セント・ニコラスの、ダイヤモンドの靴 名探偵 御手洗潔 (新潮文庫nex)

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  • 新潮社 (2015年9月29日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784101800479

作品紹介・あらすじ

教会で突如倒れた老婆。死に隠れたロシアの秘宝。横浜・馬車道に事務所を移した御手洗潔と石岡は、ある老婦人の訪問を受ける。名探偵への冷やかし客かと思われた彼女の話を聞いた御手洗は、しかしその出来事を“大事件”と断定した。猿楽町にある教会での集いの最中に降り出した雨。その瞬間、顔を蒼白にして倒れた老婆。奇妙な現象、行動の裏には、政府とロシアにまつわる秘宝の存在が……。聖夜を彩る心温まるミステリー。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

心温まるミステリーが展開される本作は、エカテリーナ二世からの秘宝を巡る事件を描いています。物語は、横浜の教会で倒れた老婆の謎から始まり、名探偵御手洗潔とその相棒石岡が関与することになります。登場人物た...

感想・レビュー・書評

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  • 重すぎる小説の連続、積読本のうちライト小説を選択・堪能。ロシア・ロマノフ王朝のダイアモンドの長靴、それを巡る少女誘拐、宝さがし、少女と名探偵・御手洗(みたらい)の対峙、それぞれが結びつく。少女が誘拐され、少女の親がダイアモンドの長靴を繁華街の花壇に埋め、犯人にそれを渡そうとするが、犯人は受け取れず。そこには多くの思惑があった。さらに御手洗の名推理によりミステリーが一気に解決する。エピローグで女帝・エカチェリーナ2世の豪快な行動には驚愕した。また女帝に会うことを許された大黒屋光太夫の話しも興味深かった。④

  • 冒頭にエカテリーナ二世の凄まじい生涯と、彼女から榎本武揚に贈られたダイヤモンドで飾られた靴の話があって、いきなり目くらましを食らわされる。一体どんな凄い事件なのだろうかと思ったが、何だか一杯食わされた感じである。はっきりいってちんけな犯罪である。トリックも大したことはない。が、最後まで読まされてしまった。一つには、登場人物のそれなりの面白さがあることである。それに、誘拐された美紀という女の子の可愛さとこの子への御手洗潔と石岡の優しさがいいのだ。

  • クリスマスシーズンにオススメと書いてあったから12月に読んだ。
    子供(良い子)に優しい御手洗。じーんときた。

  • 御手洗ものにしては地味な印象ではあるんだけど、じんわり暖かい読後感で、名作だと思う。
    御手洗の人間性、弱いもの、子どもへのあたたかさ、美紀ちゃんへの「もし自分が父親だったら〜してあげる」という独白、全部好ましい。ヒーローだなって思う。

    ところでダウジングって迷信的な、こっくりさんとかそういうものの仲間だと思ってたんだけど、水道管の関係では結構最近まで現役だった技術らしいことを、今回調べて知って驚いた。

    シヴァルヴィ館のクリスマスは、私がまだシリーズを読み進めていないので、御手洗が突然どこか外国らしきところで知らない外国の人とお喋りしてて驚いたりした。面白かったけどね。御手洗、親いないんだね。いなくて良かったって言ってるのは、らしすぎて面白かったけど

  • サンタクロースがそんなやつとは知らなかったな
    貧乏人を差別するとはな、弱い者の味方セント・ニコラスもなんて堕落したんだ

  • 女の子と御手洗・石岡のふれあいが心温まる。
    女の子の父親に対する御手洗のおちょくりは見物。

  • 登場人物がつかめず、序盤に苦戦
    途中からはすらすら読めた

  • 【収録作品】セント・ニコラスのダイヤモンドの靴/シアルヴィ館のクリスマス

  •  最近、ガッツリミステリーらしいミステリーを読んでないなぁ~と思い、これを機に中々手に取れずにいた島田荘司作品にチャレンジ、遂に私も御手洗シリーズデビューだわと勇んで読み始めました。
     もっと新本格ロジックバリバリの小難しい話を期待していたのですが、意外にも読み易い謎解き話(あちこちに薀蓄はありますが)でちょっと肩透かし感。御手洗さんと石岡くんはホームズとワトソンを彷彿とさせるキャラクターで彼等の掛け合いは興味深かったです。
     長いシリーズ物なので気長にゆっくり読んでいこうかなぁ。

