スフィアの死天使: 天久鷹央の事件カルテ (新潮文庫ｎｅｘ)

著者 : 知念実希人

• 新潮社 (2015年8月28日発売)

感想・レビュー・書評

[しんたさんの感想 · 2023年3月27日]

今回の天久鷹央の事件カルテはひと味違う。短編ではなく長編なのだ。しかも天久鷹央と小鳥遊の出会いを描いたエピソード0。退屈なわけがない、という期待値を楽々と越える作品に仕上がっている。宇宙人による洗脳、謎の宗教団体、そして病院内での殺人。果たして彼女は謎を全て解く事ができるのか。

[黛 内蔵助さんの感想 · 2023年2月13日]

故あってリサイクル本。新興インチキトンデモ宗教、脳科学…好みの内容に、思わず御馳走様でした、と口走る私。タイトルはミスリードを誘う

[Bookriumさんの感想 · 2023年2月5日]

今更ですが、小鳥遊君が鷹央の元で働き始めた時のお話。
初回からこんなハードな事件に向き合いながら辞めなかったんだったら、その後に次々と大変な目に遭っても耐えられるはずですね。鷹央が自らの特性を初対面に近い相手なのに隠すことなく伝えられたからこそ、信頼関係が生まれたのかも。

[ken1maedaさんの感想 · 2023年1月9日]

ワトソン役の小鳥遊がホームズ役の天久と出会った巻で，一連の天久鷹央シリーズの最初に位置づけられる本．人物の性格描写も面白く，このシリーズをどんどん読みたくなる．

[rdstaka22さんの感想 · 2022年12月17日]

天才的な記憶力を持つ鷹央先生のところへ小鳥遊先生がやってきた経緯がわかった。様々な事件を通して二人の関係性が近づいて来た。

[せさんの感想 · 2022年12月1日]

漫画からこのシリーズを読み始めたが、鷹央と小鳥が出会うエピソード0は描かれてなかったので、とても楽しみにしてました。
事件カルテは長編のようですが、推理カルテ同様楽しく読めました！ハラハラドキドキ感は事件カルテの方が長篇のため高いかも！

[はるとさんの感想 · 2022年11月20日]

シリーズ長編1作目。
小鳥遊が統括診断部に派遣されて、鷹央と出会ったばかりの頃の物語。
紆余曲折しながらも少しずつ2人の信頼関係が築かれていくさまも描かれており、このシリーズをもっと魅力的にしてくれる作品だった。
まさかの事実も最後に描かれていて、人の死とはも考えさせてくれる作品だった。

[tontaさんの感想 · 2022年10月21日]

とても読みやすく、電車内の２日のみで読了
キャラクターが立っていて良いと思う

[ともこさんの感想 · 2022年10月19日]

読んでたら「天久鷹央じゃん」と娘に声かけられたのが一番びっくりした。中学生女子が読む本だったのね。難しくなかったのかな。散りばめられた伏線が丁寧に回収されて、楽しく読めました。続きも読みます。

[pbh23864さんの感想 · 2022年9月11日]

医療系ライトノベル。
ダラダラと知識を垂れ流すだけの解説本にならないような工夫がみられるが、それでも文字の羅列になっているところがある。
クライマックスも若干端折り気味で、引き込まれるところは少ない。

著者プロフィール

1978年沖縄県生まれ。東京慈恵会医科大学卒業。医師。2011年、第4回「ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」を受賞し、12年、同作を改題した『誰がための刃　レゾンデートル』で作家デビューする。代表作に、「天久鷹央」シリーズがある。その他著書に、『ブラッドライン』『優しい死神の飼い方』『機械仕掛けの太陽』『祈りのカルテ』「放課後ミステリクラブ」シリーズ等がある。