天久鷹央の推理カルテIII: 密室のパラノイア (新潮文庫nex)

著者 :
制作 : いとう のいぢ 
  • 新潮社
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本棚登録 : 665
レビュー : 75
  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101800356

作品紹介・あらすじ

密室殺人。犯人は、病気(アイツ)だ。呪いの動画によって自殺を図った女子高生。男性に触れられた瞬間、肌に異常をきたす女性。そして、密室で溺死した病院理事長の息子……。常識的な診断や捜査では決して真相にたどり着けない不可解な事件。解決できるのは、怜悧な頭脳と厖大な知識を持つ変人女医・天久鷹央(あめくたかお)、ただ一人。日常に潜む驚くべき“病”と事件の繋がりを解明する、新感覚メディカル・ミステリー第3弾。

感想・レビュー・書評

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  • 日常に潜む驚くべき “病” と事件の繋がりを解明する、新感覚メディカル・ミステリー第3弾。
    (裏表紙より)

    karte.01 閃光の中へ

    本当に起きたら怖いお話。
    映像の中にあるものが脳に作用する。
    昔から、いろいろこういうことが起きてる。
    アニメの映像が問題になって、今ではどの作品でも始めに注意喚起を出している。
    途中にサブリミナル効果の例として映画館を挙げている。
    今は禁止されてるみたいだけど、やってても気づかないからまだやってる所あったりして…。


    karte.02 拒絶する肌

    テレビでよく見る疾患でした。
    長い間、原因がわからいって辛い。
    でも、意外と原因は単純だったりもする。
    karte.01と02は精神科が舞台のお話でした。
    簡単に精神科に送られるのは嫌だな~と思いました。


    karte.03 密室で溺れる男

    密室と病、疾患がうまく合わさってるお話。
    読んでいくと着地点は見えてくるが、どのようにしてそうなったのか、医療の知識がないからわからない。
    そこが面白いんだけど。
    このエピソードは、それにプラスされているものがあった。
    ピースは揃っているのに、真実にたどり着けない。
    今までになかったパターンだった。
    天久鷹央、ひとりだけで真相解明しているんじゃなく、小鳥遊優とコンビでしてるってことを再確認できる。


    読み終わったら、新刊が出てました。

  • シリーズ3作目。
    始まりに不安感を煽られ、今までで一番ドキドキしたかも。先が気になり、ページをめくる手が止まらなかった。一度長編を読んでみたい。
    会話もテンポ良く、鷹央と小鳥それぞれお互い補い合う良いコンビ。これからも楽しみなシリーズです。

  • 変わり者だが天才的な頭脳を持つ女医・天久先生と、そのわがままにいつも振り回される小鳥遊先生。
    この2人の活躍が様々な『謎』を解く医療ミステリーシリーズ、第3弾。

    今回は、短編2編、中編1編の3編。
    呪いの動画により、自殺を図った女子高生。
    男性に触れられると肌に異常をきたす女性。
    そして、密室で溺死した総合病院の理事長の息子。

    それぞれ、常識的な診断や捜査では、決してたどり着けない不可解な事件。
    その謎が解けるのは、天才・天久先生のみ。

    最後の『密室で溺れる男』では、事件解決に小鳥遊先生の出向の打切りの話も絡み、切羽詰まった状況に...
    最後、出向が継続することで、ほっとしました。

  • シリーズ第3弾。今回も破天荒で一癖も二癖もある変人女医の天久鷹央が様々な事件の謎を医学的に解き明かす。

    今回の最大の事件は天久鷹央の部下の小鳥遊優が天医会総合病院から純正医大に呼び戻されることだろうか。描かれる事件も、呪いの動画に異常なまでの男性アレルギーの女性、密室溺死事件と興味を引くものばかり。

    『閃光の中へ』『拒絶する肌』『密室で溺れる男』の三編に加え、プロローグとエピローグを収録。『閃光の中へ』以外は全て書き下ろし。

  • 呪いの動画により自殺をはかった女子高生、男性に触れられて肌に異常をきたす女性、密室で謎の溺死…

    変人女医・天久鷹央が"病"と事件の繋がりを解明するメディカルミステリー。

    いつも短編で短いのが多いなか
    今回の3話めは書籍の半分と長くて読みごたえありました

  • キャラは脇において、不可解な症状にくだす医療的診断を目的に読んでいる。
    3編中なんとなく分かったのが1つ、まる分かりが1つ、なるほど~が1つで満足度はイマイチ低かった。

    プロローグ
    「閃光の中へ」
    「拒絶する肌」
    「密室で溺れる男」
    エピローグ

  • シリーズ第3弾。
    今回も短編。
    小鳥先生が鷹央先生の医局を離れることに?!どうする鷹央先生なお話を軸に珍しい疾患と事件を絡ませたメディカルサスペンス。
    鷹央先生が傲慢な医師をバッタバッタとやり込めていく様が爽快。
    オブラートに包めとか空気を読めとか言うやつほど仕事ができないもんだとズバっと言ってくれてます。
    両立できたら最強だけど・・・まあなかなかいませんよね。

  • このシリーズ、なんとはなしに読み続けているけれど、読み続けている理由は、やっぱり鷹央さんと小鳥遊のキャラと関係性がいいからだと思う。鷹央さんって榎木津礼二郎に似ている? あるいは、御手洗潔とか。姉の真鶴さんには弱いという点によって、鷹央さんの魅力が増している。鴻ノ池さんが鷹央さんと小鳥遊に対して言う「イケナイ関係」から『崩れる脳を抱きしめて』の「爛れた関係」を連想した(同じ作者だ)。山場にあるのと同じ文書をプロローグに置く手法は何度か読んだことがあるけれど、効果的だと思う。

  • 呪いの動画によって自殺を図った女子高生。男性に触れられた瞬間、肌に異常をきたす女性。そして、密室で溺死した病院理事長の息子…。常識的な診断や捜査では決して真相にたどり着けない不可解な事件。解決できるのは、怜悧な頭脳と厖大な知識を持つ変人女医・天久鷹央、ただ一人。日常に潜む驚くべき“病”と事件の繋がりを解明する、新感覚メディカル・ミステリー第3弾。

  • 密室で出来の悪い長男が溺死した。
    この謎を解かねば、元の職場に戻らねばならない。

    事件共に、大変な事になってしまいました。
    が…残ってほしいのか、事件に夢中なのか
    上司が分からなくなってくる一文がw
    目的を忘れてはいけません。

    人間思い込みで生きている、と言っても過言ではないですが
    自分じゃないから…というのは、どうなのでしょう?
    別から考えると、息子を信じていない、としか
    思えませんが。
    一件落着どころか、おまけで色々出てきました、な
    今回の事件。
    むしろ、これ全部きっちり観察して覚えてるのが
    凄いんですよね…。

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著者プロフィール

知念 実希人(ちねん みきと)
1978年、沖縄県生まれ。医師。2011年、第4回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞した『誰がための刃 レゾンデートル』で作家デビュー。その他の作品に『螺旋の手術室』(『ブラッドライン』改題作)、『優しい死神の飼い方』(死神シリーズ)、『天久鷹央の推理カルテ』シリーズなどがある。
近刊として2018年9月刊行の『ひとつむぎの手』。

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