  • 【あらすじ】
    横浜・馬車道に事務所を移した御手洗潔と石岡は、ある老婦人の訪問を受ける。名探偵への冷やかし客かと思われた彼女の話を聞いた御手洗は、しかしその出来事を“大事件”と断定した。猿楽町にある教会での集いの最中に降り出した雨。その瞬間、顔を蒼白にして倒れた老婆。奇妙な現象、行動の裏には、政府とロシアにまつわる秘宝の存在が……。聖夜を彩る心温まるミステリー。

    【感想】

  • 全然違う2つのお話かと思いきや、繋がってておもしろかった。日本の歴史にくわしいなあ。

  • 教会で突如倒れた老婆。死に隠れたロシアの秘宝。

    横浜・馬車道に事務所を移した御手洗潔と石岡は、ある老婦人の訪問を受ける。名探偵への冷やかし客かと思われた彼女の話を聞いた御手洗は、しかしその出来事を"大事件"と断定した。猿楽町にある教会での集いの最中に降り出した雨。その瞬間、顔を蒼白にして倒れた老婆。奇妙な現象、行動の裏には、政府とロシアにまつわる秘宝の存在が......。聖夜を彩る心温まるミステリー。

  • 再読だったぁ。装丁変わってたから、気が付かなかった・・・。
    ても、面白かった。

  • 横浜・馬車道に事務所を移した御手洗潔と石岡は、ある老婦人の訪問を受ける。名探偵への冷やかし客かと思われた彼女の話を聞いた御手洗は、しかしその出来事を“大事件”と断定した。猿楽町にある教会での集いの最中に降り出した雨。その瞬間、顔を蒼白にして倒れた老婆。奇妙な現象、行動の裏には、政府とロシアにまつわる秘宝の存在が…。聖夜を彩る心温まるミステリー。

  • いつも通りの御大節が効いてる作品。御大の作品の中ではすらすら軽めに読める作品。

  •  昭和五十七年の秋、高沢秀子という老婦人が御手洗潔のもとを訪ねてくる。世間話程度に彼女がはじめたのは、親友である折野郁恵という女性の話だった。榎本武揚の子孫であり、ロシアの皇帝陛下からの贈り物であるセント・ニコラスの長靴を受け継いだ、というエピソードを持つ女性だ。そんな彼女の様子が今日おかしかった、と秀子は御手洗たちに語る。雨を見たことによるショックで倒れて救急車で病院に運ばれた、というのだ。しかも息子夫婦はそばにいたのに救急車に同乗しなかったらしい。秀子の話を聞き、御手洗は大事件のにおいを嗅ぎ取る。

     ということで本作は、何十億の価値があるかもしれないセント・ニコラスのダイヤモンドの靴をめぐって二転三転する中で、意外なラストへと向かっていく作品になっています。今年もクリスマスが近付いてきていますが、本書はそんな時期にぴったりな一冊。世の中は決して良いことばかりではないけれど、同時に悪いことばかりではない、と解き明かされた謎の先に立ち上がる優しい奇跡に、心地良い余韻が残る作品でした。

  • なくなったダイヤモンドの靴を巡る話。
    トリック云々ではなく、全体的な雰囲気を楽しむものなのかな。

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著者プロフィール

1948年広島県福山市生まれ。武蔵野美術大学卒。1981年『占星術殺人事件』で衝撃のデビューを果たして以来、『斜め屋敷の犯罪』『異邦の騎士』など50作以上に登場する探偵・御手洗潔シリーズや、『奇想、天を動かす』などの刑事・吉敷竹史シリーズで圧倒的な人気を博す。2008年、日本ミステリー文学大賞を受賞。また「島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」や「本格ミステリー『ベテラン新人』発掘プロジェクト」、台湾にて中国語による「金車・島田荘司推理小説賞」の選考委員を務めるなど、国境を越えた新しい才能の発掘と育成に尽力。日本の本格ミステリーの海外への翻訳や紹介にも積極的に取り組んでいる。

「2023年 『ローズマリーのあまき香り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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