れると文字通り火傷しちゃう女性、水の無い密室で溺死した男性など不可思議な現象を天才的な頭脳と知識を持つ変人女医が想像もつかない医学を駆使して解決していく人気シリーズ3作目!

    2作目まで読んで久々に3作目を読んだけどやっぱり面白いなぁ〜さすが知念さんの作品って感じの凄く良い感じのミステリー作品やったわ

    リングシリーズ久々に読みたくなってきた…こうやって既読本に脱線していくから積読本が全く減っていけへんねやろな〜

  • 天久鷹央の推理カルテⅢ
    何で?って箇所もあったのですが、今回も面白かったです。いつもの通りイッキ読み。

    短編が3つ。
    1つ目はサブリミナル効果。
    2つ目はアレルギー。
    3つ目はくも膜下出血。
    コレがヒントです。(皆さんも病気(ナゾ)、診断して下さい)

    1つ目は何となくわかります。
    2つ目は自分も同じアレルギー持ちなので、すぐにわかりました。
    3つ目で小鳥の今後が…それは読んでのお楽しみ。

    是非読んでくださいね!

  • 天久鷹央の推理カルテ3冊目。
    今回もお見事!と思わされる話ばかりで一気読みしました。

    症状とか話を聞く限りだと怪奇現象だったり謎の症状だったりするのにきちんと医療ものとして解決をするんですよね。
    あと前回の時はストーリー的な問題で鷹央先生の元気がないシーンが多かったのもあって、久々に己の欲望のままに猪突猛進する姿が見れて安心しました。

    そして何やかんやいいながら鷹央先生と小鳥先生、もはや誰が見ても名コンビですよね。
    まぁ小鳥先生にかかる負担は察して余りあるけど、でも鷹央先生に振り回されていくうちに徐々に実力もつき始めているみたいだし。

    シリアスな話も好きだけれど私は暴走する鷹央先生に振り回されてヒィヒィなっている小鳥先生を見るのが好きなので今後も2人には末永くコンビを組んでいて貰いたいものです。

  • '22年5月23日、読了。Amazon audibleにて。知念実希人さん、4作目。

    安定の、面白さ、という感じ。タカオとコトリのコンビも、好きです。
    何も考えずに、気軽に楽しめるaudibleに、すっかり馴れてしまいました。紙の本が読めなくなったりして┐(´д`)┌

    作品の感想ではありませんが…audibleの「聴く読書」に馴れて、改めて気づいたのは…朗読者(声優さん、なのかな?)の方の、登場人物達の演じ分け、凄い技術!最初は「気持ち悪い」とか思ってたけど…僕が能力&感性が足りず、その完成された技術、わかりませんでしたಥ_ಥ今迄失礼なことを書いてきて、申し訳御座いませんでした( ・ั﹏・ั)

    しばらく、audibleでの「聴く読書」を、楽しもうと思います(◔‿◔)

  • 続きが気になり読んでしまったσ^_^;
    面白いのですよ。
    この本を読んで医師や看護師を目指すというのはわからないでもないか。

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著者プロフィール

1978年沖縄県生まれ。東京慈恵会医科大学卒業。医師。2011年、第4回「ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」を受賞し、12年、同作を改題した『誰がための刃 レゾンデートル』で作家デビューする。代表作に、「天久鷹央」シリーズがある。その他著書に、『ブラッドライン』『優しい死神の飼い方』『機械仕掛けの太陽』『祈りのカルテ』「放課後ミステリクラブ」シリーズ等がある。

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