セント・ニコラスの、ダイヤモンドの靴: 名探偵 御手洗潔 (新潮文庫nex)
- 新潮社 (2015年9月27日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101800479
感想・レビュー・書評
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冒頭にエカテリーナ二世の凄まじい生涯と、彼女から榎本武揚に贈られたダイヤモンドで飾られた靴の話があって、いきなり目くらましを食らわされる。一体どんな凄い事件なのだろうかと思ったが、何だか一杯食わされた感じである。はっきりいってちんけな犯罪である。トリックも大したことはない。が、最後まで読まされてしまった。一つには、登場人物のそれなりの面白さがあることである。それに、誘拐された美紀という女の子の可愛さとこの子への御手洗潔と石岡の優しさがいいのだ。
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サンタクロースがそんなやつとは知らなかったな
貧乏人を差別するとはな、弱い者の味方セント・ニコラスもなんて堕落したんだ -
女の子と御手洗・石岡のふれあいが心温まる。
女の子の父親に対する御手洗のおちょくりは見物。 -
登場人物がつかめず、序盤に苦戦
途中からはすらすら読めた -
【収録作品】セント・ニコラスのダイヤモンドの靴/シアルヴィ館のクリスマス
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最近、ガッツリミステリーらしいミステリーを読んでないなぁ~と思い、これを機に中々手に取れずにいた島田荘司作品にチャレンジ、遂に私も御手洗シリーズデビューだわと勇んで読み始めました。
もっと新本格ロジックバリバリの小難しい話を期待していたのですが、意外にも読み易い謎解き話(あちこちに薀蓄はありますが)でちょっと肩透かし感。御手洗さんと石岡くんはホームズとワトソンを彷彿とさせるキャラクターで彼等の掛け合いは興味深かったです。
長いシリーズ物なので気長にゆっくり読んでいこうかなぁ。 -
いつも通りの御大節が効いてる作品。御大の作品の中ではすらすら軽めに読める作品。
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なくなったダイヤモンドの靴を巡る話。
トリック云々ではなく、全体的な雰囲気を楽しむものなのかな。